セルゲイ・コバレフ

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セルゲイ・コバレフ
Sergey Kovalev-crop.jpg
基本情報
本名 セルゲイ・コバレフ
通称 Krusher(破壊者)
階級 ライトヘビー級
身長 183cm
リーチ 184cm
国籍 ロシアの旗 ロシア
誕生日 1983年4月2日(31歳)
出身地 チェリャビンスク州コペイースク
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 26
勝ち 25
KO勝ち 23
敗け 0
引き分け 1
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セルゲイ・コバレフSergey Kovalev1983年4月2日 - )は、ロシアプロボクサーチェリャビンスク州コペイースク出身。第8代WBO世界ライトヘビー級王者。88%の高いKO率誇り、KO勝利23のうち21が初回から4回までに終わっている。愛称は破壊者の意味を持つKrusher。現在はアメリカフロリダ州フォートローダーデール に活動拠点がある。多彩なフックとブローで相手を痛めつけて一気に畳み掛ける速攻型の選手。メインイベント社所属。世界王者になって防衛戦でよく登場するアトランティックシティでは絶大な人気を誇る。

来歴[編集]

2009年7月5日、アメリカでプロデビューを行う。結果は初回55秒TKO勝ち。右フックを多用しダウンを奪うとレフェリーが試合を止めた。

2010年6月19日、ハーリー・キフランとの対戦。初回から一方的に打ちまくったコバレフは2回に6度のダウンを奪いTKOで勝利した。

2010年10月9日、アドニス・ステベンソンに番狂わせのTKO勝ちをしたことがあるダーネル・ボーンと対戦した。互角にラウンドを取り合い2-1(76-75が2者、75-76)で判定勝ち。最後の8回を取っていなければボーンに敗れる展開だった。この試合ではストップ寸前に追い詰められる展開が多く、初めて苦戦を味わった。

2010年12月15日、プロデビューして初めての母国で凱旋試合。カレン・アヴェティスヤンと対戦し、6回判定勝ち。母国のファンに久々の勇姿を見せつけた。

2011年7月29日、ダグラス・オティエノ・オコラ(ケニア)と空位のNABAアメリカライトヘビー級王座を賭け対戦した。この試合がアメリカデビューだったオコラを攻め、最後は右フックで試合を決め、2回2分39秒KO勝ちで、王座獲得に成功した。

2011年8月27日、グローヴァー・ヤングと対戦。コバレフのパンチが後頭部に入ってしまいヤングが試合を続けることが出来なくなる、結果は規定によって引き分けに終わり、全勝が途切れた。

2011年12月5日、1年振りの母国での試合。ケメロヴォ州ケメロヴォにて、ABCOライトヘビー級王者ローマン・シマコフと対戦した。試合は序盤からコバレフ有利の展開で進み、シマコフが時々反撃を見せるがコバレフの強烈なパンチを正確に当て一方的な試合となっていき6回にダウンを奪う。7回ダメージが大きく蓄積されているシマコフに連打を浴びせてダウンを奪ったところでレフェリーが試合を止めた。この試合の勝利で王座獲得とWBCでのランカー入りを果たした。試合後リングから担架で運び出される時には意識があったが、その後に意識を失い急遽病院に搬送。開頭手術の甲斐なく、意識を回復しないままシマコフは3日後の12月8日に死亡した[1][2]

2012年6月1日、ダーネル・ボーンと再戦。前回は初めての大苦戦を演じたコバレフだったが、2回ダメージがみえるボーンにパンチをまとめ右ストレートを入れたところでレフェリーが割って入り試合を止め、再戦に決着がついた。

2013年1月19日、元WBA世界ライトヘビー級王者ガブリエル・カンピージョと対戦し一方的に打ちまくり3回に立て続けに3度ダウンを奪い3ダウンルール適用でストップ。3回1分30秒TKO勝ちを収め世界挑戦に弾みをつける1勝になった。

2013年6月14日、コーネリアス・ホワイトIBF世界ライトヘビー級1位決定戦を行い、序盤は攻めあぐね手探りの偵察戦だったが、3回にホワイトから3度ダウンを奪い、3回1分42秒TKO勝ちを収めIBF世界ライトヘビー級1位の座を獲得した。同日にIBF世界ライトヘビー級王者バーナード・ホプキンスの初防衛戦が中止になったこともあり、ホプキンスへの挑戦に意欲を見せた[3]

2013年8月17日、イギリスウェールズカーディフモーターポイント・アリーナ・カーディフで世界初挑戦。26戦無敗のWBO世界ライトヘビー級王者ネイサン・クレバリーと対戦した。2回右目の上とカットしたコバレフだったが、3回に2回続けてダウンを奪う。4回ダウンを奪うと最後はレフェリーがカウントせずに救い出すようにストップし、ようやく王座獲得に成功した[4]

2013年11月30日、カナダケベック・シティのコリシー・デ・ケベックにて、アドニス・ステベンソントニー・ベリューの前座でWBO世界ライトヘビー級15位のイスマエル・シラク(ウクライナ=アメリカ)と対戦し2回にダウンを奪い最後は左右フックを追加するとシラクはロープ付近に頭からダウンして失神しレフェリーは即座にノーカウントストップ。2回52秒KO勝ちを収め初防衛に成功した[5]

2014年3月29日、ニュージャージー州アトランティックシティボードウォーク・ホール・ダンスホールでWBO世界ライトヘビー級15位でUSBA全米ライトヘビー級王者セドリック・アグリューと対戦し、2回と6回にダウンを奪い、最後はボディフックで悶絶させてレフェリーがカウントアウト。7回58秒KO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[6]

2014年8月2日、アトランティックシティのレベル・アトランティックシティで元IBO世界ライトヘビー級王者でWBO世界ライトヘビー級10位のブレイク・カパレロと対戦。初回にダウンを奪われるが、2回に3度ダウンを奪い返してレフェリーが3ダウンルール適用でストップ。2回1分47秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[7]

2014年8月20日、WBOは最新ランキングを発表し、上述のカパレロ戦のTKO勝利を評価し、コバレフはWBOの8月度の月間MVPに選ばれた[8]

2014年11月8日、コバレフのホームでもあるボードウォーク・ホールWBAIBF世界ライトヘビー級スーパー王者バーナード・ホプキンスとWBA・IBF・WBO世界ライトヘビー級王座統一戦を行う予定でWBOは4度目の防衛とWBAとIBF王座獲得を目指す[9]

獲得タイトル[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ロシアでリング禍 L・ヘビー級ランカーが死去 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年12月11日
  2. ^ Russian boxer dies after bout loss” (2011年12月9日). 2014年1月10日閲覧。
  3. ^ コバレフまた爆発 IBF1位決定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年6月15日
  4. ^ コバレフ、クレバーリーを撃沈 WBO・L・ヘビー級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年8月19日
  5. ^ コバレフ、2回でシラク轟沈 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月1日
  6. ^ コバレフ7回KO勝ち WBO・L・ヘビー級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月30日
  7. ^ コバレフがキャパレロを2回TKO、ホプキンス戦へ Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月3日
  8. ^ WBO最新ランク コバレフMVP、亀田興毅ら圏外へ Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月21日
  9. ^ トラウト連敗脱出、ホプキンスvsコバレフ11.8決定 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月23日

外部リンク[編集]

前王者
ネイサン・クレバリー
第8代WBO世界ライトヘビー級王者

2013年8月17日 - 現在

次王者
N/A