ジョン・プレイフォード

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プレイフォード出版『Musicks recreation on the lyra viol』(1652年)の表紙
プレイフォード出版『The treasury of musick: containing ayres and dialogues to sing to the theorbo-lute or basse-viol.』(1669年)。楽譜はヘンリー・ローズの曲

ジョン・プレイフォードJohn Playford, 1623年 ノリッチ - 1686年 ロンドン)は、イングランドの楽譜出版者、書籍商。

生涯[編集]

1639年1640年から1647年まで出版者ジョン・ベンソンの下で見習いを勤めた後、テンプル教会のポーチに店を開いた。1651年、書籍商ならびに出版者としてのプレイフォードの名を今に残す『ダンシング・マスター(The Dancing Master)』(初版のタイトルは『イングリッシュ・ダンシング・マスター(The English Dancing Master)』)を出版。この本には105のダンスとその簡単な主旋律が収められ、1728年頃まで次々と版を重ねた。現在も絶版にならず販売されている。

プレイフォードの出版した本には、他に以下のようなものがある。

  • Apollo's Banquet(1678年) - ヴァイオリンのための曲とジグ
  • The Musical Companion(1667年) - 歌とキャッチ(輪唱の一種)集
  • Musick's Handmaid(1678年) - ヴァージナルハープシコードのための曲集
  • ディヴィジョン・ ヴァイオリン The Division Violin(1685年) - オリジナルの旋律による変奏(ディヴィジョン)の教則本・曲集(26曲)。初心者向けの簡単な技術から、上級者向けのスコルダトゥーラ、指による重音奏法、弦のまたがった大きな音程の跳躍まで。
  • A Musicall Banquet(1651年)
  • Catch that Catch Can(1652年)
  • A Booke of New Lessons for Cithern(1652年。1666年『Musick's Delight on the Cithren』として改訂)
  • Musick's Recreation on the Lyra Viol(1652年)
  • A Breefe Introduction to the Skill of Musick(1654年)
  • Choice Musick to the Psalmes of David(1656年)

プレイフォードは1684年に引退し、息子のヘンリー・プレイフォード(Henry Playford)が後を継いだ。

1687年、死去。ヘンリー・パーセルはプレイフォードの死を悼んで『ジョン・プレイフォード氏の死によせるエレジー』を作曲した。

参考文献[編集]

  • Randel, Don Michael, The Harvard Biographical Dictionary of Music (1996), Belknap Press. ISBN 0-674-37299-9.