うるとらスーパーさぶっ!!
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『うるとらスーパーさぶっ!!』は、村山文夫が「週刊サッカーマガジン」にて連載している4コマの風刺漫画である。
2001年より、「週刊サッカーダイジェスト」にて、『スーパーさぶっ!!劇場』として連載開始。当初は読者ページの隅にモノクロで週1本の漫画が載るだけだったが、人気を得たことから2001年後半より1ページ・週3本の連載に拡大。2002年からはカラー連載となった。
2005年12月17日には、ファンからの単行本化の願いに応え『ジーコジャパン激闘編』と題して、トルシエジャパン解散からドイツW杯最終予選突破までの作品を抜粋した内容で単行本を出版した。また2006年6月6日には、モノクロで連載されていた時代からのノーカット版単行本が、2巻同時に発売された。2006年8月23日に第3巻、2007年5月20日に第4巻が発売。
2008年初頭(2/12号)に、「ダイジェスト」での連載を終了。数週間後、競合誌の「週刊サッカーマガジン」にて、現行のタイトルで連載を開始した(2008年3/25号より)。『劇場』時代から内容や登場キャラクターに変化はなく、実質的な掲載誌移籍である。
目次 |
[編集] 概要
サッカー界に起こったタイムリーなニュース・出来事を4コマ漫画で表しており、実在の選手の特徴をデフォルメして描く彼のキャラには、サポーターを始めモデルとなる選手や監督、解説者などファンが多い。
連載当初は単にコミカル中心のネタであったが、近年はジーコや川淵三郎への情け容赦のない皮肉ネタを始め、全体的にコミカルさを保ちつつも強烈な毒を含ませているのが最大の特徴。
[編集] 人気投票
初の単行本『ジーコジャパン激闘編』の出版に際して、発売日前に週刊サッカーダイジェストのWeb上で人気投票を行っている。
| 順位 | キャラ | モデルになった人物 | 順位 | キャラ | モデルになった人物 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ジーコ侍 | ジーコ | 11位 | フィーゴ番長 | ルイス・フィーゴ |
| 2位 | オークボ | 大久保嘉人 | 12位 | クボ | 久保竜彦 |
| 3位 | イナモト | 稲本潤一 | 13位 | ミョージン | 明神智和 |
| 4位 | セレーゾ監督 | トニーニョ・セレーゾ | 14位 | ナカヤマ | 中山雅史 |
| 5位 | フクニシくん | 福西崇史 | 15位 | オカダ監督 | 岡田武史 |
| 6位 | キャプテン | 川淵三郎 | 16位 | オシム監督 | イビチャ・オシム |
| 7位 | ロナウジーニョ | ロナウジーニョ | 17位 | ハラ監督 | 原博実 |
| 8位 | オーウェン | マイケル・オーウェン | 18位 | モニワ | 茂庭照幸 |
| 9位 | ナカータ | 中田英寿 | 19位 | フタガワ | 二川孝広 |
| 10位 | ルーニー | ウェイン・ルーニー | 20位 | マツダ | 松田直樹 |
| 20位 | ナカムッラ | 中村俊輔 |
[編集] 主なネタ設定
[編集] 日本関連
- ジーコ侍シリーズ
- 三都主や中村など招集選手を武器と見立て、用途をネタにして紹介。W杯期間中は対戦国との試合結果をネタにしていた。
- 黄金のレストランシリーズ
- 日本代表に招集する選手を料理やワインに見立て、ジーコがウェイターに注文する。後に、オシム監督、岡田監督が注文するバージョンも掲載された。
- 目立たない男(ミョージンはん)シリーズ
