ストークス・モーター

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3インチ ストークス・モーター
WilfredStokeswithMortar.jpg
Sir Wilfred Stokes with example of his mortar and bombs. Typical 3 inch bombs used are 2nd and 6th from left
種類 迫撃砲
原開発国 イギリスの旗 イギリス
運用史
配備先 イギリス陸軍, イギリス連邦 armies
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
関連戦争・紛争 第一次世界大戦
開発史
開発者 ウィルフレッド・ストークス KBE
開発期間 1915
諸元
重量 104 lbs (47.17 kg) total [1]
要員数 2

砲弾 榴弾 10 lb 11 oz
(4.84 kg)[2]
口径 81.2mm (3.2 in)
作動方式 Trip
仰角 45°-75° [5]
発射速度 25 rpm (最大)[3]
6-8 rpm (通常)
有効射程 750 yards (686 m)
最大射程 800 yards (731 m)[4]
弾頭 アマトール
炸薬量 2lb 4 oz (1 kg)[6]
ストークス・モーター
中東戦線で使用されるストークス・モーター
ストークス・モーター用の榴弾

ストークス・モーター(英:Stokes Mortar)とは第一次世界大戦中の1915年にイギリスでウィルフレッド・ストークスが開発した迫撃砲である。

本体はライフリングの無い滑腔砲に仰角調節機能を有する二脚と反動吸収用の台座をつけた形状をしており、砲弾は下部に発射薬と雷管が配置され、炸薬を充填した砲弾本体の先端部分にミルズ型手榴弾から流用した信管が取り付けられている。発射時には、発射用装薬が配置された後部を下にして砲弾を砲口から滑り込ませれば、砲身底部の撃針によって雷管が作動し、発射薬に点火され発射される。

第一次世界大戦で広く使用され、1920年代後半以降は後継のML 3インチ迫撃砲に更新されてイギリス軍から退役した。

歩兵用火力支援火器としての近代迫撃砲はこのストークス・モータの登場で完成されたといっても過言では無く、現用の迫撃砲はほとんどこのストークス・モーターと変わらない形状をしているが台座が長方形から円盤形に変更されている。砲弾に関しては弾道を安定させるために後部に翼が取り付けられると共に、砲弾自体の形状も涙滴型に改良されている。

ウィルフレッド・ストークスはこの兵器を発明した功績により大英帝国勲章ナイト・コマンダーを授与され、ストークス・モーターの砲弾一発につき1ポンドの権利金をイギリス国防省から受け取ることで巨額の財産を築いた。

射表[編集]

チャージ無し 1 チャージ 2 チャージ 3 チャージ 4 チャージ

射程

着弾
時間

射程

着弾
時間

射程

着弾
時間

射程

着弾
時間

射程

着弾
時間

仰角

ヤード

ヤード

ヤード

ヤード

ヤード

45

240

7·1

420

9·6

550

11·6

660

13·2

800

15·0

50

233

7·6

411

10·4

538

12·5

649

14·3

780

16·2

52

228

7·8

404

10·7

530

12·9

639

14·7

767

16·6

54

222

8·0

395

10·9

518

13·2

626

15·1

748

17·0

56

215

8·2

384

11·2

503

13·5

608

15·4

726

17·4

58

207

8·4

371

11·4

486

13·8

589

15·8

701

17·8

60

197

8·5

357

11·7

467

14·1

567

16·1

672

18·2

61

193

8·6

349

11·8

457

14·3

554

16·3

656

18·4

62

187

8·7

340

11·9

445

14·4

542

16·4

640

18·5

63

182

8·8

332

12·0

434

14·5

528

16·6

623

18·7

64

176

8·8

323

12·1

422

14·6

514

16·7

605

18·8

65

170

8·9

313

12·2

409

14·8

499

16·9

586

19·0

66

164

9·0

303

12·3

396

14·9

483

17·0

567

19·1

67

158

9·0

292

12·4

383

15·0

468

17·1

547

19·2

68

152

9·1

281

12·5

369

15·1

451

17·2

526

19·4

69

145

9·2

270

12·5

354

15·2

434

17·4

505

19·5

70

138

9·2

259

12·6

339

15·3

416

17·5

483

19·6

71

131

9·2

247

12·7

324

15·4

398

17·6

460

19·7

72

124

9·3

235

12·8

308

15·5

379

17·7

437

19·8

73

117

9·3

223

12·9

292

15·5

360

17·8

413

19·9

74

109

9·4

210

12·9

275

15·6

340

17·9

389

20·0

75

102

9·4

197

13·0

259

15·7

320

18·0

364

20·1

脚注[編集]

  1. ^ "Appendix D. Details of Trench Mortars" in "Field Artillery Notes No. 7". Mortar=48 lb; Elevating Stand=28 lb; Base Plate=28 lb; Total Weight for Transport = 104 lbs
  2. ^ "Appendix E. Details of Ammunition" in "Field Artillery Notes No. 7". This figure is for the unstabilised cylindrical bomb used in World War I.
  3. ^ "Appendix D. Details of Trench Mortars" in "Field Artillery Notes No. 7"
  4. ^ At 45° using 4 Rings of propellant. This figure is for the unstabilised cylindrical bomb used in World War I.
  5. ^ From Range Tables, September 1917. 45° gave maximum range with any particular propellant amount e.g. 420 yards with 1 ring. 75° gave the most vertical descent for the shell and the shortest range with any particular propellant amount e.g. 197 yards with 1 ring.
  6. ^ "Appendix E. Details of Ammunition" in "Field Artillery Notes No. 7"

関連項目[編集]