セザリー症候群

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セザリー症候群でみられるセザリー細胞。くびれの深い核を持った異型リンパ球である。

セザリー症候群(セザリーしょうこうぐん、: Sézary syndrome)は、皮膚の悪性リンパ腫の一種であり、全身が赤くなり痒みが出現し、発熱とリンパ節腫脹も伴う疾患。フランスの皮膚科医アルベール・セザリー (1880-1956) が報告した。

菌状息肉症と同じく、皮膚T細胞性リンパ腫に属する。本症が菌状息肉症の進行したものと考える説もあるが、菌状息肉症が全例セザリー症候群となるわけではない。末梢血中に出現する異常リンパ球はセザリー細胞と呼ばれる。

頻度[編集]

比較的まれ。年齢は60歳以上の高齢者が多い。

症状[編集]

紅皮症リンパ節腫大、末梢血異型リンパ球の出現がある。これをセザリー症候群の3主徴という。強い全身症状を伴わずに慢性的に経過することが多い。

診断[編集]

  • 病理検査:Pautrier微小膿瘍など。
  • 免疫染色
  • 血液検査:末梢血異型リンパ球の存在。

ただし、すべてのセザリー症候群でこれらがみられるわけではない。そのため、この診断の確定には、紅皮症に挙げられる疾患を除外する必要がある。

治療[編集]

ステロイド外用療法、PUVA療法(紫外線療法)、インターフェロン療法など。重症例では化学療法剤(抗がん剤)なども併用する。

予後[編集]

悪性腫瘍の分類ではあるが、他の腫瘍に比べ予後は悪くないとされている。