スローン・スクエア駅

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スローン・スクエア駅のエントランス。
ホームの壁面プレート。
線路上にあるグレーの橋桁の中に、ウェストボーン川が流れる鉄管が収められている。

スローン・スクエア駅(英語:Sloane Square tube station)はロンドンにあるロンドン地下鉄である。チェルシースローン・スクエアにあり、ディストリクト線サークル線の列車が発着する。この駅はトラベルカード・ゾーン1(Travelcard Zone 1)にある。

駅出入口はスローン・スクエアの東南側にあり、ロイヤル・コート・シアター(Royal Court Theatre)に隣接する。この駅はキングス・ロードに面したピーター・ジョーンズ百貨店(Peter Jones department)やカドガン・ホール(Cadogan Hall)に最も近い駅である。

歴史[編集]

この駅は、1868年12月24日メトロポリタン・ディストリクト鉄道(MDR、現在のディストリクト線)が同鉄道の最初の区間であるサウス・ケンジントン駅ウェストミンスター駅を開業させた際に、その中のひと駅として開業した。

ウェストボーン川のそばを横切るため、駅の建設は難渋した。ウェストボーン川は、サーペンタイン・レイクとしてハイドパーク内でせき止められている川である。以前はナイツブリッジ地区にある同名の橋の下を流れていたもので、現在、川はホームの上で桁から吊された鉄管の中を流れている。

MDRはサウス・ケンジントン駅でメトロポリタン鉄道(MR、現在のメトロポリタン線と接続しており、両鉄道はライバルだったが、それぞれの会社の運行する列車が相手会社の線路を相互直通運転するインナー・サークル系統の運行を行った。

その後、同様にMDRと他社の相互直通運転を行う、「アウター・サークル」が1872年2月1日より、「ミドル・サークル1872年8月1日より運行されこの駅を経由する。しかし、1900年にはミドル・サークルが、1908年12月31日にはアウター・サークルが、その運行区間を短縮されこの駅までは走らなくなった。

1930年代後半、駅舎は近代的スタイルに建て替えられ、コンコースとホームの間にエスカレーターが設置された。新しい駅舎は第二次世界大戦の間にほとんど破壊され、使用不能になってしまった。1940年11月、ドイツ空軍の爆弾により駅に停車していた列車内の79人の乗客が死亡し、コンコース、エスカレーターおよび線路の上を覆うガラスの天蓋が破壊された。

1949年、それまでメトロポリタン線の系統の1つの扱いであったインナー・サークル系統が「サークル線」として地下鉄路線図上で独立した。 1951年までには、駅は再び1930年代の駅舎に似た形状で再建されたが、アーチ状のガラスの天蓋は再建されなかった。また、現在の駅は初期の駅のような明るく広々とした雰囲気はない。駅出入口の上の駅舎は後年に追加されたものである。

特記事項[編集]

  • 1973年12月26日、切符販売窓口にある電話ボックスで爆弾が爆発したが、死傷者は無かった[2]
  • 西行きホームに「ホール・イン・ザ・ウォール」という名のパブがあった。これは1985年に閉鎖されている。

隣駅[編集]

スローン・スクエア (Sloane Square) 駅
ロンドン地下鉄
サウス・ケンジントン駅 
(時計回り・西行き)
サークル線 ヴィクトリア駅
(東行き・反時計回り)
ディストリクト線
本線

参照[編集]

  1. ^ Birkin, Andrew, J. M. Barrie and the Lost Boys, Yale University Press
  2. ^ Terrorist Attacks on the London Underground

外部リンク[編集]

関連項目[編集]