スリラーバーク
スリラーバーク(Thriller Bark)は、漫画『ONE PIECE』に登場する架空の船。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
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[編集] 概要
王下七武海の一人(当時)ゲッコー・モリアが所有する、内部に島を丸ごと乗せた世界一巨大な海賊船。巨大さ故に全貌を確認できず、一見島にしか見えないため「ゴースト島」とも呼ばれる。船首にあたる部分は巨大な口を模しており、この「門」から、狙った海賊船を島の周囲を取り囲む壁の内側に閉じ込める仕組み。ブルックによれば、「西の海」からやって来たという。
島には「ホグバッグの屋敷」と、モリアの寝室やダンスホールなどがあるメインマストの「マスト屋敷」があり、2つの屋敷は「ペローナの不思議の庭(ワンダーガーデン)」をはじめとするいくつかの渡り廊下で結ばれている。また教会もある。舵は「マスト屋敷」の側面から突き出た巨大な滑車を鎖で操作する。「ホラー梨」なども生えている。
10年ほど前から「偉大なる航路(グランドライン)」前半の「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」を航行している。この海域は常に霧に囲まれており、影を抜かれたものが直射日光によって早期に消滅することを防ぐ役割を果たしているが、近くに「奇妙な」海流があるらしく、その流れに乗ると霧から出てしまう。政府からは、スリラーバークにおける「夜討ち」がザコ海賊を片づけるという名目で許可されている模様。
バークとは帆船の1種で、この施設が巨大な帆船である事を示している言葉であり、「スリラーパーク」や「スリラーバーグ」は誤り。作者曰く『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『アダムス・ファミリー』などの様々なゾンビ映画をモデルとしている[1]。
[編集] 人物
[編集] 四怪人
- ゲッコー・モリア
- スリラーバークの主。王下七武海の一人(後に除名)。超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者。元懸賞金3億2000万ベリー。
詳細は「王下七武海#ゲッコー・モリア」を参照
- ドクトル・ホグバック
- 声 - 岩崎ひろし
- スリラーバーク四怪人の一人。天才外科医。
- 奇跡の様な手術で多くの人々の命を救い、世界中の医師達から尊敬を集めていたと言われ、当初はチョッパーも憧れていた。しかし、本性は傲慢かつ冷酷な性格であり、医者としての使命感や倫理観も無く、人を救っていたのは単に金の為でしか無かった。医療の技術は超一流で自分を天才と豪語しているが、ブルックにゾンビの弱点をバラしてしまったりと、間抜けな一面もある。笑い方は「フォスフォスフォス」。
- 12年前、好意を寄せていた女優・シンドリーが死亡した事で、仕事に身が入らない程に落ち込んでいた所にモリアと出会い、シンドリーを復活させることを条件にモリアに仕え、生前よりも強い肉体を持つ影の入れ物となる死体「没人形(マリオ)」を作り出していた(世間ではホグバックの失踪事件と騒がれ、医学界を大きく揺るがせた)。シンドリー復活の恩義から、モリアへの忠誠心は高い。影によるゾンビ製造を奇跡の蘇生術と仰いでいたが、チョッパーには「人の命をバカにしている」と否定され、激怒された。ロビンとチョッパーに成敗されかけた所にオーズが乱入し、そのままガレキの下敷きになって動けなくなり、シンドリーに自分を助けるよう命令をするも、シンドリーの体がそれを拒否したため、結局オーズに踏み潰された。
