ズッコット

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チョコレート味のズッコット

ズッコット: zuccotto)とは、トスカーナ地方で誕生した丸いドーム型のケーキズコットとも。

名称はカトリック教会の聖職者がかぶる半球形頭巾(ずきん)をトスカーナ方言でズッケット(zucchetto)と呼ぶことに由来するという。ズッケット(zucchetto)は俗語で「カボチャ頭」(空っぽ頭)を意味することもあるカボチャ(zucca ズッカ)から派生した言葉。

16世紀中ごろフィレンツェで、建築家、彫刻家、画家、軍事技術者、演劇デザイナーであったベルナルド・ブオンタレンティBernardo Buontalenti (1536 – 1608)がメディチ家のために創作したとされる。ブオンタレンティは氷に硝石を加える食品冷凍技術の発明者としても知られる。半球形の形は、彼が尊敬するフィリッポ・ブルネレスキの代表作でありフィレンツェの象徴であるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂クーポラへのオマージュとも言われる。

フランスのオルレアン侯アンリ(後のアンリ2世)に嫁いだメディチ家の カテリーナ・デ・メディチ Caterina de' Medici(仏名カトリーヌ・ド・メディシス Catherine de Médicis、1519年 - 1589年)が、菓子職人とともにフランスに持ち込んだとも言われ、現在のアイスクリームの原型の一つとされている。

長く忘れられていたが1950年代にフィレンツェの老舗洋菓子店シエニが16世紀のレシピを復元し、復活させブームとなった。

半球形の型に洋酒をしみこませたスポンジケーキを敷き、クリームを詰めて作る。クリームはホイップクリーム、生クリームとカスタードクリーム、生クリームとリコッタチーズなど様々で、細かく刻んだ種実類チョコレートが入ったものもある。

ズッコットはセミフレッド(semifreddo、冷凍庫で半ば凍らせた状態)でサービスされるのが本来の姿だが、希に室温で提供される場合もある。イタリアではスポンジの生地にジェラートを詰めた工業製品もズッコットの名で販売されている。

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