センダスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

センダスト(Sendust)は、ケイ素アルミニウムからなる合金(Fe-Si-Al合金)である。

概説[編集]

1932年に、東北大学金属材料研究所増本量博士らが発明した。[1]

飽和磁束密度透磁率が高く、鉄損が小さく、耐摩耗性に優れている。磁気ヘッドなどに用いられる。

成分の例は Fe-9.5%Si-5.5%Alである。この組成領域の近傍で、磁歪定数磁気異方性定数がともにほぼ0となる。そのため、高い透磁率と低い保磁力が得られる。金属間化合物としての性格が強く(Fe3SiとFe3Alの混晶)、硬く脆いため加工は困難であるが、粉砕して粉末にすることは容易である。

合金の名称は仙台Sendai)で発明されたこと、および圧粉磁心Dust Core)用材料として用いられたことからきている。事業化するために、東北金属工業株式会社(現・NECトーキン)が設立されている。

関連項目[編集]

  1. ^ http://books.google.ru/books?id=Psx5t26U1SYC&pg=PA320&lpg=PA320&dq=1932+sendust&source=bl&ots=OTQ0k8KXdO&sig=LGw9Tg0PATNnF3lS3QmDDSrhkXw&hl=ru&sa=X&ei=ABVEVJzOEoP8ygOUgILIAw&ved=0CDQQ6AEwAw#v=onepage&q=1932%20sendust&f=false