ソウル20人連続殺人事件

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ソウル20人連続殺事件
場所 大韓民国の旗 韓国
日付 2003年 - 2004年
死亡者 20人
犯人 ユ・ヨンチョル
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ソウル20人連続殺人事件(ソウル20にんれんぞくさつじんじけん)は、2003年9月から2004年7月にかけて大韓民国ソウル特別市で発生した連続殺人事件。

事件の概要[編集]

2003年9月24日、ソウル特別市江南区新沙洞で大学名誉教授夫妻が殺害された。その後、2004年7月に犯人逮捕されるまで、主に富裕層高齢者風俗嬢の合計20人が殺害された。

犯人[編集]

ユ・ヨンチョル
Yoo Young-chul
유영철
個人情報
別名 レインコートキラー
生誕 (1970-04-18) 1970年4月18日(54歳)
大韓民国の旗 韓国·全羅北道高敞郡
殺人
犠牲者数 20人
犯行期間 2003年9月–2004年7月
大韓民国の旗 韓国
逮捕日 2004年7月15日
司法上処分
刑罰 死刑
有罪判決 殺人罪
判決 死刑
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ユ・ヨンチョル
各種表記
ハングル 유영철
漢字 柳永哲
発音: ユ・ヨンチョル
ローマ字 Yoo Young-chul
2000年式
MR式
Yu Yeong(-)cheol
Yu Yŏngch'ŏl
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犯人のユ・ヨンチョルは韓国の殺人犯であり人肉愛好家でもある。21人の殺害を認めているが、その内の1件は証拠不十分で不起訴になっている。犠牲者の死体は3体は燃やし、少なくとも11体は解体し、その内幾つか内臓を食べたことを自白している。

ヨンチョルはテレビ番組で事件の動機について「女はふしだらであるべきではなく、金持ちは自分たちの所業を知るべきだ」と述べている。

ヨンチョルは韓国全羅北道生まれの男で中学1年生の時(14歳)に父を亡くし、中学卒業後は工業高校に進学したが、高校2年生の時に窃盗事件を起こして少年院送致となり高校を中退、それ以来転落人生を歩むことになった。その後、21歳の時に風俗嬢の女性と結婚したが、結婚後も窃盗性犯罪を繰り返し、合計11年間を刑務所で送った。2002年5月に、妻はヨンチョルに愛想が尽き、離婚訴訟を申し立てて離婚に踏み切った。後年、ヨンチョルが風俗嬢をターゲットにしたのは、(風俗嬢だった)妻に対する当て付けの意味もあった。

逮捕後の捜査と裁判[編集]

逮捕後、犯人は合計26人を殺害したと供述し、当局は最終的に21人の殺害について起訴したが、その内の1人は後に別の連続殺人事件(ソウル西南部連続殺人事件)の犯人の仕業であることが明らかになった。2004年12月13日、ソウル中央地方法院はヨンチョルに死刑を言い渡した。そして翌2005年6月に死刑が確定した。

尚、ヨンチョルは2004年1月に窃盗の微罪で逮捕されていたが、この時は2日後に釈放されている。

参考文献[編集]

  • 菅野朋子「韓国 KOREA 黒い「ヨン様」――21人連続殺人魔ユ・ヨンチョルの告白」『新潮45』第23巻(第11号) (通号 271)、新潮社、2004年11月、70-75頁。 

関連項目[編集]