ソラニン (漫画)

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ソラニン』は浅野いにおによる日本青年漫画作品、および、2010年に実写化された映画。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONによる同映画の主題歌については、ソラニン (曲)を参照。

目次

[編集] 概要

2005年から2006年まで『週刊ヤングサンデー』にて連載された、種田成男井上芽衣子の小さな恋や人間模様を描いた作品である。単行本は全2巻。単行本の売り上げは50万部を超えており、2009年にはアイズナー賞の候補に選ばれた[1]

2010年に実写映画化された。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


[編集] ストーリー

社会人2年目の井上芽衣子は、将来に希望を感じられずにいた。社会や大人に対し不平不満がありつつ、しかしどうすればいいのかわからないまま、ついに勢いで会社を辞めてしまう。

芽衣子の同棲相手であり恋人の種田成男は、大学時代のバンド仲間である加藤、ビリーと定期的に会い、デザイン事務所のアルバイトの合間を縫ってバンド活動を細々と続けていた。喧嘩し、互いに励まし合いながら、先の見えない生活を続けていく芽衣子と種田。やがて、自身の音楽の才能は平凡と言い張り、逃げの姿勢である種田に対し芽衣子は苛立ちを隠せなくなり「バンドをやってほしい」と自分の思いをぶつける。その芽衣子の一言から種田はアルバイトを辞め、再びバンド活動に熱を入れることを決めた。そして加藤、ビリーらに声をかけ、自身の新曲である「ソラニン」をレコーディングする。

そのデモCDを送ったレコード会社のうち1社から反応があり、種田、芽衣子、ビリーの3人は会社を訪れ冴木という人物に会う。話の内容は、これからアーティスト活動で売りに出す新人グラビアアイドルのバックバンドの依頼だった。

冴木を前に黙っている種田の気持ちを代弁するかのように、芽衣子はその話を断った。以降デモCDの反応はなく、夏が過ぎ去り秋が訪れようとしていた頃、種田は芽衣子に対し突然別れ話を持ち出す。その場は和解したものの、種田は散歩に行くと言ったきり帰って来なかった。種田から連絡があったのは5日後で、彼は以前辞めたデザイン事務所でもう一度働き始めた事、そしてこれまでの思いを芽衣子に伝える。「これからは2人で幸せになろう」と、互いの思いを再確認した帰り道、種田は交通事故で他界してしまう。

それから2か月、芽衣子は心にぽっかりと穴が空いてしまったようであった。そんな中、種田の父親が芽衣子の元を訪れる。自分を責め続けている芽衣子に対し、種田の父は「彼を忘れないでやって欲しい」という事、そして「彼が居た事を証明し続けるのが、あなたの役割なのかもしれない」と言い残す。その言葉を聞き、芽衣子は種田のギターを手に取る。

