ジレット

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ジレット (Gillette) は、プロクター・アンド・ギャンブル (P&G) が販売する剃刀製品のブランド。

歴史[編集]

米国[編集]

1901年キング・キャンプ・ジレットジレット・セーフティー・レザー・カンパニーとして創業。1903年に世界初のT字型替刃式の安全カミソリを製造した。

1967年ドイツの電気カミソリメーカーのブラウン社を買収したが、2005年10月1日にP&Gに吸収合併され、同時にニューヨーク証券取引所の上場を廃止された。

日本[編集]

ジレットの日本法人が設立されたのは1944年6月27日ジレットジャパンインコーポレイテッドとして設立された。

1967年にブラウン社の日本法人であるブラウンエレクトリックジャパン株式会社(設立は1962年、本社が横浜市中区にあった)を吸収し、ブラウンジレットジャパンインコーポレイテッドとなったのち、2002年にジレットジャパンインコーポレイテッドに社名を戻している。その後、2006年4月1日からはジレットジャパンエルエルシーに事業を移管して、ジレットとブラウンのブランドを日本で展開していた。

2007年7月1日にプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&Gの日本法人)に事業が移管され、ジレットジャパンエルエルシーは解散した。

日本国内向け製品一覧[編集]

ジレット・フュージョン5+1

替刃式カミソリ[編集]

  • フュージョンシリーズ- 男性用5枚刃タイプ。替刃は「フュージョン」シリーズ内で相互利用が可能
    • プログライド - 2011年2月発売。「フュージョン5+1」よりも薄くなった刃(5枚中4枚の刃を「フュージョン」よりも15%薄型化)でヒゲがひっかかりにくく、すべるような剃り心地を実現。[1]
    • プログライド パワー - 2011年2月発売。「フュージョン プログライド」の電動式タイプ。ヒゲの流れを整えて剃り残しを防ぐマイクロコームを追加。
    • プログライド スタイラー - 2012年9月発売。「プログライド パワー」に電動トリマーとピンポイントトリマーが搭載されたもの。3種類のコームが付属。
    • 5+1(ファイブワン) - 2006年8月発売。替刃式カミソリでは世界初の5枚刃(サスペンション付)を採用し、背面のピンポイントトリマーで剃りにくい箇所も簡単に仕上げられる。
    • 5+1(ファイブワン) トラベル - 2008年8月発売。「フュージョン5+1」のバリエーション品で、旅行や出張に最適なトラベルケースを追加で付属している。
    • 5+1(ファイブワン) パワー - 2006年8月発売。「フュージョン5+1」の電動式タイプ。より薄く均一なコーティングを施すことで剃り心地を向上。メタリックシルバーのホルダー。
    • 5+1(ファイブワン) パワー エアー - 2007年8月発売。「フュージョン5+1 パワー」のカラーバリエーション品で、スタイリッシュブラックのホルダー
    • 5+1(ファイブワン) パワー エアーブルー - 2010年2月発売。「フュージョン5+1 パワー」のカラーバリエーション品で、クールブルーのホルダー。
  • マッハスリーターボ
  • エムスリーパワー - 2004年9月発売。電動式3枚刃タイプ
  • マッハスリー - 3枚刃タイプ。2005年8月に「マッハシンスリー」から商品名を変更
  • センサーエクセル - 2枚刃タイプ。ホルダーにはシェービングフォーム(50g)が付属されており、買ってすぐにシェービングできる。
  • アクタスプラス
  • ヴィーナスシリーズ - 女性用替刃式カミソリ。替刃は全ての「ヴィーナス」シリーズで使用でき、簡単にアップグレードできる。
    • ヴィーナス&オレイ - 2013年2月発売。P&Gが海外で展開しているスキンケアブランドのオレイを冠した製品。泡立つモイスチャーシェーブジェルバー付き5枚刃タイプ。
    • プロスキン モイスチャーリッチ - 2012年2月発売。3種類のボディバター(アボカド油、オリーブ油、ガルシニアインディカ種子脂)を配合したジェルバー付3枚刃タイプ。
    • プロスキン センシティブ - 2012年2月発売。刃の周りを囲むように配置されたなめらか成分配合の360°スムーサーを採用し、デリケートな肌でもしっかり剃れるのにヒリヒリしにくいスムーサー付5枚刃タイプ。
    • エンブレイス5 - 2009年2月発売。膝やくるぶしなどの剃りづらい箇所にもぴったりフィットし、剃り残しが少ない5枚刃タイプ。2011年2月にホルダーのカラー色をピンクに変更。
    • スパ ブリーズ - 2010年2月発売。濡らすだけで簡単に剃れる「香るスムーサーソープ」付3枚刃タイプ。発売当初は「ブリーズ(2008年3月発売)」と併売していたが、現在はこの「スパ ブリーズ」のみである。
    • ヴィブランス - 2006年2月発売。ボディ用では日本初となる電動式3枚刃タイプ
    • ディパイン - 2004年3月発売。モイスチャースムーサー付3枚刃タイプ。ホルダーは発売当初ディープブルーだったが、2005年3月にコーラルピンクのホルダーを採用した「ディパイン パラダイス」を追加発売。現在、ホルダー製品はこの「ディパイン パラダイス」のみである。
    • ヴィーナス - 2001年発売。安全設計のソフトクッションを搭載したエントリー3枚刃。ホルダー付製品は2011年2月に使い捨てカミソリユーザーにも乗り換えやすいように、替刃をホルダー装着済みの1個に減らしてお手頃価格に設定した「ファーストヴィーナス」としてリニューアルされている。

