ズミ

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ズミ
Malus toringo sargentii0.jpg
ズミの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : ナシ亜科 Maloideae
: リンゴ属 Malus
: ズミ M. toringo
学名
Malus toringo (Sieb.) Sieb.
シノニム

Malus sieboldii (Regel) Rehder
Pyrus sieboldii
Pyrus toringo
Sorbus toringo

和名
ズミ(酸実、桷)
ヒメカイドウ(姫海棠)
ミツバカイドウ(三葉海棠)
ミヤマカイドウ(深山海棠)
コリンゴ(小林檎)
コナシ(小梨)
サナシ
英名
Toringo crabapple
Siebold's crabapple

ズミ(酸実、桷、学名Malus toringo)は、バラ科リンゴ属の1種である。リンゴに近縁な野生種である。

語源は、染料となることから染み(そみ)、あるいは、が酸っぱいことから酢実、とも。

カイドウリンゴ(いずれも同じリンゴ属)、ナシ(同科ナシ属)に似ることから、ヒメカイドウ、ミツバカイドウ、ミヤマカイドウ、コリンゴ、コナシ、サナシなどとも。ただし、サナシは地方によっては別の種(ヤマナシなど)を意味することもある。

分布[編集]

日本朝鮮半島に分布する。荒地湿地に群生する。

特徴[編集]

高さ10メートルほどの落葉小高木。枝にはトゲがある。

ズミの実

晩春から初夏にかけ、白または、白くて部分的にピンクのを咲かせる。秋に、黄色または赤で小さな球形の果実をつける。

利用[編集]

樹皮を煮出して黄色染料が取れる。これが和名の語源とする説がある(前述)。明礬などを加えて絵の具にもする。

材は家具や細工に利用する。

リンゴ台木として、種から育てたズミが使われる。ただし近年はリンゴと同じ真正リンゴ区(ズミはズミ区)のマルバカイドウなどが主である。