- その後は生き延びて何とか脱出し、ボロボロになったモリアを連れて、アブサロムと共にスリラーバークから海へと逃げ出した。
- アブサロム(墓場のアブサロム)
- 声 - 三浦祥朗
- スリラーバーク四怪人の一人。兵士ゾンビ・将軍ゾンビ指揮官。
- ホグバックの手によってライオンの顎、ゾウの皮膚、クマとゴリラの筋力(300kg)を移植されており、超人的な身体能力を持つ。一人称は「おいら」または「俺」。「ガルルルル」と咆哮をあげる。自分で考案した妙な略語を気に入り、それを繰り返し口にする癖を持つ[2]。世界中の墓場の王となるのが夢。
- 超人系悪魔の実「スケスケの実」の能力者の透明人間。この能力により透明にしたバズーカを両腕に着けている。また、この能力を悪用して女湯を覗いたりする悪癖があるため、部下のゾンビ達からは「エロリーダー」「エロサロム」などと呼ばれている。
- 将軍ゾンビのローラに結婚を迫られているが、彼自身はナミを一目見て気に入り、結婚しようと誘拐した。そのことと、サンジが「スケスケの実」の能力に憧れていたことからサンジに逆恨みされ、「最上級挽き肉」を受けて一度は敗北する。倒されたかのように見せつつ、透明になってサンジからナミを再び奪取し結婚式を再開しようとするも、ナミに目覚められ、更にはそこにローラが乱入。ローラを攻撃したことでナミの怒りを買い、「サンダーチャージ・風速計」を受けて倒れる。
- その後、ホグバックと共にスリラーバークから逃げ出した。花嫁探しは懲りずに続ける模様。
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技一覧
- 怪人の手・怪人の足(かいじんのて・かいじんのあし)
- スケスケの実で見えなくなった体で攻撃する。
- 死者の手(ししゃのて)
- 自身の能力で透明にしたバズーカによる攻撃。使う際、相手に手の平を向ける。
- 透明化(スケーティング)
- 自身を能力で透明化させる。
- ペローナ(ゴーストプリンセス)
- 声 - 西原久美子
- スリラーバーク四怪人の紅一点。動物ゾンビ・びっくりゾンビ指揮官。
- プリンセスらしく可愛らしい容姿だが、勝気で我侭かつ男勝りなお転婆娘で、しばしば部下の動物ゾンビたちに当たり散らす。特にクマシーには厳しく、理不尽なことを言う場合もある(だが、内心では悪いと思っているらしく、ネガティブになったときは普段の扱いを謝っていた)。モリアには遊び半分でつきあっているらしいが、くまを倒してモリアに置き土産を残そうとしたり、一人になってしまった時にはモリアの名を叫ぶなどモリアを慕う言動も多々ある。笑い方は「ホロホロホロ」。世界中のかわいいものたちを皆ゾンビに変えて、自分に服従させるのが夢。
- 超人系悪魔の実「ホロホロの実」の能力者の霊体人間で、自分の霊体を自在に生み出す事ができる。
- ルフィ達を立ち所に戦闘不能に陥れるなど、その特異な能力を見せ付けるが、元々ネガティブなウソップには「ネガティブホロウ」は通じなかった。最終的には「黒光り星(玩具のゴキブリ)」「ウソップゴールデンパウンド(10tというウソ表記の風船ハンマー)」を食らって恐怖のあまり泡を吹いて気絶、敗北した。
- 目を覚ました後は、部下のゾンビ達と共にサウザンドサニー号にお宝と食料を乗せてスリラーバークから脱出を図ろうとしたが、突如姿を現した王下七武海バーソロミュー・くまの能力によって、一瞬にしてクライガナ島・シッケアール王国跡地に飛ばされる。後に彼女同様、くまによって飛ばされてきたゾロと出会う。頂上戦争終結後、クライガナ島を根城にしているミホークからモリアの訃報を聞いた際は号泣していた。それ以来、ミホークの居城に居候するような状態となっている。
