スキルス
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| スキルス胃癌 | |
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| 分類及び外部参照情報 | |
進行したスキルス胃癌の内視鏡像。胃全体に癌が浸潤し、革袋様にみえる。
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| ICD-10 | C16.9 |
| ICD-9 | 151.9 |
| ICD-O: | M8142/3 |
| MeSH | D008039 |
| プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 | |
スキルス(scirrhous)とは悪性腫瘍にみられる間質が多い癌の一種で、瀰漫(びまん)性に浸潤していくものを指す。硬癌(こうがん)ともいう。語源はギリシャ語のskirrhos(硬い腫瘍)。胃癌、大腸癌や乳癌でこのような形での発育・浸潤がみられることがある。
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スキルス胃癌 [編集]
ひとかたまりにならず、正常組織に染み渡るように癌が浸潤するため、病変の表面が正常組織に覆われていたり、病変内に飛び石のように正常組織が残っていることがある。また分化型腺癌と異なり、血管も破壊しながら発育するため、スキルス胃癌では上部消化管内視鏡でNBIを用いても病変が茶褐色に描出しにくい(むしろ白色にみえる)。
病理学が発展する前、スキルス胃癌が悪性腫瘍と分かるまでは、一種の胃炎と考えられていたため英語の医学用語では現在もlinitis plastica(形成性胃炎の意)と名付けられている。
スキルス胃癌はヘリコバクター・ピロリとの関連は少ないことが報告されている。
この種類の胃癌はアジア各国、特に日本での報告が多い。CDH1遺伝子異常家系に多発したとの報告があり、カドヘリンとの関連が示唆されている。PSCAの遺伝子変異も関与が研究されている[1]。
形態 [編集]
スキルス胃癌の内視鏡像。胃全体に癌が浸潤し、革袋状の形態を呈している。また出血もみられる。
びまん性胃癌の特徴は、低分化型癌細胞がみられることである。また印環細胞癌もしばしばみられる。
進行したスキルス胃癌の形態は「革袋様」と呼ばれる[2]。これは腫瘍細胞がびまん性に浸潤し、過度の線維化が起こり、厚く硬い胃壁となるためである。
- 上部消化管内視鏡検査や胃透視検査により、早期の未分化型あるいは低分化型胃癌が発見されることもある。この場合は革袋状胃(=linitis plastica)には至っていない。早期病変の内側に、「聖域」と呼ばれる遺残した正常粘膜や「インゼル」と呼ばれる発赤した再生粘膜がみられることがある。病変の縁は「断崖」状で、分化型胃癌のような蚕食像がみられないことが多い。
症状として多いのは一回に取れる食事量が減る、食欲不振、吐き気、血便・黒色便、体重減少などである。下痢を伴うことがある。
有名な症例 [編集]
ナポレオンと彼の家族の多くはスキルス胃癌で亡くなっている。しかしナポレオン自身はヒ素中毒で亡くなったとも信じられている[3]。
参照・引用 [編集]
- ^ Genetic variation in PSCA is associated with susceptibility to diffuse-type gastric cancer. Nat Genet. 2008 Jun;40(6):730-40.
- ^ linitis plastica - ドーランド医学辞典
- ^ Bevan S, Houlston RS (1999). “Genetic predisposition to gastric cancer”. QJM : monthly journal of the Association of Physicians 92 (1): 5–10. PMID 10209666.
外部リンク [編集]
- "Carcinoma of the Stomach." at patient.co.uk
- 67502105 - GPnotebook