セサミン

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セサミン
識別情報
CAS登録番号 607-80-7
KEGG C10882
特性
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

セサミン (sesamin) はゴマリグナンに含まれる成分の一つ。日本、台湾、韓国などのアジアでの研究を中心に薬効が報告されている。モデル動物への投与実験では、コレステロール吸収の阻害[1]、抗がん効果[2]、アルコールや四塩化炭素による障害に対する防御効果[3]が日本の山田ら(サントリー)から最初に報告されている。また、田中らはさらに抗高血圧効果[4][5]を報告している。ヒトでは、台湾の王らのグループから被験者各20人を対象とした実験から肝機能向上が報告されている[6]。しかし、この実験は被験者数が限られていてしかも二重盲検法で行われていないため、現在、ヒトの健康に対してセサミンが有効であるかどうか、不確かである。 なお、セサミンの研究は食品業界との利益との結びつきが強いため、他の食品同様に利益相反問題があり、正確な有効性を把握しづらい問題点があり、有効性に関する情報の信憑性には注意を要する。


セサミンはごま油サンショウから分離する技術がサントリーによって最初に開発されている[要出典]

セサミンはピペリトール/セサミン合成酵素(CYP81Q1)が単独で触媒する2回のメチレンジオキシブリッジ形成反応によってピノレジノールからピペリトールを経て生成される。

脚注[編集]

  1. ^ Hirose et al. (1991) J Lipid Res 629-638
  2. ^ Hirose et al. Anticancer Res. 1992 Jul-Aug;12(4):1259-65.
  3. ^ Hirose et al. Anticancer Res. 1992 Jul-Aug;12(4):1259-65.
  4. ^ Matsumura et al. Biol Pharm Bull. 1995 Jul;18(7):1016-9.
  5. ^ Kita et al. Biol Pharm Bull. 1995 Jul;18(7):1016-9.
  6. ^ Chiu et al. Phytother Res. 2013 Mar;27(3):368-73.

外部リンク[編集]