ジョージ・グラハム (時計師)

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ジョージ・グラハム

ジョージ・グラハムGeorge Graham1673年7月7日 - 1751年11月20日)は、イギリス時計師発明家王立協会フェロー[1]

カンバーランドクェーカー教徒の家に生まれる。1688年ロンドンへ渡って時計師トーマス・トンピオンの晩年に彼のパートナーとして働き、振り子時計太陽系儀脱進機の発明・発展に貢献した(グラハムは後にトンピオンの姪と結婚している)。直進脱進梯(グラハム脱進機)、シリンダー脱進機、水銀補正振り子、ダンパー(弱音器)付ミニッツ・リピーターはいずれも彼が発明した。また彼は、時計製作史上最初のクロノグラフを完成させ、グラハムの名声はたちまちヨーロッパ中に知れ渡ることとなる。

しかし時計の発展において特許を取得することを拒み、自らが開発した発明を他の時計師に自由に使わせた。

また天文学者エドモンド・ハレーに対して科学機器を開発し、ジェームズ・ブラッドリーサミュエル・モリノー光行差観測のために天頂儀を製造した[2]

1751年にロンドンのフリート・ストリートの自宅で亡くなり、ロンドンウェストミンスター寺院身廊に、チャールズ・ダーウィン、トーマス・トンピオンらと共に埋葬されている。現在では終焉の地のフリートストリートに彼とトンピオンの名を刻んだ記念額が設けられている。

グラハム[編集]

彼の業績を称え、1995年から彼の名を冠した高級腕時計「グラハム」が発表されている。製造会社はエリック・ロト(Eric Loth)が創設したザ・ブリティッシュ・マスターズ社で、本社はスイスラ・ショー・ド・フォンにある。ジョージ・グラハムの発明に敬意を示し、ほとんどのモデルはクロノグラフである。また往年のクロノグラフやストップウォッチにインスピレーションを得て真円筒状のケース、円盤状のプッシュボタンなどノスタルジックなディテールを特徴としている。

クロノファイター
ケースサイドに取り付けられたレバー式大型リューズプロテクターが最大の特徴。福山雅治がドラマ「ガリレオ」で装着していたことで有名になった。
シルバーストーン
真円状のケース、ネオクラシックなプッシュボタンが特徴。全モデル中、最も往年に近いフォルムを再現したモデル。
ソードフィッシュ
3時、9時位置が大きな真円状のフレームで意匠されたフォルムが特徴。

2009年にはブラウンGPとパートナーシップ契約を結んだ。

出典[編集]

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  1. ^ Graham; George (1673 - 1751)” (英語). Library and Archive catalogue. The Royal Society. 2012年1月14日閲覧。
  2. ^ ブラッドリーが光行差を見付けた方法(1727年)

外部リンク[編集]