スピード (映画)
| スピード | |
|---|---|
| Speed | |
| 監督 | ヤン・デ・ボン |
| 脚本 | グレアム・ヨスト |
| 製作 | マーク・ゴードン |
| 製作総指揮 | イアン・ブライス |
| 出演者 | キアヌ・リーブス デニス・ホッパー サンドラ・ブロック ジョー・モートン ジェフ・ダニエルズ アラン・ラック |
| 音楽 | マーク・マンシーナ ビリー・アイドル |
| 撮影 | アンジェイ・バートコウィアク |
| 編集 | ジョン・ライト |
| 配給 | 20世紀フォックス |
| 公開 | |
| 上映時間 | 115分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | 3,000万$[1] |
| 興行収入 | 1億2,000万$[1] 3億5,000万$[1] (全世界) |
| 次作 | スピード2 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『スピード』(Speed) は1994年公開のアメリカ映画である。
目次 |
[編集] 概要
テロリストとSWATによる、手に汗握る攻防を描いたノンストップ・アクションの傑作で、時速50マイル(約80km/h)以下になるとバスが爆発するという斬新な設定と、次から次へと起こる危機を頭脳的かつゲーム感覚で解決していく展開が広く映画ファンに受け入れられ、約1億2,000万ドルの興行収入を記録した。『ダイ・ハード』以降低迷が続いていたアクション映画業界に大きな革命をもたらした結果、1995年のアカデミー賞で2部門を受賞するなど世界的な規模で高い評価を受けた。同作がデビュー作となったヤン・デ・ボンや主演のキアヌ・リーブス、サンドラ・ブロックが一躍有名となった作品でもある。
1997年に続編『スピード2』が公開された。ただし、続編にはキアヌ・リーブスは出演しておらず、サンドラ・ブロック演じるヒロインとは別れた設定になっている。
脚本を書いたグレアム・ヨストは、映画『暴走機関車』の原案である黒澤明が書いたオリジナル脚本を読んで思いついたとDVD(アルティメット・エディション)の音声解説で述懐している。これは彼の父が『暴走機関車』の映画化に関係していたために、話を聞いたことがあり、図書館でその脚本を見つけ出して読んだのがきっかけとなった模様。
一方で、1975年に東映が製作した日本映画『新幹線大爆破』のストーリーに影響を受けているとの説を唱える人もいる。同作品において新幹線『ひかり』109号に、時速80km以下になったと同時に爆発する爆弾が仕掛けられていたことが最大の理由であるとの見解がなされている。また犯人の目を欺くために嘘の映像を流すところも引用されている(新幹線ではテレビ、本作ではモニター画面)。 だが、『新幹線大爆破』は『暴走機関車』のオリジナル脚本の影響を強く受けた作品であり事情は複雑である。実は、『スピード』と『新幹線大爆破』は同じ親から生まれた兄弟のような作品という見方もできる。
それは『新幹線大爆破』の佐藤純彌監督は黒澤が日本パートを監督するはずだった『トラ・トラ・トラ!』の助監督の一人であり(黒澤と共に降板)、その縁から『暴走機関車』のB班監督にと黒澤から依頼を受けた関係上、その脚本を「たぶん僕が最初に日本で読んでたんだと思うんです。話は知っていました」と発言している事からも伺えよう(2002年のしんゆり映画祭より)。
なお、「速度が一定以下になると爆発する自動車」というストーリーは、1974年日活製作の特撮テレビドラマ『電撃!! ストラダ5』の第2話「恐怖の爆弾自動車」という先例がある(『暴走機関車』や『新幹線大爆破』以前の作品である)。この作品との関連は不明である。
またこの作品は低予算映画で無駄のない撮影を行ったため、未公開シーンが他の映画と比べ少ない。撮影した映像はほぼ全て本編で使用されている。
本作で主人公ジャックを演ずるキアヌが着用し、現実のSWAT隊員にも愛用者が多いとされるカシオ製腕時計「G-SHOCK」のDW-5600シリーズは、この映画のヒットによって、以降「スピードモデル」の別名でも呼ばれるようになった。 一番分かりやすくアップで映る、彼が爆破予告の時刻を確認しようとする開始30分頃のシーンでは通常の現在時刻表示画面ではなく、アラーム時刻表示になっている。
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
ロサンゼルスのオフィスビルにあるエレベーターに爆弾が仕掛けられ、乗客達が閉じ込められる事件が発生。ロサンゼルス市警察SWAT隊員であるジャック・トラヴェンはマクマホン分隊長や同僚のハリー達と共に爆弾を排除、乗客達を救出。さらに身代金を要求してきた犯人のハワード・ペインを追い詰めるがもう一息のところで逃げられる。ペインは元爆発物処理班員で、処理中の爆発事故により左手親指を失う障害を負って退職せざるを得なくなったが「市当局は記念の金時計と障害年金を寄越しただけで、他に何も補償してくれない」と逆恨み、警察に挑戦を始めたのだ。
逃げおおせたペインは路線バスに爆弾を仕掛け、ジャックに対応させるよう仕向ける。信管は速度測定系に連動、バスの速度が一度でも時速50マイルを越えると安全装置が解除され、50マイルを下回ると爆発する。それを阻止するため走行中のバスに飛び乗ったジャックだったが、不法滞在している自分を追ってきたと思い込んだ乗客の一人が誤って発砲し、運転手が負傷。スピード違反で免停中のためバス通勤していた若い女性、アニーがハンドルを任された。ジャックと乗客たちの運命は……!?