- 2年後、修業を終えたゾロをシャボンディ諸島まで送り、ネガティブゴーストを使って海軍の追撃を妨害した。容姿は女性的に成長し、腕にモリアのブリックバットを模したタトゥーを入れている。
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技一覧
- ネガティブホロウ
- 自分の霊体を相手に向かって放つ(複数出すことも可能)。これに触れたものは一時的に心が極端にネガティブな状態になり、生きる気力すら失う。霊体とは視覚などを共有しているらしく、離れた場所の状況を把握することも可能。霊体を通じての会話もできる。
- ネガティブホロウズ
- 1人の相手に対して一度に四体のネガティブホロウを放つ。しかしあまりにもネガティブな相手に放つとその霊体自身がネガティブになり、能力者本体にも影響する。
- ゴーストラップ
- ネガティブホロウの頭だけの様な小さい霊体(ミニホロ)を飛ばす。能力者が指を鳴らすと同時に破裂して衝撃波を発する。複数出せる。霊体なので、実体は無く相手は払いのける事が出来ない。
- 神風ラップ(かみかぜ - )
- 巨大な霊体(特ホロ)でゴーストラップを放つ。威力もそれだけ大きくなる。この技とネガティブホロウの組み合わせは彼女の最強コンボである。
- 幽体離脱
- 「ホロホロの実」の能力で、身体から霊体を離脱させる。霊体の大きさを自在に変える事が可能な他、この状態でもゴーストラップなどの技が使用出来る。ただし、霊体が離脱している間は本体が無防備になってしまう。
[編集] 犠牲者
モリアに影を奪われた者たち。範囲は西の海・偉大なる航路、身分は海兵・海賊・一般人など広く及ぶ。
- ブルック
- 紳士なガイコツ。後に麦わらの一味に入団。
詳細は「ブルック (ONE PIECE)」を参照
- マルガリータ
- 声 - 桑島法子
- かつて、婚約していた主人の愛を試すために主人の宝物の皿十枚をすべて叩き割ったが、婚約破棄された挙句に鼻くそを顔につけられ追い出された使用人。
- その日以来、皿を憎んでいたが、現在は改心して別の屋敷で幸せに働いている。12年前にモリアに影を奪われたが、ルフィによってモリアとオーズが倒された後、影を取り戻した。
[編集] 被害者の会
スリラーバークに住む、影を奪われた人々の集まり。「被害者ネットワーク」による情報収集能力を持ち、ゾンビの浄化方法も知っている。
- スポイルじいさん
- 声 - 園部啓一
- 被害者の会名誉会長。大ケガした年寄り。
- その容姿から、ルフィ以外の面々に何度もゾンビと勘違いされた。
- ローリング海賊団
- 船長は求婚のローラ。メンバーにリスキー兄弟がいる。3年もの間スリラーバークにいた。
詳細は「海賊 (ONE PIECE)#ローリング海賊団」を参照
[編集] ゾンビ
ゲッコー・モリアのカゲカゲの実の能力により、「もう一つの魂」である影を死体(多くはホグバックが強靭に造り直した「没人形(マリオ)」)に入れて完成したものである。「性格」「戦闘能力」は影のかつての持ち主に、「強靭さ」は死体の筋力に影響される。影を入れてすぐではモリアたちに反抗的な態度を取ることもあるが、時間が経ち影と死体が馴染むと共に従順になる。モリアが影と過去消去の契約を結ぶことで影の記憶をリセットすることができる。もっとも、過去消去の契約がなくともシンドリーの様に本質的な従順さに影響はでない。ゾンビ本体は死体で動いているため、ダメージを受けても痛みや疲労を感じず何度でも立ち上がるが、肉体的なダメージは蓄積される。アブサロムは兵士ゾンビと将軍ゾンビ、ペローナはびっくりゾンビと動物ゾンビの指揮権を有している。モリアはゾンビに対する指揮権の全てを牛耳っており、指揮権の移行も自由に行える。
