スカイデストロイヤー

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スカイデストロイヤー
ジャンル 3Dシューティング
対応機種 アーケード (AC)
開発元 ホームデータ
発売元 タイトー
人数 1人
メディア 業務用基板
稼働時期 日本 1985051985年5月
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU Z80 (@ 6 MHz)
サウンド Z80 (@ 3 MHz)
YM2203 (@ 1.5 MHz)×2
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×224ピクセル
60.00Hz
パレット256色
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スカイデストロイヤー』は、タイトー1985年に発売したアーケードゲーム。後方視点からの擬似3Dスクロール型シューティングゲームである。開発:ホームデータ(現:魔法)。

概要[編集]

プレイヤーはゼロ戦を操って敵の戦闘機部隊の攻撃をかいくぐり、敵要塞を爆撃することを最終目標とする。ゼロ戦には機銃魚雷が装備されており、それらを使って敵を倒す。弾数は無制限。

アーケード版はグランドライン(水平線)に関し、後年に稼働されたセガの『アフターバーナー』(1987年)と同じく、レバーを倒した方向とは逆に傾斜する視点感覚も得られる。

1ステージは「日中→夕方→夜→日中」とシーンが変わり、夜明け後しばらくして出現する敵の要塞を破壊できればステージクリアである。クリア後はボーナスステージに入り、すべて撃墜するとボーナス点が加点される。

登場キャラクター[編集]

敵キャラクター[編集]

戦闘機(F6F ヘルキャット / ファミコン版ではフライM)
本ゲームでの雑魚的存在。最初は零戦へ向かってくるだけだが、時間が経過するにつれて弾を発射するようになる。近距離で撃墜するほど高得点。通常は青い戦闘機だが、各シーンの最後では赤い戦闘機が登場し、すべて撃墜できなければ機銃の連射性能が大きく落ちる。ボーナスステージでも赤い戦闘機が登場する。
爆撃機(B-24 / ファミコン版では重爆撃機ノエルガイ)
ステージ中に突如として出現する。両翼を各2か所ずつ破壊すれば撃墜となり、その際に画面内にいるほかの戦闘機を全滅させることができる。
航空母艦(ファミコン版では空母ノースザネリ)
ステージ中に水平面上に一瞬の時として出現する。攻撃しないが、その時に戦闘機の弾が砲撃になる。1発魚雷を当てれば撃沈できる。
戦艦(ファミコン版では高速戦艦ゴルディウス)
ステージ中に水平面上から突如として近づいて砲撃してくる。1発魚雷を当てれば撃沈できる。
潜水艦(ファミコン版では潜水艦スティング)
ステージ中に突如として出現する。1発魚雷を当てれば撃沈できる。
海上要塞
各ステージの最終攻撃目標。夜が明けてしばらく経つと水平面上に現れる。要塞から砲撃してくる敵に魚雷を当てれば要塞が破壊され、ステージクリアとなる。

隠れキャラクター[編集]

敵人衛星シーガル
重爆撃機ノエルガイを2機連続で撃墜すると出現する。機銃で撃墜すると15,000点。
飛行船マイルストン
高速戦艦ゴルディウスをグラフィックの最終形態(消える直前)で撃沈すると出現する。機銃で撃墜すると10,000点。
幽霊船ゾンビ
夜に空母ノースザネリをグラフィックの第一形態(出現直後)で撃沈すると出現する[1]。魚雷で撃沈すると100,000点。

移植版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 スカイデストロイヤー 日本 198511141985年11月14日
ファミリーコンピュータ ホームデータ タイトー ロムカセット TFC-SD-4500 - アーケード版のグランドラインの傾き表現が省略されている。

評価[編集]

ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年5月10日号特別付録「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「当時珍しかった3Dシューティング」、「いまいち距離感が変だった」と紹介されている[2]

脚注[編集]

  1. ^ 発売から37年目の真実…闇夜に現れるという不気味な幽霊船は実在するのか|スカイデストロイヤー”. 2022年6月28日閲覧。
  2. ^ 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、226頁。 

外部リンク[編集]