スエヒロタケ

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スエヒロタケ
Fuzzy Fungi (Schizophyllum commune).jpg
分類
: 菌界 Fungi
亜界 : ディカリア亜界 Dikarya
: 担子菌門 Basidiomycetes
亜門 : ハラタケ亜門 Agaricomycotina
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
亜綱 : ハラタケ亜綱 Agaricomycetidae
: ハラタケ目 Agaricales
: スエヒロタケ科
: スエヒロタケ属
: スエヒロタケ
学名
Schizophyllum commune
和名
スエヒロタケ (末広茸)
英名
Split Gill
シノニム

Agaricus alneus L., (1755)
Agaricus alneus Reichard, (1780)
Agaricus multifidus Batsch, (1786)
Apus alneus (L.) Gray, (1821)
Merulius alneus (L.) J.F. Gmel., (1792)
Merulius alneus (Reichard) Schumach., (1803)
Merulius communis (Fr.) Spirin & Zmitr., (2004)
Schizophyllum alneum J. Schröt., (1889)
Schizophyllum alneum (Reichard) Kuntze, (1898)
Schizophyllum commune var. multifidum (Batsch) Cooke, (1892)
Schizophyllum multifidum (Batsch) Fr., (1875)

スエヒロタケ (末広茸:Schizophyllum commune)はスエヒロタケ科スエヒロタケ属の菌類。世界でも最も一般的なキノコの一つであり、南極大陸を除く全ての大陸で発見されている[1]


概要[編集]

傘は灰色と紫の混ざった白色。扇の一種である末広の名の通り、傘が湿った状態では扇形に開く[2]。乾いて縮むと猫の足先のように見えることから、『雀巣菌譜』にはネコノテという名前で載っている[2]。 表面側には毛が生えていて、傘の裏には襞が良く見える。襞はその表面に担子胞子を作り出し乾燥すると分裂する。このため英語圏ではSplit Gillという名前で呼ばれる。28000種以上の性を持つと考えられている[1]

利用[編集]

健康・栄養食品事典によれば、スエヒロタケの培地からシゾフィラン(制がん剤)が開発されている。主に乳がんにおける放射線治療と併用されている[3]

感染症[編集]

ごくまれに抵抗力が落ちたヒトイヌに寄生してアレルギー性気管支肺アスペルギルス症同様にスエヒロタケ感染症を引き起こす(ヒトでは7例だけ報告されている)[4]。日本では、1993年栗原アヤ子が罹患したことで知られる[5]

脚注・参照[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]