ゾンビの名前は、人間の死体である将軍ゾンビ・兵士ゾンビの場合は、影に関係なくその死体の元々の名前となる(例:オーズ)。動物ゾンビやびっくりゾンビの場合、死体に元々の名前が存在しない為、入れられた影の名前がつけられる(例:ローラ)。なお、ゾンビの性格は影が入れられた時点での持ち主の性格を反映しており、影と元の持ち主が離れてから時間が経過すると、それぞれの性格が解離してしまうことがある(例:ブルックとリューマ、マルガリータとシンドリー)。アニメでは、ゾンビの声はいずれも元の体ではなく影の持ち主のものと同じになっている。またゾンビの特徴として、「非常に」という状態を表すのに「腐れ○○」という修飾語を多用する。
これらのゾンビは、影の本体である人間が死ねば同時に命を失う。また、もともと悪魔の実の力で動いているため、海の力を持つ塩(または塩漬け食品、海水)によって死体とは結合状態を保つことができなくなる(「浄化」)。また火に弱く、肉体が燃え尽きる事でも浄化可能。浄化され実体化している影はモリア以外の人間にも触れる事が可能で、死体だけでなく生きた人間に対しても入れることができる。生きた人間に影を入れることで、影の戦闘能力が影を入れた人間の戦闘能力に加算される(ナイトメア・ルフィが典型的な例)。影を入れられる側の人間の精神力が弱いと気を失ってしまい、その意味はなくなるが、入れられる側の人間の精神力が持つ限り、影はいくつでも入れることが出来る。ただし影は生きた人間には居着かないため、せいぜい10分程度しか影を入れた状態を保持させることが出来ない。影が戻った人間の中には、ゾンビだった頃の記憶が継承される場合がある。
ゾンビには識別番号が入っているが、モリアにとってゾンビは「使い捨て兵士」のため浄化されたものは欠番となり、後になって作られたゾンビの方が若い番号を持っていることが多々ある[3]。識別番号には以下の法則がある[3]。
- 動物ゾンビ:0 - 199
- びっくりゾンビ:200 - 399
- 兵士ゾンビ:400 - 799
- 将軍ゾンビ:800 - 899
- 特別ゾンビ:900
これらのゾンビたちは、最終的にモリアの「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」によりすべて影を抜き取られた。
[編集] 動物(ワイルド)ゾンビ
ペローナの部下たち。全員動物の姿をしており、ペローナのお気に入りのぬいぐるみに似せて作られた。体には0 - 199の間の数が刻まれている。
- クマシー
- 声 - 岩崎ひろし
- 動物ゾンビ隊長。王冠をかぶったクマ。
- 外見は可愛いためペローナのお気に入りではあるが、声が低いので喋る度ペローナに怒鳴られてしまう。背中のチャックから中に入ることができる(手が届かないのでクマシー自身は開けることができない)。ぬいぐるみの様な見た目に反して意外にも機動力を持ち、腕力は本物の熊をもしのぐ。そげキングとなったウソップの奇襲にあい、塩を口の中に入れられて浄化された。
- なお、ホグバックの回想時やシャボンディ諸島での登場時に、モデルとなったぬいぐるみが登場している。
- カバ紳士
- 声 - 竹本英史
- 動物ゾンビ副隊長。口髭を生やしたカバ。
- ナミを襲った際犬ッペに蹴り倒される。その後、クマシーの敵討ちのためウソップに攻撃するも、衝撃貝で倒された。
- クマシー同様、作品内のモデルは『ワポルの雑食バンザイ』に登場していたおもちゃの一つであり、影が入ってからの日は浅い模様。
- ヒルドン
- 声 - 松野太紀
- ドクトル・ホグバックの執事。
