ファーギー (歌手)

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ファーギー
2011年
基本情報
出生名 Stacy Ann Ferguson
生誕 (1975-03-27) 1975年3月27日(49歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州
ジャンル ポップR&Bヒップホップ
職業 歌手シンガーソングライターダンサー女優
レーベル A&M、インタースコープ、will.i.am ミュージック・グループ
共同作業者 ウィル・アイ・アムブラック・アイド・ピーズ
公式サイト www.fergie.com

ファーギー・デュアメルFergie Duhamel[1]、([ˈfɜːrɡi dəˈmɛl])、1975年3月27日 - )は、アメリカ合衆国女性歌手ソングライター俳優である。

彼女はヒップホップグループブラック・アイド・ピーズの女性ボーカリストで、世界中のチャートで成功を収めている。彼女のソロデビューアルバムプリンセス・ファーギー」はチャート上で大成功を収め、「ロンドン・ブリッジ英語版」、「グラマラス英語版」、「ビッグ・ガール・ドント・クライ」という3つのBillboard Hot 100チャート1位獲得シングルを生み出した[2]。ブラック・アイド・ピーズ在籍時を含めて、8回グラミー賞を受賞している。

ファーギーは子供番組キッズ・インコーポレイティッド英語版」とガール・グループワイルド・オーキッド英語版のメンバーだった。2001年に彼女はグループを辞め、翌年にはブラック・アイド・ピーズとチームを組むようになった。ブラック・アイド・ピーズでは、2006年9月にソロデビュー・アルバムを発表する前に、ヒットを連発した。グループは、2009年にアルバム「ジ・エンド」で、更なる成功を収めた。2009年から2010年にかけてグループと共にツアーを始め、2010年5月エイボンの下で彼女初のプロデュース香水「アウトスポークン」を発表。その後、3つの香水を発表した。なお、出生名はステイシー・アン・ファーガソンStacy Ann Ferguson)だが、2013年8月16日に法的に改名した[3]

生い立ち[編集]

1975年3月27日、アメリカのカリフォルニア州ハシエンダ・ハイツに生まれる。メキシコ、スコットランド、アイルランド、アメリカインディアンの系統[4][5]。家族構成は父パット(Pat)、母テリー(Terri)、妹ダナ(Dana)との4人家族。

パットは「グラマラス」(ファーギーのソロ・アルバム『プリンセス・ファーギー』からの3rdシングル)のミュージック・ビデオに出演したり、テリーがファーギーに対して電話でインタビューするラジオ番組にドッキリで出演したりしている[要出典]。また、ファーギー自身は「学校の成績が良くないと両親からサポートしてもらえなかったから、高校時代の私の成績はオールAよ」、「ママは私の歌声は何もしなくても凄く良いと思っていたから、私が歌のレッスンをして歌い方がダメになってしまわないように、ダンスのレッスンだけをさせたの」と両親の事を語っている。

経歴[編集]

幼年・子役時代[編集]

1983年から1986年にかけて、アニメーション作品『スヌーピー』のサリー・ブラウン役を2年、ルーシー役を1年務める。1984年から1989年まで子供番組『キッズ・インコーポレイティッド』にレギュラー出演。

ワイルド・オーキッド時代[編集]

1995年に子供の頃からの友人であるステファニー・ライドルとレニー・サンドストームと共にポップR&B系グループであるワイルド・オーキッドを結成。

1998年頃、ロサンゼルスブラック・アイド・ピーズのライブを見てファンになる。1999年頃にはワイルド・オーキッドのメンバーと『グレイト・プリテンターズ』というテレビ番組にレギュラー出演を果たしている。

子役として幼い頃から仕事をしていたため、常に自分の気持ちを抑えるようにしていたファーギーはこの頃からエクスタシーをやり始め、その後メタンフェタミン覚醒剤)に手を出し、中毒になってしまう。体重は41kgにまで減少し、友達には拒食症だと嘘をつき、そのことを隠していたという。このため子役時代に稼いだお金をすべて使い果たし、実家に帰っている。

その後、催眠療法セラピーによってかの薬物を克服してままならないときにワイルド・オーキッドのメンバーに自分の今までやっていたことを告白し、3rdアルバムの先行シングルには参加することを約束した上で活動停止状態だったワイルド・オーキッドから正式に脱退する。(しかし、先行シングルリリース後、3rdアルバムは発売中止になってしまい、ファーギーはショックを受ける。)

BEP時代[編集]

アップル・デ・アップ(左)、ファーギー(右)(2005年)

