スズキ・キャリィ

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キャリイ(CARRY)は、スズキ製造販売するトラック型の軽自動車軽トラック)。

目次

[編集] 概要

この車は、1971年2006年までの36年連続で、日本国内で販売されているトラック(軽・小型・普通)の車名別年間販売台数第1位である。

バンタイプのスズキ・エブリイと2002年までは共通の構造を多く有していた。スズキからマツダOEM供給を行っているマツダ・スクラムのトラックタイプは、この車両を元に一部外装パーツの変更を行ったものである。またエブリイも1981年まではキャリィを名乗り、1991年1993年の間は上級車種以外の車種についてはキャリイバンの車名で販売されていた。

軽自動車の新規格に適合させるため1999年以降のキャリイはロングホイールベース、セミキャブタイプの仕様だったが、2005年11月におよそ7年ぶりにショートホイールベース、フルキャブタイプの仕様(キャリイFCシリーズ、ボディサイズはもちろん新規格で農耕用に特化した)が復活、追加された。ただし、OEM版のマツダ・スクラムトラックにはこの仕様は設定されていない。

尚、欧米や東南アジア、インド、オーストラリア等では排気量を拡大したモデルが生産、販売され、かつて大宇国民車(現:GM大宇)から「ラボ」(エブリイは「ダマス」)と言う名称で生産された事がある。

[編集] 歴史

[編集] 初代 FB(1961-1965年)

1961年にスズライトキャリイの名で発売された。バン(エブリイの前身)は1964年に登場。

[編集] 2代目 L20(1965-1969年)

1965年登場。初代と同じくボンネットタイプ。

[編集] 3代目 L30(1966-1969年)

1966年登場。名称をキャリイに変更。キャブオーバータイプとなる。2代目と併売された。

[編集] 4代目 L40(1969-1972年)

1969年登場。ジョルジェット・ジウジアーロがデザインを手がけた。

[編集] 5代目 L50(1972-1976年)

1972年登場。水冷エンジンとなる。もちろん排気量はそのまま。

1974年にフロントグリルのデザインを変更。のちに現行の黄色ナンバーにも対応した改良が行われる。

[編集] 6代目 ST10(1976-1979年)

1976年登場。軽自動車の規格変更に対応する為、550cc化。サブネームは「キャリィ55」。ボディは360cc規格から全長のみを少し延長する。当時ではクラス唯一の3気筒エンジン。機構は2サイクルのまま。ここから本格的に電動式ウインドーウォッシャーを採用した。

[編集] 7代目 ST20(1976-1979年)

1976年登場。車幅が拡大され、「キャリィWide」の愛称が付く。「キャリィ55」で好評を得た電動式ウィンドーウォッシャーをこの「キャリィWide」にも採用させた。

[編集] 8代目 ST30/ST31/ST40/ST41(1979-1985年)

1979年フルモデルチェンジ[ST30]。

1981年マイナーチェンジ。4WD車登場[ST31]。副変速機を備えていた。4サイクルエンジン[F5A型]搭載車登場[ST40/ST41]。なお、型式表示の一桁目の数字は2WDであるか4WDであるかを区別している。("0"=2WD:"1"=4WD)

1982年マイナーチェンジ。前面デザイン及び内装を変更。初めて樹脂バンパーが採用される。バンがエブリイとして登場する。内蔵型クーラー(エアコン?)の設定もあった。

[編集] 9代目 DA71T/DB71T/DA81T/DA41T/DB41T/DA51T/DB51T(1985-1991年)

9代目キャリィ(写真は660ccモデル)
9代目キャリィ(写真は660ccモデル)

1985年フルモデルチェンジ[DA71T/DB71T/DA81T]。2WDおよび4WD車の上級グレード「KC(標準ルーフ)」および「MC(ハイルーフ)」に限りフロントディスクブレーキが標準装備。4サイクルエンジンは先代に引き続き[F5A型]である。この型式より2WD車と4WD車は「D」の次に来るアルファベットの表示で区別するようになった。(DA=2WD:DB=4WD等)


