ソーティ

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ソーティ (Sortie) とは、後方の拠点から航空機艦艇、もしくは部隊といった単一の軍事ユニットを展開または派遣する事を意味する軍事用語である。1機だけの航空機、または複数機による飛行隊や、1艦だけの艦艇、または複数艦から成る艦隊のいずれであろうと、ソーティは通常、特定の1つの任務だけを持つ。

この用語は、動詞なら末尾が"-ir"となり、動名詞なら"-ant"という末尾になるフランス語第三群動詞の過去分詞、特別な目的を持って「出発する」または「出てゆく」というsortir'から借りてきたものである。 英語では公共の場所から出て行くことを意味するのに普通は"Exit"を用いるが、フランス語では"Sortie"を使う。

攻城戦[編集]

攻城戦では「ソーティ」が、または戦闘部隊が、守備位置から突然、敵に向かって出撃することで、守備側が包囲側に対して送り出すことができる。 ソーティがサリーポート(sally port、出撃門)を通過することは、"to sortie"や"to sally"と呼ばれる。

航空戦[編集]

航空戦では、個別に存在する機械の使用全般を示すのに用いられ、例えば、1つの作戦に6機の航空機が用いられれば、6ソーティと数えられる。

軍用機でのこの用語は、海軍で用いられたのが始まりである。フランス語の"sortie"は、まさに"exit"を意味する。これは、乗機や艦が空母や泊地から遠く離れた時に、短時間の戦闘という意味で生み出されたものである。

宇宙飛行[編集]

宇宙飛行では、特にNASAコンステレーション計画での"sortie"という言葉が、オリオン宇宙船による、月までや太陽-地球系のラグランジュ点 L2までといった飛行のような、低地球軌道 (LEO) の流れを越える飛行のために生み出された。 NASAにより1968年から1972年まで行われたアポロ計画での、9回のそのような軌道まで、または月までの飛行においても、この用語が使われたことはない。