気持ちを新たにしたファーギーは、無一文となってしまったため仕事を探し、コンサートクラブでバック・シンガーやダンサーの仕事をし始めた。そうした中で、以前から大ファンであったブラック・アイド・ピーズがパフォーマンスする会場と仕事先が重なり、パフォーマンスを終えたウィル・アイ・アムに思い切って自分の連絡先を書いたメモを渡したのだという。当時ファーギーはブラック・アイド・ピーズといつか一緒に仕事をしたいと思っていて、自分のソロアルバムを出すという夢があり、それに参加してもらいたいと思っていたという。

こうしてファーギーはブラック・アイド・ピーズと交流し始め、友達になる。3rdアルバム制作中のウィルが“「シャット・アップ」のフィーチャリング・アーティストを探しているときに友人から「ステイシーを使えば?」と薦められ、最初はファーギーの歌唱力を疑っていたものの、いざレコーディングを始めるとすぐに曲は完成したらしい。その上、幾つかの曲でもバック・ヴォーカルを務めたことで、「ツアーをするのに女性バック・ヴォーカルも必要になるから一緒に来てくれないか」と誘われ、さらに話が発展して周囲の人々からメンバーとして加わるよう勧められる。

2003年より正式にブラック・アイド・ピーズに加わり、グループ名が"Black Eyed Peas"から"The Black Eyed Peas"になる。ブラック・アイド・ピーズの3rdアルバム『エレファンク』発売。「ウェア・イズ・ザ・ラヴ?」、「シャラップ」、「ヘイ・ママ」、「レッツ・ゲット・イット・スターティッド」などのヒット曲が生まれ、一気にブレイクする。

BEP(2006年)撮影:Renato Souza

2005年、4thアルバム『モンキー・ビジネス』発売。「ドント・ファンク・ウィズ・マイ・ハート」や「パンプ・イット」、「ドント・ライ」、「マイ・ハンプス」など、ファーギーをフィーチャーした曲が軒並みヒットする。

ソロデビュー[編集]

2006年9月、7歳の頃からの夢であった1stソロアルバム『プリンセス・ファーギー』を発売。2007年2月、アメリカファッションブランドのキャンディーズの2007年スプリング・キャンペーン・ガールに抜擢され、「グラマラス」がイメージ・ソングとなった。

私生活[編集]

1998年頃、人気ポップ・グループイン・シンクのリードヴォーカルを務めていたジャスティン・ティンバーレイクと付き合っていたとされている。当時ファーギーは23歳、ジャスティンは17歳で、二人ともヒップホップが好きで「BEPってクールだよね」とよく話し合っていたという。

2007年12月、テレビドラマ ラスベガスで共演した俳優のジョシュ・デュアメル婚約。 2009年1月10日、カリフォルニア州マリブにて結婚式を挙げた。その後離婚。 キム・カーダシアンの友人でもある。

エピソード[編集]

BEPは、ファーギーの加入を機にブレイクしたという見解が一般的によく見られるが、少なくとも、ファーギーは、そのようには考えてはおらず、むしろ、BEPに救われたのはファーギー自身であり、2006年9月21日に、ニューヨークで行われたソロアルバム・リリース記念パーティーでは、メンバーのウィルに「私を信じてくれてありがとう。郊外に住んでるただの女の子から何かを見つけてくれて、理解してくれて本当にありがとう。」と、感謝の気持ちを述べている。

ファーギーのファッションスタイルは、自身でも語っているように、チョラの影響を強く受けている。チョラとは、南アメリカボリビアチリペルーなどの国で、メスティーソ白人インディオ混血)を指す言葉であるが、そのステレオタイプに「チノ・パンツをはき、ノースリーブのシャツを着て、しばしば入れ墨をしている」人を言う。この服装は、ファーギーのファースト・シングル「ロンドン・ブリッジ」で見ることができる。さらに、ファーギーが、2005年頃よくしていた長い三つ編みは、チョリータの伝統的な髪型であり、この影響を受けてのものと思われる。他には、アディダスのジャージを好んで着用し、ベルトのバックルやボトムスのバックポケットのステッチにFergieの頭文字の「F」を入れたりすることも有名。

ファーギー(2007年マッチミュージック・ビデオ・アウォーズにて)、撮影: ロビン・ウォング

ピアス・ホールが、全身で15個ある。両耳に7個ずつと右眉に1個あいている。この眉ピアスは、ドラッグを克服するという決意を込めてあけられたもので、それ以外のピアスも、すべて何かを達成した記念にあけたもの。