1986年マイナーチェンジ。4WD車にはデフロック機構およびLSDが一部に設定。また5速MT(ただし4WD車はEL【エクストラ・ロー】付)やエアコン付きも設定された。

1987年マイナーチェンジ。スーパーチャージャー登場。スーパーチャージャー搭載モデルに限りSOHCのまま3バルブ化されたシリンダーヘッドが与えられている。2サイクルエンジン搭載モデル(DA81T)を廃止。

1989年マイナーチェンジ[DA41T/DB41T]。大幅なフェイスリフト。廉価グレードは丸型ヘッドランプを採用。エンジンはボア×ストロークを変更した[F5B型]となり、一部グレードを除き自然吸気エンジンがSOHCのまま4バルブ化。しかし、それとは対象的にスーパーチャージャー付きエンジンは2バルブとなる。4WD車は全車フロントディスクブレーキが標準装備化。
OEM版のマツダ・スクラムマツダ・ポーターキャブの事実上の後継車種)が登場する。

1990年マイナーチェンジ[DA51T/DB51T]。2度目のフェイスリフト。全グレードに丸型ヘッドランプを採用。全車660cc化およびSOHC4バルブ化[F6A型]。スーパーチャージャー搭載モデル廃止。車体寸法の基準変更にはフロントバンパーの延長等で対応した為、キャビンの広さは前モデルと変化していない。

1991年マイナーチェンジ。自然吸気エンジンの出力向上。38馬力から42馬力に拡大。4WD車の「4WD」デカール表示が赤色から青色に変更。4WD車は全車オートフリーホイールハブが標準装備化。

[編集] 10代目 DC51T/DD51T(1991-1999年)

10代目キャリィ ( DC51T )
10代目キャリィ ( DC51T )
10代目キャリィ
10代目キャリィ

1991年フルモデルチェンジ。車体寸法の規格変更に対応してキャビン自体が広くなり、居住性が向上した。
先代に引き続き、オートザム・スクラムとしてマツダへOEM供給される。

1993年マイナーチェンジ。フロントブレーキが全車ディスクブレーキとなる。

1995年マイナーチェンジ。フロントコーナ部のライトが白色からオレンジ色に変更される。ホイールのPCDが変更となる(114.3mm → 100mm)。

1997年KU系グレード(2WD/4WD共に)にEPI・ターボチャージャー付エンジン搭載車を設定。ただしSOHC2バルブ。インタークーラーは装備されなかった。


[編集] 11代目 DA52T/DB52T/DA62T/DA63T/DA65T

11代目キャリィ(写真はDA63T)
11代目キャリィ(写真はDA63T)

1998年フルモデルチェンジ[DA52T/DB52T]。新規格に対応する為、車体を拡大すると共にセミキャブオーバータイプとなる。エンジンは先代と同じく[F6A型]。ターボ車に続き自然吸気の4WD車もEPI化するが、自然吸気の2WD車は従来のキャブレター仕様のままとなる。AT車はターボエンジン搭載車のみに設定されている。

1999年マイナーチェンジ。荷台の長さが競合他車に比べ短く不評だった為、キャビンを短縮して荷台を延長。その為居住性が若干損なわれる。排出ガス規制およびグリーン税制の強化に伴いキャブレター仕様が廃止され全車EPI化された。自然吸気エンジン車にAT車が設定される。

2000年マイナーチェンジ。先代から継続設定されていたターボエンジン搭載車(インタークーラー無し)が廃止となる。

2001年マイナーチェンジ[DA62T]。エンジンが全車DOHCの[K6A型]となる。また、この型式より2WD車と4WD車の表示区別が無くなり、両方共"DA"となる。

2002年マイナーチェンジ[DA63T]。キャビンの形状をそれまでのエブリィとほぼ共通なスタイルから大幅に変更。また、1979年発売の[ST30]から長きに渡って使われてきたテールランプの形状が変更された。

2005年マイナーチェンジ。フルキャブ・ショートホイールベースのFCシリーズ[DA65T]を追加。セミキャブ車のミッションなど一部を変更。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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