[編集] 登場人物・キャスト
- ジャック・トラヴェン:キアヌ・リーブス ロサンゼルス市警の警部補(Lt.)、(海軍)大尉(Lt.)は誤訳。
- ハワード・ペイン:デニス・ホッパー
- アニー・ポーター:サンドラ・ブロック
- ハーブ・マクマホン:ジョー・モートン
- “ハリー”ハロルド・テンプル:ジェフ・ダニエルズ
- スティーヴンス:アラン・ラック
- ジャガーの持ち主:グレン・プラマー
- ノーウッド:リチャード・ラインバック
- ヘレン:ベス・グラント
- サム:ホーソーン・ジェームズ
- オーティズ:カルロス・カラスコ
- テリー:デヴィッド・クリーゲル
- カミノ婦人:ナツコ・オハマ
[編集] DVD
- 通常版
- 特典映像:オリジナル劇場予告編
- アルティメット・エディション
- 特典映像:オリジナル劇場予告編、メイキング映像、未公開シーン集、キャストへのインタビュー集
- 備考
- 通常版のオリジナル音声は、劇場の音響に近づけるため5.0chで収録されているが、アルティメット・エディションでは5.1chで収録されている。
- 尚、Blu-ray Discもリリースされている。
[編集] 日本語吹替
| 役名 | VHS / DVD版 | フジテレビ『ゴールデン洋画劇場』 | テレビ朝日『日曜洋画劇場』 | 機内版 |
|---|---|---|---|---|
| ジャック | 山寺宏一 | 江原正士 | 宮本充 | 堀内賢雄 |
| ペイン | 穂積隆信 | 青野武 | 野沢那智 | 納谷六郎 |
| アニー | 戸田恵子 | 一城みゆ希 | 松本梨香 | 井上喜久子 |
| マクマホン | 銀河万丈 | 玄田哲章 | 菅生隆之 | |
| ハリー | 大塚芳忠 | 羽佐間道夫 | 古川登志夫 | |
| スティーブンス | 牛山茂 | 堀内賢雄 | 家中宏 | |
| ジャガーの持主 | 仲野裕 | 龍田直樹 | 塩屋翼 | |
| ノーウッド | 田原アルノ | 若本規夫 | 田中正彦 | |
| ヘレン | 片岡富枝 | 竹口安芸子 | ||
| サム | 辻親八 | 水野龍司 | 斎藤志郎 | |
| オーティズ | 稲葉実 | 屋良有作 | 長島雄一 | |
| その他 | 宝亀克寿 | 金野恵子、浅井淑子 土方優人、成田剣、小島敏彦 定岡小百合、幹本雄之、紗ゆり 石井隆夫、古澤徹 |
落合弘治、金野恵子 星野充昭、さとうあい、宮寺智子 後藤敦、中村秀利、水野龍司 中博史、喜田あゆ美、棚田恵美子 大橋世津、加藤沙織、荻原秀樹 |
|
| 翻訳 | 平田勝茂 | 宇津木道子 | 平田勝茂 | |
| 演出 | 福永莞爾 | 春日正伸 | 蕨南勝之 | |
| 調整 | 栗林秀年 | 長井利親 | ||
| 効果 | 山本洋平 | 南部満治 | ||
| 制作 | ムービーテレビジョン | ニュージャパンフィルム | ||
| 初回放送日 | 1997年4月19日(土) | 1998年10月11日(日) |
2010年10月3日(日)放送の『日曜洋画劇場』では、VHS/DVD版の吹替音声が使用された。
[編集] 脚注
- ^ a b c “Speed (1994)”. Box Office Mojo. 2009年11月20日閲覧。