ジョン・フェン

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ジョン・フェン
ノーベル賞受賞者 ノーベル賞
受賞年:2002年
受賞部門:ノーベル化学賞
受賞理由:エレクトロスプレーイオン化法の開発

ジョン・フェン(John Bennett Fenn、1917年6月15日- 2010年12月10日)はニューヨーク生まれのアメリカ人分析化学者。

人物[編集]

2002年に、エレクトロスプレーイオン化法の開発によりノーベル化学賞を受賞した。エレクトロスプレーイオン化法は生体物質質量分析する上で必須の技術である。2002年には、生体分子技術における顕著な業績に対して、生体分子資源協会賞も贈られている。

フェンの発見はすぐに様々な具体的な業績となって表れた。例えば、薬品となりうる複雑な新化合物を評価するスピードが飛躍的に速くなり、1990年代にはエイズ薬(プロテアーゼ阻害剤)の開発が進んだ。

ケンタッキー州で育ったフェンは、Berea Collegeで学位を取り、1940年にイェール大学博士号を取得した。その後3年間、プリンストン大学博士研究員として海軍の研究に従事した。

1962年からはイェール大学の化学工学部に属し、1987年に定年退職を迎えたが、この間にノーベル賞の受賞理由となった研究を成し遂げていた。

20年以上イェール大学に勤めた後、1994年からは分析化学の教授としてバージニア・コモンウェルス大学 (en:Virginia Commonwealth University)に在籍した。

エレクトロスプレーイオン化の特許について、イェール大学との間で法廷闘争になったが、2005年2月8日、イェール大学側は100万ドルと部分的な特許権を勝ち取ることとなった。

2010年12月10日、アメリカ合衆国:バージニア州にて死去した[1][2]。93歳没。

脚註[編集]

  1. ^ 訃報:ジョン・フェンさん 毎日新聞 2010年12月11日閲覧
  2. ^ VCU's Nobel winner John B. Fenn dies at 93 Richmond Times 2010-12-11