スタンガン高村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スタンガン高村(スタンガンたかむら、1967年 - )は、日本プロレスラー実業家。本名は高村 洋行(たかむら ひろゆき)。静岡市葵区出身。デビュー以来一貫してヒールとして活動している。

来歴[編集]

1990年代初頭、当時アマチュアプロレス団体であったJWA東海(現:JWA東海プロレス)において、タイガー・ジェット・シンの影響を彷彿とさせる(入場テーマ曲は「サーベルタイガー」)極悪ヒールとして人気となった。

2000年代に入り、本業である電気工事・運送業のかたわら、プロのインディー団体の興行に参戦するようになり、地元の静岡プロレス(2005-2009年)でも活動していた。

2008年からは自身の会社の駐車場などで自主興行も行なっており[1]、2008年8月には鈴木みのるとシングルマッチで激突[2]したり、2009年12月には大仁田厚と有刺鉄線デスマッチを行う[3]など、大物プロレスラーと対戦する機会もあった。

人物[編集]

電気グルーヴピエール瀧ミュージシャンマルチタレント)は静岡市立籠上中学校時代の同級生で、一緒にプロレスごっこに興じる仲だった。のちに、静岡プロレスの観戦に来ていた瀧と旧交を温め、エッセイの題材になったり、ピエール瀧のしょんないTVにたびたび出演したりしていた。瀧からは野良レスラーと呼ばれていたが、高村自身もまんざらではなく、「野レスラー」というグッズを制作している。2015年頃からは引退をほのめかしており、2019年に瀧が不祥事を起こした際にインタビューを受けた高村の肩書きは「元プロレスラー」となっていた[4]

モデルとなった作品[編集]

  • 『電気グルーヴのメロン牧場 花嫁は死神』(ROCKIN'ON JAPAN連載)
  • まほろ駅前番外地』第一話(2013年4月、テレビ東京系)
    脚本・演出をした大根仁は高村への取材を行なっており[5]、スペシャルサンクスとして電気グルーヴと共にクレジットされた。

脚注[編集]

外部リンク[編集]