タイムパトロール (藤子・F・不二雄)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タイムパトロールは、藤子・F・不二雄の漫画作品『T・Pぼん』や『ドラえもん』に登場する組織。
24世紀のメガロポリスに本部を持ち、各時代に調査隊を派遣している。また、時空間(タイムマシンの走行する空間)のパトロールもしている。
目次 |
[編集] 『T・Pぼん』と『ドラえもん』とでの設定の差異
航時法を護ることを義務付けられた組織であることは変わらない。
しかし、『T・Pぼん』が歴史に関わらない人間の救命を目的としているのに対し、『ドラえもん』では航時法を犯した犯罪者(時間犯罪者)を捕らえるのを主な仕事としている。
また、『T・Pぼん』では、過去の人間にタイムマシンやタイムパトロールの存在を知られる事を極端に嫌っている(知られた場合は、「記憶を消す」「歴史を変えてその存在自体を抹消する(生まれてこなかったことにする)」「タイムパトロールの隊員にする」などの手段を取ろうとする)が、『ドラえもん』では、ドラえもんなどのお助けロボットの存在自体がタイムマシンの存在を過去の人間に教えてしまうため、そういったことには関与していないと思われる。
[編集] 『ドラえもん』における登場
[編集] 本編における登場
- 『未来世界の怪人』(てんとう虫コミックス4巻)
- 現代へ逃げてきた、宇宙ロケット強盗犯を逮捕する。
- 『石器時代のホテル』(てんとう虫コミックス38巻)
- 2万年前の世界でサーベルタイガーに襲われたドラえもんたちを助け、現代へと送り返す。
[編集] 大長編における登場
- 『ドラえもん のび太の恐竜』/『ドラえもん のび太の恐竜2006』
- ドルマンスタインとそれに雇われた恐竜ハンター(時間犯罪者の一種)の陰謀を阻止するために、その時代へ乗り込む。
- 担当声優は、1980年版では隊長が加藤正之、隊員が井上和彦、宮村義人。2006年版では隊員にスキマスイッチ(大橋卓弥と常田真太郎)、長官に劇団ひとり。
- 『ドラえもん のび太の日本誕生』
- ギガゾンビという時間犯罪者の陰謀を阻止するために、その時代へ乗り込む。時空間が歪んでおり、仲間を呼びにくい状況であったが、隊員(声:橋本晃一)がのび太たちに接触しその行動の手助けをする。この際、ギガゾンビに警戒されないため、隠密行動と言う形でマンモスに変装してアジトを探す。物語のラスト、その時代(7万年前及び現代)にいてはいけない動物(22世紀では、空想動物サファリパーク内などで確認することができるが、その当時では架空動物)であるグリ(グリフォン)・ドラコ(ドラゴン)・ペガ(ペガサス)をのび太から引き受ける。
- 『ドラえもん のび太の創世日記』
- 時間を自由に飛び回る昆虫人(別の地球の知的生命体であり、航時法を知らないため時間犯罪者とは呼べない存在)を追うが、時空間の支流(歴史の分かれ目)に逃げられてしまう。
- なお、時空間で検問も行なっており、自分の夏休みの自由研究を先取りするために未来(新学期の初め)に向かったのび太を止め、時間旅行の目的・出発した時代・向かう時代・名前・住所・学校名などを矢継ぎ早に質問していた。
- 担当声優は秋元羊介、掛川裕彦。
- 『ドラえもん のび太の南海大冒険』
- Mr.キャッシュとDr.クロンという時間犯罪者の手によって、17世紀に存在するアジトに来られないように細工をされてしまうが、のび太たちの活躍によってその時代に来ることができ、陰謀を阻止する。イルカの隊員が登場という珍しい作品でもある。
- 『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』
- ある時間犯罪者の陰謀を阻止するために、その時代へ乗り込む。
[編集] ドラミシリーズとザ・ドラえもんズシリーズにおける登場
- 『2112年 ドラえもん誕生』
- 捕らえていた時間犯罪者(ドルマンスタイン)を逃してしまい、ドラえもんの協力で再逮捕する。そのお礼として特別製のミニドラ(ドラえもん同様に耳の無いミニドラ)をプレゼントする。また、ドラ・ザ・キッドのその早撃ちの腕を見込み、採用のボタンを押すシーンも見られる。
[編集] テレビアニメオリジナルにおける登場
- 『のび太を愛した美少女』
- 2009年6月26日に放送された1時間スペシャル内の作品。『ターミネーター』のパロディ作品にもなっている。
[編集] ドラ・ザ・キッド
『2112年 ドラえもん誕生』においてドラえもんズの一人ドラ・ザ・キッドが、タイムパトロールの要請を受けている。
このことから、西部の星などの22世紀ではなく西部開拓時代のアメリカ西部の保安官補佐などとして登場する場合、タイムパトロールも兼ねていると設定されることがある。