スパークル・イン・ザ・レイン

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スパークル・イン・ザ・レイン
シンプル・マインズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1983年9月 - 10月
ジャンル オルタナティヴ・ロックニュー・ウェイヴ
時間
レーベル ヴァージンA&M
プロデュース スティーヴ・リリーホワイト
専門評論家によるレビュー
シンプル・マインズ アルバム 年表
黄金伝説
(1982年)
スパークル・イン・ザ・レイン
(1984年)
ワンス・アポン・ア・タイム
(1985年)
『スパークル・イン・ザ・レイン』収録のシングル
  1. 「Waterfront」
    リリース: 1983年11月4日
  2. 「Speed Your Love to Me」
    リリース: 1984年1月9日
  3. 「Up on the Catwalk」
    リリース: 1984年3月12日
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スパークル・イン・ザ・レイン』(Sparkle in the Rain)は、イギリスロックバンドシンプル・マインズの6枚目のアルバム。1984年2月6日にリリース。

制作、評価[編集]

プロデューサーU2XTCピーター・ガブリエルらの作品に参加したスティーヴ・リリーホワイトが務めた。1983年9月から10月までウェールズのモノー・ヴァレー・スタジオとロンドンタウンハウス・スタジオにてレコーディング。アルバムは翌年2月にリリースされ、バンド初の全英1位を獲得し[1]、最終的にはダブルプラチナを授与された。他にもヨーロッパ諸国やカナダオーストラリアなど世界各国でトップ20をマークするなど前作以上の多大な成功を収め、シンプル・マインズのスタジアム・バンドとしての地位を確立した作品である。

音楽性[編集]

音楽的には、抑制の効いた内省的なサウンドを展開した前作『黄金伝説』から一転して、アグレッシブで壮大なサウンドを聴かせた。これは前作リリース後の1983年夏に行われたヨーロッパツアーで、大観衆の前でパフォーマンスを行ったことが大きいと見られている[2]。また前作でゲストミュージシャンとしてドラマーを担当したメル・ゲイナーが本作からフルタイムのドラマーとして参加し、前作以上に力強いドラミングを披露している。

リイシュー[編集]

2015年3月にスーパー・デラックス・エディションとして、CD4枚組にDVDを付属したボックス・セットがリリースされた。ディスク2にB面曲やリミックス曲、ディスク3とディスク4にライブやラジオ・セッション収録の楽曲を収録した。DVDにはアルバム本編の5.1サラウンドヴァージョンを収録。他にもBlu-ray Audio版やCD2枚組版、CD1枚の通常版、アナログ版など計5ヴァージョンでリリース。

収録曲[編集]

特筆ない限りシンプル・マインズの作曲。

A面[編集]

  1. "Up on the Catwalk" - 4:45
  2. "Book of Brilliant Things" - 4:21
  3. "Speed Your Love to Me" - 4:24
  4. "Waterfront" - 4:49
  5. "East at Easter" - 3:32

B面[編集]

  1. "Street Hassle" (Lou Reed) - 5:14
  2. "White Hot Day" - 4:32
  3. "'C' Moon Cry Like a Baby" - 4:19
  4. "The Kick Inside of Me" - 4:48
  5. "Shake Off the Ghosts" - 3:57

参加ミュージシャン[編集]

その他ミュージシャン[編集]

出典[編集]

  1. ^ 1984 Top 40 Official UK Albums Archive: 18th February 1984”. 2015年3月2日閲覧。
  2. ^ Sweeting (1988), p. 132