使い捨てカミソリ[編集]

  • センサースリー - 2004年3月発売。使い捨て3枚刃タイプ(発売当初、同名の替刃式タイプもラインナップされていたが、現在は終売となっている)
  • カスタムプラスEX - 使い捨てタイプ。固定式と首振式があり、首振式には色違いでブラック(2本入りのみ)もラインナップする。
  • ヴィーナスシリーズ
    • センシティブディスポ - 2012年2月発売。ソフトクッション付の3枚刃となめらか成分配合のモイスチャーリッチスムーサーで敏感な肌でもスムーズに剃れる。
    • シンプリーヴィーナス2 - 2012年2月発売。モイスチャーリムーバー付使い捨て2枚刃。
    • シンプリーヴィーナス3 - 2012年2月発売。モイスチャーリムーバー付使い捨て3枚刃。

シェービング剤[編集]

  • フュージョン プログライドジェル - 2011年8月発売。塗った後にジェルから泡に変化するジェル泡タイプ。ポリマーの強化配合とシアバターの追加により、肌の赤み・ツッパリ・ミクロの傷から肌を守る。
  • フュージョン プログライド クリアシェービングジェル - 2012年9月発売。ジェルタイブのシェービング剤。
  • フュージョン シェービングジェル - 塗った後にジェルから泡に変化するジェル泡タイプ。2010年8月にラインナップを1種類から4種類に強化した。
    • ピュア&センシティブ - ヒリヒリ感が気になる方に。微香性・無着色。
    • センシティブスキン - 2006年5月発売。ビタミンEとアロエを配合。本品のみリニューアル発売。
    • クールジェル - さっぱり感を求める方に。メントール配合。
    • レギュラー - 深剃を求める方に。ベーシックタイプ。
  • ジレットシリーズ
    • シェービングフォーム ピュア&センシティブ - 2006年2月発売。ビタミンE・アロエ・アラントインを配合した泡が肌に密着して快適な剃り心地を実現。2010年8月にリニューアルし、「ピュア&センシティブ シェービングフォーム」から商品名を変更。
  • サテンケア シェーブジェル - 女性向けのシェービング剤
    • アプリコット - 2006年2月発売
    • フローラルパッション

スポンサー活動[編集]

長年FIFAワールドカップのスポンサーであったが、2005年のP&Gとの合併により、翌2006年のドイツ大会を最後に撤退した。

ジレットの呪い[編集]

イギリスの経済新聞『エコノミスト』に、「ジレットの呪い」という記事が掲載された。同社のCMに起用された一流アスリートが災難に遭うという。タイガー・ウッズは不倫スキャンダルがプレーにも悪影響を及ぼした。テニスロジャー・フェデラーは2011年にグランドスラム優勝から遠ざかった。サッカーティエリ・アンリ2010年南アフリカW杯欧州予選プレーオフで故意にハンドを冒した決勝点のアシストを非難され、善人のイメージが崩れた。『サッカーマガジン』は、この3人に加え松坂大輔も一例にあげた[2]

同紙には掲載されていないが、レーシングドライバーの佐藤琢磨も、起用決定後に所属していたスーパーアグリが撤退、2009年のF1ドライバーシート獲得のためにスクーデリア・トロ・ロッソでのテストを受けたが獲得できず、1年間の浪人生活を送らざるを得なかった。その後2010年からインディカーに転向するが、その前にジレットとのスポンサー契約は切れた。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2012年発売の『ジレット プログライド マニュアル お試しホルダー』では、「表記されているトリマー説明に誤りがありました。誤)より薄い刃→正)改良された刃」と書かれている。
  2. ^ トリビューンの片隅で 連載76 ある呪い『サッカーマガジン』2012年1月24日号、ベースボール・マガジン社、2012年、雑誌23884-1/24, 033頁。

外部リンク[編集]