ジョー・パス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ジョー・パス
ジョー・パス}
ジョー・パス
基本情報
出生 1929年1月13日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニュージャージー州
死没 1994年5月23日(満65歳没)
担当楽器 ギター

ジョー・パス(Joe Pass 1929年1月13日 - 1994年5月23日)は、アメリカ合衆国ジャズミュージシャン、ギタリスト。我流ではあるが、卓越した超絶技巧を誇り後進のギタリストに多大な影響を与えている。オスカー・ピーターソンエラ・フィッツジェラルドといった大御所との録音も多い。

生涯[編集]

ニュージャージー州生まれ。9歳でギターを始め、14歳でバンド活動を開始。

その後麻薬中毒で苦しむが、シナノンという更生施設に入って立ち直り、1962年にアルバム『サウンド・オブ・シナノン』発表。1965年にはジャンゴ・ラインハルトに捧げたアルバム『フォー・ジャンゴ』を制作し、話題となる。1973年発表のアルバム『ヴァーチュオーゾ』は、ギター一本だけで制作され、ジャズにおけるソロ・ギターの可能性を追究した作品として高く評価された。1994年、肝臓癌で他界。

代表作[編集]

  • Virtuoso
  • For Django
1961年
  • Sounds Of Synanon
1963年
  • CATCH ME!
1964年
  • JOY SPRING
  • FOR DJANGO
1967年
  • SIMPLICITY
1968年
  • JOE'S BLUES
1970年
  • INTERCONTINENTAL
1971年
  • BETTER DAYS
1972年
  • Jazz/Concord (Herb Ellis, Joe Pass)
1973年
  • VIRTUOSO #1
  • VIRTUOSO #4
1975年
  • VIRTUOSO IN NEW YORK
1976年
  • VIRTUOSO #2
1977年
  • VIRTUOSO #3
  • MONTREUX '77
1978年
  • Chops (Joe Pass And Niels Pedersen)
1981年
  • IRA, GEORGE, AND JOE Joe Pass Loves Gershwin
1982年
  • JOE PASS JAZZ GUITAR CLINIC LIVE!
1989年
  • Autumn Leaves (Joe Pass-Tommy Gumina Trio)
  • SUMMER NIGHTS
1990年
  • APPASSIONATO
1991年
  • VIRTUOSO LIVE !
1992年
  • MEDITATION
  • SONGS FOR ELLEN
  • UNFORGETTABLE
1993年
  • MY SONG

教則本[編集]

  • Joe Pass Guitar Style
  • Joe Pass Chord Solos: For Guitar, Vibes & All Keyboard Instruments
  • Joe Pass Guitar Chords
  • Joe Pass Guitar Method(日本語版/矢堀 孝一訳)

使用ギター[編集]

  • Martin 00-42
  • Fender Jaguar
  • Fender Jazzmaster
  • Fender Telecaster 他
1963年以降
  • Gibson ES-175D
  • D'Aquisto
  • Ibanez JP-20
  • Epiphone Emperor II 他

その他[編集]

彼の流麗なコードワークの一つのエッセンスであるのが「CAGED」コードである。これはオープンコードの開放弦に値する音を常に人差し指のバーコード(セーハ)で押さえ、常にどのポジション上でもオープンコードフォームを用いる事が出来るという彼独自のコードアプローチである。もっと端的に言うなら、常に人差し指がカポタストの役割を担う。このようなコードアプローチは数々の著名な歌手や奏者との共演から生み出されたと本人は語っていた。 ※CAGEDとは米俗語で「酔っ払い」の意。