セイム川

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セイム川
ブペル(クルスク州)を流れるセイム川
ブペル(クルスク州)を流れるセイム川
水系 ドニエプル川
延長 748 km
平均流量 99.6 m3/s m³/s
(合流点から105km上流)
流域面積 27,500 km²
水源 中央ロシア高地(ロシア)
水源の標高 -- m
河口・合流先 デスナ川
流域

ロシアの旗 ロシア

 ウクライナ
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セイム川(セイムがわ、ロシア語: Сейм, ウクライナ語: Сейм ; Seym もしくは Seim, Sejm)は、ロシアからウクライナへ流れる河川。ドニエプル川の支流、デスナ川の左支流で、最大の支流である。

ロシア・ベルゴロド州北端グブキン地区の、中央ロシア高地の南西麓に発する。クルスク州に入って州を東西に貫き、右岸(北岸)から流れるスヴァパ川(Свапа)と合流し、ウクライナのスームィ州に入る。スームィ州を横切った後、チェルニーヒウ州の東部でデスナ川に合流する。

川沿いの主な都市は、クルスククルチャトフルィリスク(以上クルスク州)、プティーウリ(スームィ州)、バトゥールィン(チェルニーヒウ州)。かつて、流域は中世から近世にかけてシヴェーリアポセミエと称し、中世にはシヴェーリア公国が置かれ、さらにプチヴリ公国ルィリスク公国クルスク公国が存在した。リトアニア大公国ポーランド王国モスクワ大公国が争奪し、17世紀から18世紀にかけてはコサック国家の北端となった。

流域はステップで、川は氾濫原の中を激しく蛇行しながら進んでいる。沿岸には魚や鳥などの動物や植物が数多くみられる。

ドニエプル川流域