- 両腕がコウモリの様な翼になっており、飛ぶことが出来る。笑い方は「ヒヒヒヒ」。「す」を「し」と発音する。右目の上に「21」という番号が刻まれている。
- ナミ達をホグバックの屋敷へ案内し、その後はペローナやモリアにスリラーバークの状況を報告していた。
- リスキー兄弟
- 声 - 沼田祐介、西脇保
- リス。ローリング海賊団に所属する同名の兄弟の影が入っている。
- スリラーバークにてご主人様へお届け物を配達するリスのゾンビ。ナミ・ウソップ・チョッパーを棺に入れて運んでいたが、こけて棺を投げ出してしまい脱走される。その後、ペローナがスリラーバークから脱出するのを手伝っていたが、宝物庫に現れたナミにペローナがどこにいるかを全て白状した。
- 犬ッペ
- 声 - 粗忽屋
- 犬の顔を持つペンギン。
- アニマルゾンビのペンギントリオ(新入り)。
- モリアによってサンジの影を入れられていることから、将軍ゾンビ級の強さと「女は死んでも蹴らん」という主義を持つ。当初は言葉に「クソ○○」とつけていたが、途中から他のゾンビ同様「腐れ○○」へと変わる。ナミらを襲った動物ゾンビ達を返り討ちにするが、アブサロムに一撃で倒される。
- その後、モリアにより指揮権を移されたホグバックによって、ジゴロウと共にロビン&チョッパー組と対峙する。その時には影と体が馴染んでホグバックの命令を最優先するようになったため、ロビンにも容赦なく蹴りかかった。しかしゾロの影が入ったジゴロウとは記憶がなくなっても相容れない性質である。
- 「犬ペン」「犬ッペ」「ペンギン」など呼び名が一定していないが、単行本48巻の人物紹介では「犬ッペ」となっている。
- ケルベロス
- 声 - 藤本たかひろ
- スリラーバークの入り口にある堀にいた三つ首の犬。
- 三つ首の内一つは狐であり、それを気にしていた様子で指摘されると怒り、鳴き声も「ゴォーン」と鳴く。右わき腹に83の番号が刻まれている。
- 最初、誤ってスリラーバークに上陸したナミ・ウソップ・チョッパーを追いかけまわす。次に上陸したルフィらも威嚇するが、全く動じない彼らにショックを受け、挙句の果てにはルフィに殴られそのまま彼らに途中の墓地まで同行することになる。その後、墓地でゾンビ軍団が襲いかかってきた際に逃亡する。
[編集] びっくりゾンビ
ペローナの部下たち。絵画・剥製・敷き皮などを模したゾンビの総称。体には200 - 399の間の数が刻まれている。
- ブヒチャック
- 声 - 平井啓二
- ホグバックの屋敷の一室でゾンビ部長を担当。
- ブタの壁掛け剥製。語尾に「ブヒ」と付ける。体には「298」の番号が書いてある。最後は、モリアの影の集合地で影を抜き取られた。
- 敷きグマ
- 声 - 竹本英史
- 熊の敷き皮。現時点で確認される最大級のびっくりゾンビ。
[編集] 兵士(ソルジャー)ゾンビ
アブサロムの部下たち。ゾンビの中では最も個体数が多い。400 - 799の間の数が刻まれている。
- ビクトリア・シンドリー
- 声 - 桑島法子(ゾンビ)、進藤尚美(生前)
- ドクトル・ホグバックの使用人。12年前に舞台から転落死した女優。
- ホグバックがモリアの部下になった際に死体を盗み出し、マルガリータの影を得てゾンビとなる。この時、過去消去の契約を結ばなかったため、影の持ち主同様皿嫌いで、皿を使わずに料理を出す。しかもそれを踏まえて、プリンやスープスパゲティなどの皿がないと困る様な果敢なメニューを選ぶ。発言はことごとくネガティブかつ陰湿で、口癖は「○○なんか○○してしまえばいい」「○○するといい」(「皿なんてこの世から無くなってしまえばいい」など)。右足に「400」の番号が刻まれている。