- 明神智和の存在感の薄さをネタにしたもの。初めはトルシエに足を踏まれてしまう程度だったが、次第に表現がエスカレートし、友人と一緒に取った写真が「心霊写真」として気味悪がられたり、体が透けて見えるようになったり、挙げ句の果てにジーコに体を通り抜けられてしまう(ジーコに自覚はない)ほどになった。
- ガンバ大阪移籍後は、何もないところでボールの向きが変わり、ゴールになるたびにチームメイトが「ミョージンはんや!ミョージンはんが出たんや!」と騒ぎ出すネタになった。
- むけたー!シリーズ
- 当時鹿島アントラーズの監督をしていたトニーニョ・セレーゾが、鹿島からイタリアへ移籍した柳沢敦の出場する試合を見守り、柳沢が活躍すると「むけたー」と叫ぶ。退任後は小笠原満男、内田篤人を経て、柳沢京都移籍後の現在は、秋田豊コーチが跡を継いでいる。長くシリーズ化され、現在も続いている。話によってはまったく別の人材が叫び、別の人材が呼ばれ請け負うこともある。山の谷間からのどかに大声で叫ばれたり、時には、建造物が突然叫ぶこともある。言葉の意味は、脱皮し成長した『一皮向けた』の意味から。
- デカイ声シリーズ
- 大熊清の大きな声が周囲(の耳)に被害を及ぼす様を描く。
- あんちきしょー!/こんのヤロー!シリーズ
- 川崎フロンターレが試合終盤で試合を決定づけられる失点を喫して敗れた際、決勝点を決められた選手を捩りながら悔しがる様を描く。時には川崎に敗れた際、相手チームのメンバーが中村憲剛に向かって悔しがることもある。題材は矢野貴章、今野泰幸から。
- おばけ軍団シリーズ
- ガンバ大阪を妖怪軍団に見立て、大暴れする様を描く。遠藤保仁のデフォルメ(ゲゲゲの鬼太郎キャラ)を発展させたシリーズ。きっかけは、安田理大が発した「ルーニーは小学生(マンチェスター・ユナイテッドのデフォルメを参照)だから、おばけに弱い」の一言から。各選手のデフォルメは、以下のとおり。
[編集] 海外関連
各クラブを別の組織に見立てたシリーズが多い。
- レアル学園シリーズ
- レアル・マドリードを高校に見立てたシリーズ。会長を「理事長」、監督を「先生」、移籍してきた選手は「転入生」として扱われる。選手は基本的に白い学ランを着た生徒として描かれているが、マケレレだけは「用務員のマケレレおじさん」となっていた。生徒たちの席順はフィールド上でのポジションに準じて、最前列にFWが、最後列にGKが座っている。
- チェルシー一家シリーズ
- チェルシーFCを暴力団に見立てたシリーズ。アブラモビッチオーナーは「大親分」、監督は「親分」、キャプテンのテリーは「若頭」と呼ばれ、選手(子分)たちは全員ユニフォームの上から腹巻きをしている。
- マンU小学校シリーズ
- マンチェスター・ユナイテッドを小学校に見立てたシリーズ。ファーガソン監督が先生となり、選手は全員ランドセルを背負っている(背番号もランドセルに書かれている)。
- ミラン商事
- ACミランを商社に見立てたシリーズ。ガットゥーゾが「ガッツ」と呼ばれており、インザーギが忍者でスパイ活動を行っている。カカはエリート社員で、危機が迫ると「ビッグカカ」に変身する。たまにちり紙交換で大物選手を獲得する。
- その他のクラブの設定
など
[編集] デフォルメの例
[編集] 国内
- イナモト(稲本潤一)の場合、ぼよよーんという擬音で表現され、太った人物になっている(のちにすっきりと痩せたが、いきなりなんの前触れもなく一瞬にして元の太さに戻り、周囲を驚かせるというネタも見られた)。怪しい関西弁を喋る。
- クボ(久保竜彦)は、ほとんど何も喋らないが、いきなり爆発を起こす(モノクロ連載時代は、いきなり火を噴くことがあった)。なお奥大介に対しては人並みに喋れる。
- フクニシくん(福西崇史)は、とてもさわやかな笑顔で(自身が輝いて描写されている)、悪質なタックルを繰り返す。
- オークボ(大久保嘉人)は、足が何本もあるシャカシャカした闘志むき出しのキャラクター。セリフ中の文字ほぼ全てに濁音がつく。