自分の体で、一番好きなところは、絶対に太らないで、美脚セレブリティ第1位に選ばれたことがあるほどの美脚の持ち主。一番嫌いなところは、すぐに太るお腹

髪が乾燥しやすく、髪をアップにして結うときなどは、食用のオリーブ油を塗っている。

グループの紅一点という存在であるという共通点があることから、ノー・ダウトの女性ヴォーカリストのグウェン・ステファニーとよく比較されるが、このことについてはお互いに「素敵な女性と比較されて光栄だ」と言っている。

ファーギーにとって、ノートは必需品。何か思ったことを書き留めたり、スケジュールや詩、絵などを書くことが大好きだからとのこと。

ミュージカル映画『アニー』が好きで、小さい頃から“トゥモロー”をよく歌っている。人生で初めて買ったアルバムは『アニー』のサウンドトラックである。

歌手のアラニス・モリセットが、BEPの大ヒット曲「マイ・ハンプス」のパロディビデオを作り、インターネット上で話題になったときに、ギャグにされたファーギーは、アラニスに「アラニス、あなたは天才よ。ファーギー」というメッセージと共に、お尻の形をしたケーキを贈った。※“マイ・ハンプス”の中では「ハンプ=お尻」の意。

ネリー・ファータドと、ディスバトルをしたことがある。

2005年7月29日に行われた「San Diego Street Scene 2005」のライブ中に、思わずお漏らしをしてしまうハプニング。最初は「股間の染みは汗じみであって、おしっこではない。」と否定していたが、後になって「渋滞に巻き込まれてトイレにいけなかったのね、あれはお漏らしでした。」と素直にお漏らししたことを認めた。

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

タイトル アルバム詳細 チャート最高位 認定
US
[6]
AUS
[7]
AUT
[8]
CAN
[6]
GER
[9]
IRE
[10]
NZ
[11]
SWE
[12]
SWI
[13]
UK
[14]
2006 The Dutchess 2 1 17 4 11 9 2 35 11 18
2017 Double Dutchess
  • 発売日: 2017年9月22日[24]
  • レーベル: Dutchess Music, BMG
  • フォーマット: CD, LP, digital download
  • 全米売上: 2万枚[25]
19 39 23 65 69 49
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

シングル[編集]

タイトル チャート最高位 認定 収録アルバム
US
[26]
AUS
[7]
AUT
[8]
CAN
[27]
GER
[28]
IRE
[10]
NZ
[11]
SWE
[12]
SWI
[13]
UK
[14]
2006 London Bridge 1 3 3 3 8 1 13 6 3
  • US: 2× プラチナ[16]
  • AUS: プラチナ[29]
The Dutchess
Fergalicious
(featuring will.i.am)
2 4 34 24 23 38 5 22 29 105
  • US: 4× プラチナ[16]
  • AUS: 2× プラチナ[30]
  • NZ: ゴールド[31]
2007 Glamorous
(featuring Ludacris)
1 2 25 12 16 3 9 38 6
  • US: 3× プラチナ[16]
  • AUS: 3× プラチナ[30]
  • NZ: ゴールド[31]
  • UK: シルバー[23]
Big Girls Don't Cry 1 1 1 1 6 1 1 4 3 2
  • US: 4× プラチナ[16]
  • AUS: 5× プラチナ[30]
  • JPN: ゴールド[32]
  • NZ: プラチナ[31]
  • SWE: ゴールド[33]
  • UK: ゴールド[23]
Clumsy 5 3 53 4 50 17 4 15 43 62
  • US: 2× プラチナ[16]
  • AUS: 2× プラチナ[34]
  • NZ: ゴールド[31]
2008 Labels or Love 15 53 28 28 74 56 Sex and the City
2013 A Little Party Never Killed Nobody (All We Got)
(with Q-Tip and GoonRock)
77 43 17 72 10 89 3 14 59 90
  • US: ゴールド[16]
  • AUS: ゴールド[35]
  • NZ: プラチナ[36]
  • SWE: プラチナ[33]
The Great Gatsby
2014 L.A. Love (La La) 27 53 92 28 55 30 86 3
  • US: プラチナ[16]
  • UK: シルバー[23]
Double Dutchess
2016 M.I.L.F. $ 34 26 28 89 78 56
Life Goes On
2017 You Already Know[37]
(featuring Nicki Minaj)
95 96
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。

コラボレーション[編集]

映画出演作品[編集]

出典[編集]