- 普段のホグバックに対する態度はかなり酷なものだが、命令には逆らえない。ホグバックにある程度の戦闘ができるように身体を改造されている。ロビン・チョッパーとの戦いの時にチョッパーの言葉で身体の記憶が戻ったのか、倒れた壁の下敷きになったホグバックの助けろという命令に従わず、生前を彷彿させる笑顔を浮かべ、ロビンとチョッパーを驚かせた。
[編集] 将軍(ジェネラル)ゾンビ
アブサロムの部下たち。生前に名を馳せた戦士の肉体を元にしているため、他のゾンビよりも高い戦闘能力を有する。体には800 - 899の間の数が刻まれている。オーズによってほとんどやられてしまった。タララン、リューマをのぞく全ての影がモリアに取り込まれた。
- サムライ・リューマ
- 声 - チョー
- 空を飛ぶ竜を斬り落としたという伝説を残す侍。新世界にある「ワノ国」出身。
- 腰に大業物21工の一本である日本刀「秋水」を差している。ブルックの影を入れられており、本来の「剣豪リューマ」の剣技ではなく、「鼻唄三丁矢筈斬り」等ブルックの剣技を扱うが、肉体のレベルはリューマの方が遥かに高い為、同じ技でも桁違いに高い威力を誇り、影を取り戻す為に挑んできたブルックをことごとく返り討ちにしていた。剣士としてはゾロと同タイプの筋力を持ち、生前のスタイルはゾロと同じ「豪剣の侍」だったため、ブルックの得意とする速斬りなどの技では本来の実力を出し切れていなかったと思われる。
- 5年間の修業を積んだブルックを返り討ちにするが、続くゾロとの激闘の果てに、「飛竜 火焔」によって敗れる。戦う前の約束どおりに勝者であるゾロに「秋水」を託してた後、肉体が燃えつき、影は本来の持ち主であるブルックに戻った。
- 正体は、尾田が『ONE PIECE』で連載デビューする前に描いた短編『MONSTERS』の主人公、リューマである[4]。『ONE PIECE』の世界では既に病死した設定で、肉体が朽ち果てているために丁髷以外に面影は見られない。ゾロと対峙した際、「記憶にない感情が湧き上がって来ますよ。何か巨大な生物と対峙したかのような…」と、生前のリューマの肉体の記憶が甦ったかのような発言をしている。
- キャプテン・ジョン
- 声 - 岡本寛志
- 財宝のために残忍の限りを尽くした海賊。
- 「生前の悪名が泣く」と叱責されるほどにやる気が感じられず、登場シーンでは酒を飲んでいることが多い。体にあいた穴に直接、剣を刺して持ち歩いている。これは、宝を独り占めしたため部下に殺されたため[5]。
- ちなみにバギー海賊団は、キャプテン・ジョンが財宝を隠した洞窟を長きに渡って探している。
- ローラ
- 声 - 久川綾
- 花嫁衣裳を着たメスのイボイノシシ。ローリング海賊団船長・求婚のローラの影を入れられた。
- アブサロムに惚れており、幾度も婚約を求めてくる。アブサロムがナミに惚れているため、ナミを殺そうと追い回したが、ナミの口車にうまく乗せられ、アブサロムと結婚させられそうになったナミを助ける。実はナミの秘密を知った上での救出劇であり、ナミのことを「マイフレンド」と呼び親友だと考えているため、ナミとの間に本当の友情が芽生えた。後にナミによって倒されたアブサロムと口付けを交わすも、モリアの「影の集合地」で他のゾンビ共々影を吸い取られてしまった。
- タララン
- 声 - 田中一成
- 「スパイダーモンキー」。サルの頭と尾を持つ巨大グモ。
- スリラーバークにいる500匹の部下「スパイダーマウス」との連携で、狙った獲物を確実に捕える。大きな耳を持つが、耳が遠くてあまり聞こえない。笑い方は「あっあっあっ」。天井裏からルフィらを捕え、フランキーとロビン相手に奮闘するも、ブルックの一撃で影を抜かれて浄化された。
- スパイダーねっとり網(ネット)