- 釜本邦茂は、顔が巨大。その顔には『かまもと』と描かれており、態度もでかく描かれる。自身の後継者としてオークボに注目している。
- ナカムッラ(中村俊輔)は、目が前髪に隠れており描かれていない。
- 早野宏史は、ダジャレを言うと辺り一面に吹雪が起こる。
- 秋田豊は、「んが」と「んげた~(柳沢敦がゴールを決めた場面のみ)」としか喋らない。また、挨拶・会話等をヘディングだけで済ませる。時にはヘディングなどで止血することもある。
- 川口能活は、「バギャ」としか言わないことが多い(まともに喋っていることもある)。
- 小村徳男は、非常に顔が(というか頭が)大きく、お辞儀のために頭を下げると重さで地面にひびが入ってしまう。作者曰く「本物の小村の顔の大きさは普通なのだが、サッカー選手は全体的に小顔の人が多いため結果的に小村の顔が大きいように見えてしまうから」とのこと(単行本4巻のあとがきより)。
- 山田卓也は、やたらと自分の筋肉を誇張しながら喋る。
- 山田暢久は、常に寝転びながらプレーする。
- 二川孝広は、なぜか幽霊キャラ。その後樽で熟成される。現在は熟成が完了した模様。稲本同様、怪しい関西弁を喋る。また、目の細さもネタにされるときが多い。最近では内田篤人に親近感がわき、常に会いたいと願っている。
- 高原直泰は、愛称が「スシボンバー」であることから頭に寿司ネタ(マグロ、タコ、イクラなど)を乗せている。
- オシム監督は、日本代表監督就任以降、動く大仏として描かれている。見ることが大嫌いなPK戦になると縮んでハウスの中に隠れる。
- オカダ監督(岡田武史)は、登場する度に眼鏡が飛ぶことが多い。
- ワシントンは、大魔神のように腕で顔を拭うような仕草をすると、顔が変わる。
- ストイコビッチは、妖精に変身した姿。ゴールを決めるごとに、羽が生えた妖精として回転して空を飛び喜ぶ。
- オークマコーチ(大熊清)は、前述の通り大声がかなり強調されている(オシムJAPAN後期以降は口に赤い×印が描かれたマスクを着用させられ、台詞はプラカードによる筆談に)。オシム監督は彼の声の音量調節ができるリモコンを持っている。
- 家本政明は、世界のナベアツのネタを捩り、3の倍数の時にはイエローカードを出し、5の倍数の時にはレッドカードを出すという設定になっている。
- 根本裕一は、顔面が白く描かれており、走ると白い残像ができる。
- 藤田俊哉は、忍者の忍び装束姿で描かれる。
- 中澤佑二は、ヘディングをする際に髪型が爆発する。
- 遠藤保仁は、ゲゲゲの鬼太郎キャラ。
- 本田圭佑は、いつも顎を上げ肩をいからせた「オレ様」キャラである。
- 楢崎正剛は、何を話すときも懐中電灯を下から当てて怪談のように話す。
- 岡崎慎司は、体中から泥を吐き出し、寝る時は泥のように眠る。
- エンゲルス監督は、浦和監督時代は宣教師キャラだった。
[編集] 海外
- オーウェンは、一貫してギャンブラーとして扱われている(実際の本人も競馬好き)。
- 元ユベントス監督のディディエ・デシャンは、「沈没した『ユーベ号』を救い出すスーパーマン」キャラ。
- ロナウジーニョは、眼球を自由に操れる。飛び出させるだけでなくリフティングに使うなどして対戦相手を驚かせる。これまでに作中ではエトオや中村俊輔も目玉を飛び出させたことがある。
- サムエルは、石壁に顔と手足が付いたような格好をしている。サムエル本人の愛称が「The Wall(壁)」であることに由来。
- トッティは、頭に王冠をかぶりながらプレーする。
- 元フルハム監督のティガナは、爪楊枝をくわえながら戦況を見守る。
- カマーチョ監督は、常に脇の下が濡れている。
- マケレレは、常に箒を持った「マケレレのおじさん」となっている。名前を「レレレのおじさん」とかけている。
- クロアチア代表のビリッチ監督は、オネエ言葉でしゃべる。


