ソンソン

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ソンソン
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
ファミリーコンピュータ[FC]
iアプリ
EZアプリ(BREW)
Wiiバーチャルコンソールアーケード)[VCA]
開発元 [AC]カプコン
[FC]マイクロニクス
発売元 カプコン
人数 1~2人(同時)
メディア [FC]:320Kbitカセット
発売日 [AC]:1984年7月
[FC]:1986年2月8日
iアプリ:2005年6月2日
EZアプリ(BREW):2005年11月10日
[VCA]:2010年9月7日
対象年齢 [VCA]:CERO:A(全年齢対象)
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ソンソン』は1984年カプコンから発売されたアーケードゲーム。『西遊記』の日本版絵本に着想を得た作品で、プレイヤー1がソンソン(サル)、プレイヤー2がトントン(ブタ)を操作して協力プレイできるのが特徴。主人公ソンソンは孫悟空の孫(孫孫=ソンソン)という設定だが、他のキャラクターについては不明(トントンのビジュアルモチーフは絵本版の猪八戒)。

概要[編集]

4方向レバーで自機を操作、1ボタンでショットを撃ち敵を倒して進んで行く。フィールドが全て6段に分かれているため、自機の移動は左右は自由に行えるが上下の移動は段ごとにしか行えない。画面上に出現する敵は、全て自機の弾で消滅させることが可能なので、とにかく連射することが攻略の要となる。

マップの特定の場所を通過すると生えてくる隠れキャラクター「竹の子」は、『ゼビウス』に登場する隠れキャラクター「ソル」のオマージュである。

敵キャラクター[編集]

  • デク - 石地蔵。6体が1グループ。歩行と上下移動で主人公を追いかけてくる。資料によっては”兵馬俑”と表記されているのもある。
  • ラニア - ピラニア。4匹が1グループ。画面下から二次曲線を描くようにジャンプしてくる。
  • アンブレ - コウモリ。4匹が1グループ。サインカーブを描いて飛行。上下の頂点で減速する時が狙い目だが、難易度が上がると1匹だけ別の軌道を飛んで来ることもある。
  • ブリガン - 山賊。6体が1グループ。基本的にデクと同じ動きだが、槍(射程は主人公の弾と同じ。相殺可能)を投げてくる。すぐ逃げるので全滅は難しい。
  • スピンスカル - ドクロの絵が描かれた円盤。スクロールに同期して流れていく障害物で、5発で破壊可能。難易度が上がると、スクロールに逆らって動くこともある。
  • ウォールスカル - 砦を守る障害物。5発で破壊可能。
  • チェン - 砦の守り手で、爆弾(相殺可能)を投げてくる。
  • 赤次郎 - 赤トンボ。4匹で1グループ。直進して一時停止(縦一列に並ぶが、同じ段に重なることも)した後、主人公に突撃してくる。
  • 青次郎 - 青トンボ。8匹で1グループ。時計回りにグルグル回転している。
  • ムサシ - 蜂。2匹で登場。曲線を描いて飛び、一時停止した後、再び主人公を狙って曲線飛行を繰り返す。
  • 魔人 - 赤、青、緑の3体で登場。耐久力5発の楯を持ち、斧(相殺可能)を投げつけてくる。いわゆる中ボス。

ボーナスアイテム[編集]

  • スモールフーズ - 場所と種類は完全固定。スコアは10〜100点で、同じ得点のものが2種類ずつ、計20種類ある。先の面に進むほど、高得点のものが出現しやすい。
  • ジャンボフーズ - スモールフーズを6つ取るごとに出現。10種類あり、スコアは1000〜10000点。取得したスモールフーズの平均点の約100倍のものが出現する(2周目以降は、レートが上昇)。
  • POW - 特定の場所、もしくはジャンボフーズを8つ取るごとに出現。画面上の敵全てをジャンボフーズに変える。
  • 竹の子 - 特定の場所を通過すると生えてくる。出現させると500点。取ると1000点。生えてくる途中に取ると2000点。
  • エリマキトカゲ - ジャンボフーズを取り逃すと出現。画面左端から右端まで走り去り、取り逃したフーズの約半分の得点のフーズに変わる。例外的に、ジャンボイチゴ(10000点)を取り逃がした場合のみミソラ(雲雀)が出現し、ショートケーキ(5000点)に変わる。
  • ヤシチ - 砦を20秒以内に陥落させると出現。
  • ありがたいお経 - 最終エリアで、お釈迦様から手に入れることができる。

開発秘話[編集]

以下は、『ゲームセンターCX』のクリエイターインタビューのコーナー内で、開発の岡本吉起が出演の際にコメントした開発裏話。

西遊記をモチーフにした理由
猿を主人公というよりは、ヨーロッパなど海外でキャラ的に受け入られやすい豚を引っかけたのと、日本国内でウケそうなのは猿だろうということから、豚と猿で西遊記がモチーフになったとのこと。これは当時起業したばかりで販売能力の弱かったカプコンの事情を考慮して、少しでも市場で売りやすいようにという販売戦略によるもの。
POWと弥七
カプコン創業初期のゲームによくPOWと弥七が登場するのは、当時の開発の藤原得郎が、創業間もなかったカプコンをいち早く広く世間に認知させるべく、ゲーム中に一目でプレイヤーにカプコンだとわかる共通したキャラクターが必要だという判断から、全てのカプコンのゲームにPOWと弥七を出そうというブランディング戦略から行われていた。ナムコゲームにおける「スペシャルフラッグ」を目指したもの。
マップデザイン
容量の関係で、当初設定されたマップが入り切らなかった為、一部のマップが省略されている。あまり登場しないフーズや、有効利用しにくい場所にPOWが置かれている場合があるのは、そのせいである。

移植作品[編集]

ファミリーコンピュータ
1986年2月8日任天堂ファミリーコンピュータに移植された。
PlayStationセガサターン
1998年10月15日発売の『カプコンジェネレーション 第3集』に収録。
PlayStation 2版、PlayStation Portable
カプコン クラシックス コレクション』に収録されている。前者は2006年3月2日発売、後者は2006年9月7日発売。
アプリ版
カプコンの携帯サイトからダウンロード可能。オリジナル版では三蔵と共にさらわれていた河童のスイスイが新しくプレイヤーキャラクターとして追加された。
ソンソンがバランス型、トントンがパワー型、スイスイがスピード型とそれぞれ異なった性能を持つようになった。

続編[編集]

ソンソン2
1989年NECアベニューよりPCエンジン用ソフトとして発売された本作の続編。ゲーム内容はアーケードゲームの『ブラックドラゴン』をベースに全編を西遊記の世界観に変更したアレンジ移植であるため、キャラクター名はソンソンやトントンではなく孫悟空や猪八戒などになっている。なお、発売はNECアベニューだが開発はカプコン側が行っている。

関連作品[編集]

春麗ステージの背景のオブジェでソンソンがキン斗雲に乗って飛んでいる。
カプコン代表として新規に描き起こされたキャラクター「ソンソン」は、本作のソンソンのさらに孫という設定の女の子である。

外部リンク[編集]