スイーツ(笑)
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スイーツ(笑)またはスィーツ(笑)とは、女性誌や女性向けファッション雑誌に多く見受けられるキャッチコピーやマーケティング戦略に、無自覚に踊らされる一部の女性を揶揄するインターネットスラングである[1][2]。また、それらの女性特有の思考回路をスイーツ脳という。一部の女性の強欲さやふしだらさ、自己中心的さやメディアリテラシーの無さを嘲笑する際や、キャッチコピーで流行を煽る女性誌を冷笑する際などにも用いられる。
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[編集] 概要
2007年頃から、2ちゃんねるを筆頭としたインターネットコミュニティで流行を見せ始めた。「単なる洋菓子・果物などのデザートをわざわざ『スイーツ』と呼ぶような人間」というニュアンスから命名された。用例の対象となる主な層は、マスメディアの影響を過大に受けやすい中高生から大学生といった学生層、および未婚就業女性といった若い女性たちである。
また同様の対象に「(笑)」を付けることにより、揶揄的なニュアンスを付加する表現も見られる。例えば「ケータイ小説」に感動、共感するといった行為に対して(おも立って、「ケータイ小説」の文章を稚拙と見る意図によって)「ケータイ小説(笑)」といった表現が用いられる。(その他、代表的な用例については、「揶揄の対象となる用語の例」参照のこと。)
語義は一様ではなく、使われる状況によって様々に変化する。代表的な例としては、流行に踊らされている女を冷笑する用法、若い女はすぐに流行に飛びつくような低能ばかりであるとレッテルを張る差別的な用法、流行に乗って(乗り切れて)いない自分を自嘲する用法、表現技法の一つとして語感の面白さを利用する用法などがある。
また、間投詞的に用いて文章全体を揶揄する用法もある。以下に例を示す。
- 私さー、「恋空」観に行ったんだけど、すごい泣けたよ。
- 私さー、「恋空」観に行ったんだけど、すごい泣けたよ。スイーツ(笑)
いずれにしても相手を揶揄・嘲笑する意味合いが強いため、使用の際には注意が必要である。
2007年12月14日には、2ちゃんねる検索を運営する未来検索ブラジルが主催するネット流行語大賞2007において、「スイーツ(笑)」が銀賞に選ばれた[3][4]。 産経エクスプレス紙面では、近年の女性ファッション誌のコピーを一歩退いた視線で見ながらも、この現象に対し「言葉を狩って均質化してしまっては、多様でユニークな文化は生まれてこない。」という批判もあった。
[編集] 揶揄の対象となる用語の例
揶揄の対象となる用語の多くには、「願望・欲望の対象とされる事物」に対して、マーケティング戦略から見かけ上、小洒落た描写が行われ、流行として受容されているという背景がある。「スイーツ(笑)」という語は、こうした表層的な「言い換え」で、もっともらしく飾り立てられる事象、それについての揶揄・冷笑・疑義を一言で言い表しており、その結果、ネット流行語大賞銀賞を獲得するに至る支持を勝ち得た。
以下にそうした事象の具体例を挙げると
- 思い切って残業(笑)
- 鏡に向かって頑張れ私!(笑)
- 頑張った自分へのご褒美(笑)
- 自立した大人の女性(笑)
- ワーキングビューティー(笑)
などがある。
「魅力的な男性を魅了し、性交渉を行いたいさま。恋人以外の不特定多数と性交渉を行いたいさま。」を
と表現する。
また、癒しなどをキーワードにした「健康ブーム」に女性層を追随させ、それに関連する業界が利益を上げている構図が嘲笑の対象となっている例としては、
といった語句などが挙げられる。
以下は、マーケティング戦略などの理由によって、語調が可愛いらしくなるように作為を加えられた単語の例である。
- スパゲッティ→パスタ(笑)(パスタだとマカロニなども含む。スパゲッティのみを意図する用法は誤用といえる。)
- ジーパン→デニム(笑)(デニムとは素材そのものを指す)
- 和菓子→和スイーツ(笑)・田舎スイーツ(笑)
- 化粧→夏色コスメ(笑)・秋色ファンデ(笑)・小悪魔メイク(笑)
- 巻き毛(特に、顔の内側に向けたもの)→ふわモテカール(笑)
- 昼食→ランチ(笑)
- 通勤→プリンセス通勤(笑)
- アクセサリー→キラキラ小物(笑)
- ラヴァリエール(主にペンダントトップ部がY字構造をもち、トップ部が胸の谷間あたりにくるネックレス)→乳間ネックレス(笑)[7][8]
- できちゃった結婚・中出し婚→ダブルハッピー婚(笑)
- 妊婦が不良がかった(気取った)ファッション・生活スタイルを行うこと→ちょいワルマタニティー(笑)
これらは(笑)がつけられた状態で揶揄・嘲笑の対象とされている。
[編集] 脚注
- ^ MSN産経ニュース 【勿忘草】スイーツ(笑)2007年12月10日
- ^ 日本経済新聞 2008年1月19日 夕刊 「さぶかるウォッチング」
- ^ livedoor トレビアンニュース ネット流行語大賞は朝日新聞社の「アサヒる」に決定!2007年12月14日
- ^ MSN 産経ニュース ネット流行語大賞、金賞は「アサヒる」2007年12月14日
- ^ マガジンハウス社 anan No. 1481 2005年09月28日発売
- ^ マガジンハウス社 anan No. 1572 2007年8月1日発売
- ^ NIKITA 2005年2月号 主婦と生活社
- ^ 禁断のV渓谷に小麦色の肌…乳間ネックレスで乳殺だ 2006年9月5日
[編集] 関連項目
- ミーハー
- メディア・リテラシー
- ステレオタイプ
- 電通 - スイーツ(笑)をメディア戦略に使用しているとされる広告代理店
- セレブ - スイーツ(笑)と呼称される層にとって、主に羨望の対象となる
- 小松江里子
- リア充
- ちょいワルおやじ
- DQN - 元々は「目撃!ドキュンに登場するような、どうしようもない不良連中。」を意味する侮蔑語。その後、語義が拡大し、常識がなく知識が乏しそうな人なども示すようになった。インターネット経由の侮蔑語の造語が定着した先例。

