セイントバラード

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セイントバラード
英字表記 Saint Ballado
品種 サラブレッド
性別
毛色 青鹿毛
生誕 1989年
死没 2002年10月20日(13歳没)
Halo
Ballade
生国 カナダの旗 カナダ
生産 Windfields Farm
馬主 Aaron U. Jones
調教師 Clint Goodrich(アメリカ)
競走成績
生涯成績 9戦4勝
獲得賞金 30万2820ドル
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セイントバラード (Saint Ballado) とはカナダ生産の競走馬種牡馬である。競走馬としてアメリカ重賞競走を2勝。種牡馬として2005年度北米リーディングサイアーを獲得している。

全姉に1980年度のカナダ年度代表馬およびエクリプス賞最優秀古牝馬のグローリアスソング (Glorious Song) 、全兄に1983年度エクリプス賞最優秀2歳牡馬のデヴィルズバッグ (Devil's Bag) がいる。

経歴[編集]

競走馬時代はアメリカで過ごす。デビューから一般戦を4戦2勝・2着2回とした後に、ケンタッキーダービーへの前哨戦としてジムビームステークス・ブルーグラスステークスへと出走したが、共に5着と敗れたため三冠路線を進むことを諦めた。代わりに裏路線へと向かい、出走したG3・G2競走をそれぞれ好タイムで連勝している。その後ハスケル招待ハンデキャップでG1競走に初出走、1番人気に支持されたが4着に敗れ、これを最後に競走馬を引退した。

良血馬とはいえ一流と呼ぶには足りない競走成績であったため、アメリカ最大の馬産地・ケンタッキー州ではなく東海岸フロリダ州で種牡馬となる。以降、その初年度産駒からフロリダダービー優勝馬で1997年の三冠路線で活躍したキャプテンボジット (Captain Bodgit) を輩出するなど、中堅種牡馬として一定の成功を収める。これにより1998年にはケンタッキー州の名門・テイラーメイドファームへの移動を果たした。しかし2002年10月、脊髄の病に冒され安楽死となり、同地ではわずか3世代の産駒しか残せなかった。

その死後、まず2004年にアシェイド (Ashade) がケンタッキーオークスコーチングクラブアメリカンオークスブリーダーズカップ・ディスタフなどに優勝し、エクリプス賞最優秀3歳牝馬を受賞。翌2005年には牡駒のセイントリアム (St. Liam) が中距離路線で活躍し、この年の年度代表馬に、またアシェイドも再び年度表彰を受け、この2頭の活躍によりセイントバラードは北米リーディングサイアーとなった。しかしその後、後継種牡馬として期待されたセイントリアムは不慮の事故により、1世代の産駒を残しただけで死亡している。

ヘイローは日本で種牡馬として大活躍していたサンデーサイレンスと同じであり、甥のシングスピールジャパンカップに優勝した翌年の1997年には、日本への導入が予定されていた。しかしアメリカで受けた予防接種のワクチン が日本の検疫条項に抵触したため、実現することはなかった。

主な産駒[編集]

※G1競走優勝馬のみ。

血統表[編集]

セイントバラード血統ヘイロー系 / Mahmoud4×4=12.50%、Blue Larkspur5*5×5=9.38%)

Halo 1969
黒鹿毛 アメリカ
Hail to Reason 1958
黒鹿毛 アメリカ
Turn-to Royal Charger
Source Sucree
Nothirdchance Blue Swords
Galla Colors
Cosmah 1953
鹿毛 アメリカ 
Cosmic Bomb Pharamond
Banish Fear
Almahmoud Mahmoud
Arbitrator

Ballade 1972
鹿毛 アメリカ
Herbager 1956
鹿毛 フランス
Vandale Plassy
Vanille
Fladgette Escamillo
Fidgette
Miss Swapsco 1965
鹿毛 アメリカ
Cohoes Mahmoud
Belle of Troy
Soaring Swaps
Skylarking F-No.12-c

父は米でリーディングサイアー2回。詳しくは同馬の項を参照。母は1992年度のカナダ最優秀繁殖牝馬を受賞しており、1980年代から1990年代を代表する名繁殖牝馬の1頭である。ヘイローとの間に生んだ4頭の産駒はいずれも繁殖馬としても優秀で、特にグローリアスソングはシングスピール、ラーイ (Rahy) 、グランドオペラといった名競走馬・種牡馬の母となっている。ほか、全姉弟の中で唯一不出走であったエンジェリックソング (Angelic Song)は日本でG3競走を2勝したレディバラードを産んでいる。祖母ミススワプスコもアッシュランドステークスに優勝した活躍馬であった。

参考文献[編集]

  • 日本中央競馬会優駿』2000年12月号 84-85頁「世界の名馬『世界的な名血を受け継ぐ - セイントバラード』」

外部リンク[編集]