[編集] 登場人物

井上芽衣子(いのうえ めいこ)
秋田県出身。東京の片隅で恋人である種田成男と同棲している。種田とは付き合って6年目、同棲は1年。OA機器メーカーに勤めるOL2年目であったが、限界を感じ辞めてしまう。種田からは「芽衣子さん」もしくは「芽衣子」と呼ばれる。
種田成男(たねだ なるお)
福岡から上京してきた。新聞社の下請けの会社でバイトをしている。井上芽衣子と6年間交際しており、芽衣子から「種田」と呼ばれている。収入が少ないため芽衣子と同棲している。バイク事故で急死。
ギターボーカル担当で使用楽器はフェンダー社のムスタング
加藤賢一(かとう けんいち)
大学6年生。通称「加藤」「デブ」。小谷を4年間も口説き続けて付き合うことができた。
ベース担当で使用楽器はフェンダー社のプレシジョンベース
山田二郎(やまだ じろう)
通称「ビリー」。この呼び名は小学生時代、体育の跳び箱でズボンが「ビリッ!」と裂けたことに由来する。
実家の薬局で働いている。彼女はいない。芽衣子の事が好き。
ドラム担当。
小谷アイ(こたに あい)
加藤の彼女。種田たちより1つ先輩である。靴屋の店員をしている。加藤をビール瓶で殴る等かなり大胆である。芽衣子の良き相談相手でもあり、面倒見がとてもいい。
芽衣子の母
同窓会のため秋田から突然、芽衣子の家にやってきた。会社を退職した芽衣子に対し怒鳴ってしまう。
鮎川律子(あゆかわ りつこ)
大学1年生で加藤から「サバ川」と呼ばれている。加藤に最初は軽い気持ちでギターを持ったと嘘をつくが、本当はたくさんの人に自分の歌を聴いて欲しい事をすぐに自白する。加藤によく相談をする。後に、レコード会社の新人発掘オーディションに入賞する。
冴木隆太郎(さえき りゅうたろう)
熊谷ミュージックレコード新人開発部で働いている。デモCDを送った種田に対し、「今日限りで歌うことは一切忘れてくれ」と告げ、新人アイドルのバックバンドを組ませようとしている。5年前に解散した「QOONELDAS」のメンバーだと種田に見抜かれる。
種田の父
種田の荷物を取りに芽衣子の家にやってくる。芽衣子曰く「雰囲気が種田に似ている」。
大橋(おおはし)
花屋でバイトしている。芽衣子に恋心を抱いてしまう。
芽衣子をバイクで送迎したり、距離は少し近づいている。
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[編集] 映画

ソラニン
監督 三木孝浩
脚本 高橋泉
製作 アスミック・エース エンタテインメント
製作総指揮 豊島雅郎
出演者 宮崎あおい
高良健吾
桐谷健太
近藤洋一
伊藤歩
音楽 ent
主題歌 ASIAN KUNG-FU GENERATIONソラニン
編集 上野聡一
配給 アスミック・エース エンタテインメント
公開 2010年4月3日
上映時間 126分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 未発表
allcinema
キネマ旬報
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『ソラニン』は、三木孝浩が監督を務めた2010年公開の日本の映画。浅野いにおによって2005年から2006年まで『週刊ヤングサンデー』にて連載された同名の漫画を原作としている。映画化は、漫画の連載が既に終わっていた2007年に週刊ヤングサンデー誌上で公表された。その後しばらく進展・追加発表はなかったが、2009年春にアスミック・エース エンタテインメント制作、三木孝浩監督、宮崎あおい高良健吾のダブル主演で実写映画化されることが発表され、公開された。

作中に歌詞のみ登場する楽曲「ソラニン」は、新たにASIAN KUNG-FU GENERATIONがメロディをつけ、宮崎あおい、高良健吾に提供。エンディングテーマには、以前ASIAN KUNG-FU GENERATIONが制作した楽曲「ムスタング」のリミックス・バージョン「ムスタング(mix for 芽衣子)」が使用された[2]。また、劇中音楽はストレイテナーのVo.であるホリエアツシのソロプロジェクト「ent」[1]が担当した。

2010年9月3日発売の『ソラニン メモリアル・エディション』は9月3日付オリコンDVD映画週間ランキングで第1位となる好セールスとなっている。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] ソフト化

  • ソラニン スタンダード・エディションDVD(1枚組/発売元:アスミック、小学館 / 販売元:TCエンタテインメント
  • ソラニン メモリアル・エディションDVD(2枚組・初回限定生産/発売元:アスミック、小学館 / 販売元:TCエンタテインメント
  • ソラニン ブルーレイ(1枚組・メモリアル・エディションの映像特典を全て収録/発売元:アスミック、小学館 / 販売元:TCエンタテインメント

[編集] エピソード

  • タイトルの「ソラニン」は、作者が当時交際していた彼女が『アジカンの新しいアルバム、ソラニンって言うんだって』という一言がきっかけであったとのこと。ただし、実際に出たアルバムは『ルファ』であった。「ソラニン」の音感が気に入ったのと、意味を調べたらじゃかいもの芽の毒のことであったことも気に入りタイトルにした。[3]

[編集] 書籍情報

  1. ISBN 978-4091533210
  2. ISBN 978-4091510761
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[編集] 脚注

[編集] 外部リンク

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