セドナ (アリゾナ州)

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セドナ
Sedona
セドナの夕焼け
セドナの夕焼け
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  アリゾナ州
  ヤヴァパイ郡, ココニノ郡
 市 セドナ
市長 Rob Adams
地理
面積  
  市域 48.2 km2 (18.6 mi2)
    陸上   48.2 km2 (18.6 mi2)
    水面   0.0 km2 (0.0 mi2)
標高 1,319 m (4,326 ft)
人口
人口 (2007年現在)
  市域 11,483人
    人口密度   211.6人/km2(548.0人/mi2
その他
等時帯 山岳部標準時 (UTC-7)
公式ウェブサイト : www.sedonaaz.gov

セドナSedona)は、アメリカ合衆国アリゾナ州中北部、州都フェニックスより北に向かい車で2時間の場所にある街。人口11,483人(2007年)。

概要[編集]

個性的な形をした赤い砂岩の岩山に囲まれた場所である。岩山には、「ベルロック」、「カセドラルロック」、「コーヒーポットロック」、「スヌーピーロック」などの愛称が付けられている。

古来、ネイティブ・アメリカンが聖なる場所(聖地)とあがめた場所だった[1]。ネイティブアメリカンのハバスパイ族はこの地に900年ほど前から棲んでいたという[1]。ハバスパイ族はこの地を「ウィー グァルコ ホル ホルバ wee gualko horu horuba」(=大地からブクブク泡立つ岩)と呼んでいる[1]。そして、この大地に立つだけで、先祖からエネルギーや波動を受け取れる、と考えていて[1]、この地に立つこと自体が重要な儀式なのだ、と考えている[1]

1876年白人が初めて入植。現在の都市名は町の初代郵便局長セオドア・カールトン・シュネブリーの妻セドナに由来する。 入植が始まっても、しばらくの間は、大きな街にはならなかった[1]。だが、1970年代にセドナは大きく変化した[1]。vortexの街として注目されたのがきっかけだった。既存の価値観に反発し、スピリチュアルな世界を信じる人々や、当時多かった「 hippie ヒッピー 」と呼ばれる人々が、vortexを求めて、大挙してこの地に押し寄せてきたのだった[1][2] このようにして、もともとネイティブアメリカンの聖地だった場所は、「スピリチュアルな街」になり、世界中から、国籍や宗教を超えて、人々を吸い寄せるようになったのである[1]

近年では、セドナにはvortex ボルテックスと呼ばれるパワースポットが10カ所ほどあるとされている[1]。セドナは「スピリチュアル」な場所、"癒しの町"として人気があり、年間に約400万人の観光客が訪れる観光地・保養地となっている。米国内や世界各地からスピリチュアルなことに興味がある人が訪れており、毎日のように、岩山の上などのvortexで瞑想会などが開かれている。

セドナの町にある店も、普通の観光地の店とは少し異なっており、店の看板には「psychic サイキック(超能力)」や「オーラ」などの文字が躍る[1]。「パワーストーン」(「力がある」とされる石)を売る店もあり、特に水晶を置いている店は多い(ただし、水晶はセドナ産というわけではなく、ブラジル産とのこと[1])。あちこちに「霊能力者」と名乗る人がいるという[1]。街のカフェレストランでは、人々は前世死後の世界のことを自然に語りあっている[1]ヒーリングの店もあって、日本で生まれたレイキのヒーリングをやっている店もあるという[1]

セドナのことを科学的に調査しようとする人はほとんどいないが[1]、セドナでvortexについて科学的に解明しようと、15年ほど前から、休日ごとにセドナのvortexを自主的に訪れては調べている技術者もいるという[1]。ベンジャミン・ロントリー、という男性である[1]。コイルなどを使った磁力計などで地面の磁力(地磁気)を計測しノートPCで解析し、また、同時に、地面に横たわる人などの脳波を測定し、地磁気と脳波の相関関係を調べている[1]。なんでも、セドナは、他の土地よりも地磁気が強いという[1]。そして、「その地磁気が脳波に良い影響を与えている」とする説明が、ロントリー氏の今の仮説だという[1]。ロントリー氏が、セドナのことを調べるようになったきっかけは、娘二人を事故で亡くしたことで、失意の底にあったロントリーは、セドナに救いを求めてやってきて、やがてセドナの力について興味を持ち調べるようになったという[1]。ロントリー氏の説明によると、瞑想などをしたら、その後、感謝の気持ちをあらわすために、タバコの葉を木に備えるのがネイティブアメリカンの作法だという[1]

一度セドナを訪れると、魅せられてリピーターになる人も多いという[1]。そして移住してくる人も多いという。セドナの住民の7割はそうした移住者だという[1]

もともとヒーリングなどに興味がある人、他の地域では「変わった人」などと呼ばれてしまうような人が、この街にくるとまるで故郷に帰ってきたような気持ちになれ、移住してくることになる[1]

日本からは、飛行機を乗り継いで20時間ほどでたどりつく場所である[1]

ベルロック
カセドラルロック


パノラマビュー

その他[編集]

セドナのマクドナルド。景観保護のため外観は赤茶色のレンガ調で、「M」が通常の黄色ではなくターコイズブルーという珍しいデザインとなっている。

外部リンク[編集]


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa NHK、地デジ番組「世界一のパワースポット アメリカ セドナ」2014年10月16日放送
  2. ^ ニューエイジ運動」の記事も参照。