スラップスティック (小説)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『スラップスティック』(Slapstick)は、カート・ヴォネガットの小説。断章形式で語られる。自伝的要素が強いと語っているがSFである。兄の気象学者バーナード・ヴォネガットも登場する。
作中に出てくる「もう孤独じゃない(Lonesome No More)」というキャッチフレーズは、ジョージ・マクガバン大統領候補の選挙キャンペーンのためにヴォネガットが考案したもの[1]。
目次 |
あらすじ[編集]
ある化け物のような形相の姉と弟が富豪の家に生まれた。2人は、グロテスクな形態で体を密着させあうと天才的な能力を発揮するが、バラバラだと冴えない。周囲の偽善的善意のために2人は離れ離れにされてしまう。弟は、医者としてまずまずの成功を収め、没落しつつあるアメリカの大統領にまでなる。そして、ミドルネームを通して無関係な人々が親類になるという政策を実行する。離れ離れの姉と、その後に会ったのは3回だけだ。1回目で結合して育児の本を書いてベストセラーになり、2回目は医大卒業パーティの際に、そして3回目は姉の死後に特殊な装置で交信する。
映画[編集]
- 『スラップスティック 双子の鶏フン大騒動』:ジェリー・ルイス主演。原作とされているが、あまり内容的に関係がない。