- 手から粘着性の高い糸を放出する。強度は高く人力ではちぎれないが、火には弱い。
- ジゴロウ(風のジゴロウ)
- 声 - 粗忽屋西神戸店
- 伝説のガンコオヤジ。家族を守る為に7千人の海賊を斬った剣豪。没年齢59歳。
- ゾロの影を入れられているため、三刀流を使いこなし煩悩鳳などのゾロの技を使用している。モリアにより指揮権を移されたホグバックによって、犬ッペと共にロビン&チョッパー組と対峙する。サンジの影が入った犬ッペとは記憶が無くなっても相容れない。
- 丁髷・まわし・ちょび髭といった容姿にも関わらず、ルフィに「ゾロに似た感じだった」と言わしめた。首の右側に「850」の番号がある。
[編集] 特別(スペシャル)ゾンビ
- オーズ
- 声 - 田中真弓
- 歴史上唯一「魔人」と呼ばれた狂戦士。ルフィの影を入れられたゾンビ。
- 巨人族だが、通常の巨人の数倍の異常な巨体で、頭から角が生えている。エルバフの巨人族ではない[5]。約500年前、討ち取った国を島ごと自分の領土に持ち帰り、悪党達の国を築いたという「国引き伝説」を残しており、「国引きオーズ」の異名がある。死因はチョッパー曰く「裸だったために凍死」とのこと。
- 「氷の国」からゲッコー・モリアが死体を持ち出し、「ゾンビNo. 900特別冷凍室」に保管されていた。ルフィの影を入れられた当初はモリアの部下になる事を拒絶して海賊王になると主張し、勝手にスリラーバークの舵を動かしたり、止めにきた将軍ゾンビ達を全滅させたりといった勝手な行動が目立った。その後影と体が馴染んだ事で完全にモリアの支配下に入ったが、ルフィ的な性格は変わらなかった。
- 左腕に「SZ-900」と刻んであり、凍傷がひどかった右腕もホグバックに復元されている。腹の中は空洞になっており、モリアが乗り込むコクピットが設けられている。ルフィの影を入れられているため、巨体らしからぬ身のこなしや敏捷性と、ルフィを除く麦わらの一味全員をダウン寸前に陥れるほどの圧倒的な力を有している。また、その巨体故に、浄化用の塩が通常サイズのゾンビに対する量では微量過ぎて通用しない。
- 1度は麦わらの一味に勝利し、2度目の戦いも麦わらの一味をあと一歩という所まで追い詰めるが、途中で参戦したナイトメア・ルフィとなったルフィに圧倒され、「ゴムゴムの暴風雨」を受けてモリア共々倒される。その後再び立ち上がるが、麦わら一味総がかりの攻撃を受け、最期はルフィの「ゴムゴムの巨人のバズーカ」で完全に行動不能にされる。最後はモリアの「影の集合地」でルフィの影を回収され機能停止した。
- 白ひげ傘下の海賊リトルオーズJr.は、彼の子孫である。
- ゴムゴムのしりもち
- 自らの巨体を生かして相手に向かってしりもちをする。当然、ゴムとは関係なく、ルフィも使ったことがない。
- オーズボール
- モリアの「影革命」で体をボールのようにし、突進攻撃を仕掛ける。
[編集] その他のゾンビ
- ギョロ、ニン、バオ
- 声 - 斉藤貴美子、竹本英史、粕谷雄太
- モリアのもとで使用人を務めている小柄なゾンビたち。
- ギョロは和服姿で、背に日本刀を差している。ニンは弓矢を背負っている。バオはマントを身に着けている。
- スパイダーマウス
- 声 - 沼田祐介、平井啓二
- タラランの部下。タラランの耳代わりとして、情報網の役割を持つ。また、影を抜くために侵入者を密かに捕らえたりなどもする。
- タラランと同じく吐き出す糸は人力に対しては非常に強いが、火に対しては非常に弱い。城中には500匹もいる。番号の前に「S」と刻まれている。
[編集] 脚注
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