  1. ^ Call Her Mrs. Duhamel! Fergie Legally Changes Her Name”. 2018年2月25日閲覧。
  2. ^ Fergie Album and Song Charts”. Billboard. 2009年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月5日閲覧。
  3. ^ Fergie -- My Fergalicious Name Change is Complete”. TMZ.com (2013年8月16日). 2013年8月19日閲覧。
  4. ^ Fergie Singer, age 32 Independent, The (London)”. BNET.com. 2008年9月28日閲覧。
  5. ^ Tannenbaum, Rob (2007年12月17日). “Fergie: Woman of the Year”. 2009年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月28日閲覧。 Blender
  6. ^ a b Fergie > Charts & Awards > Billboard Albums”. allmusic. 2010年7月21日閲覧。
  7. ^ a b Discography Fergie”. 'australian-charts.com'. Hung Medien. 2010年7月21日閲覧。
  8. ^ a b http://www.austriancharts.at/showitem.asp?interpret=Fergie&titel=Clumsy&cat=s
  9. ^ Artist Search ? Fergie Longplay” (German). musicline.de. Phononet. 2010年7月21日閲覧。
  10. ^ a b Discography Fergie”. 'irishcharts.com'. Hung Medien. 2010年7月21日閲覧。
  11. ^ a b Discography Fergie”. Hung Medien. 2010年7月21日閲覧。
  12. ^ a b Fergie Discography”. Sverigetopplistan. Hung Medien. 2010年7月21日閲覧。
  13. ^ a b Discography Fergie”. Hung Medien. 2010年7月21日閲覧。
  14. ^ a b Chart Stats ? Fergie”. The Official Charts Company. Chart Stats. 2012年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月21日閲覧。
  15. ^ Lipshutz, Jason (2014年9月15日). “Fergie's 'The Dutchess' Turns Eight: An Appreciation”. Billboard. Prometheus Global Media. 2014年9月15日閲覧。
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  17. ^ ARIA Charts ? Accreditations - 2007 Albums”. Australian Recording Industry Association. 2010年12月17日閲覧。
  18. ^ http://swisscharts.com/search_certifications.asp?search=the+dutchess
  19. ^ Gold & Platinum Certification”. Canadian Recording Industry Association. 2010年7月21日閲覧。
  20. ^ http://www.musikindustrie.de/gold_platin_datenbank/?action=suche&strTitel=The+Dutchess&strInterpret=&strTtArt=alle&strAwards=checked
  21. ^ Top 40 Albums”. Recording Industry Association of New Zealand. 2010年7月22日閲覧。 Note: The reader must select Chart #1576 - Monday 6 August 7 to show the certification.
  22. ^ The Dutchess”. 2016年7月1日閲覧。
  23. ^ a b c d Certified Awards Search” (To access, enter the search parameter "Fergie" and select "Search by Keyword"). British Phonographic Industry. 2013年9月4日閲覧。
  24. ^ https://store.hmv.com/music/cd/double-dutchess
  25. ^ Cantor, Brian (2017年9月27日). “Fergie's "Double Dutchess" Pacing For 15-17K US Sales”. Headline Planet. オリジナルの2017年9月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170928154923/https://headlineplanet.com/home/2017/09/27/fergies-double-dutchess-pacing-15-17k-us-sales/ 2017年9月28日閲覧。 
  26. ^ Fergie > Charts & Awards > Billboard Singles”. allmusic. 2010年7月21日閲覧。
  27. ^ Fergie Album & Song Chart History: Canadian Hot 100”. Billboard. Prometheus Global Media. 2010年7月21日閲覧。
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  31. ^ a b c d Latest Gold / Platinum Singles ? RadioScope New Zealand”. RadioScope. Recording Industry Association of New Zealand. 2011年4月19日閲覧。
  32. ^ https://web.archive.org/web/20141102132535/http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w141020.html
  33. ^ a b Fergie certifikat” (To access, enter the search parameter "Fergie" and select "Sök") (Swedish). Grammofon Leverantörernas Förening. 2016年7月1日閲覧。
  34. ^ ARIA Charts — Accreditations - 2008 Singles”. Australian Recording Industry Association. 2010年12月17日閲覧。
  35. ^ Archived copy”. 2013年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月21日閲覧。
  36. ^ NZ Top 40 Singles Chart – July 1, 2013”. Recording Industry Association of New Zealand. 2013年7月1日閲覧。
  37. ^ You Already Know Release Date”. 2017年8月6日閲覧。

外部リンク[編集]