ジョン・アーヴィング
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ジョン・ウィンズロー・アーヴィング(John Winslow Irving、1942年3月2日 - )は、アメリカ合衆国の作家。本名ジョン・ウォレス・ブラント・ジュニア(John Wallace Blunt, Jr)。「ポスト・モダン文学」「メタ・フィクション」らが隆盛の中、「チャールズ・ディケンズを尊敬する」と語り、「物語性の復権」を目指した、波乱万丈の展開の小説を発表。また、次々に映画化され、話題となり、現代アメリカ文学を代表する作家となる。
特に初期作品には、アーヴィング本人の人生の影響が大きく反映している。
目次 |
[編集] 経歴
- 1942年3月2日、ニューハンプシャー州エクセターに生まれる。
- 物心つかぬうちに母が、実父と離婚したため、エクセターのフロント・ストリートにある母の実家で育てられる。
- 1948年 母が、フィリップス・エクセター・アカデミーの教師、コリン・F・N・アーヴィングと再婚。
- 幼少時に、文学好きの祖母の影響を受ける。
- 1957年、フィリップス・エクセター・アカデミー入学。レスリング部主将として活躍。また、文学にも興味を示し、習作をいくつか書く。
- 1961年、同アカデミー卒業後、レスリングの腕を買われてピッツバーグ大学へ入学。
- 1962年、レスリング選手を諦めて大学を退学、ニューハンプシャー大学へ入学。
- 1963年、大学をドロップアウト。ハーヴァード大学の夏期ドイツ語集中講座を受講している間に、パーティで妻となるシャイラ・リアリと知り合う。
- 1963-64年、ウィーン大学に学ぶ。
- 1964年、シャイラ・リアリと結婚。ニューハンプシャー大学に復学する。
- 1965年、長男コリン誕生。ニューハンプシャー大学英語科卒業。短編『冬の枝』が雑誌に掲載される。特別奨学金でアイオワ大学へ入り、創作科でカート・ヴォネガットに師事。
- 1967年、同大学の修士論文として『熊を放つ』を執筆し、修士号を授与される。
- 1968年、『熊を放つ』で作家デビュー
- 1978年、『ガープの世界』を発表、一躍、注目を浴びる。ハードカバーだけで10万部のベストセラーとなり、1980年にはペイパーバック部門のアメリカ図書賞を受賞。
- 1985年、来日。
- 1999年、『サイダーハウス・ルール』でアカデミー脚色賞を受賞。
[編集] エピソード
- アーヴィングが『ホテル・ニューハンプシャー』を執筆中に、完成前の原稿の朗読会を行ったが、ある女子学生が、ある登場人物の運命に、大泣きしてしまったという。
[編集] 主な作品
- 『熊を放つ』(Setting Free the Bears、1968年)村上春樹訳
- 『ウォーターメソッドマン』(The Water-Method Man、1972年)柴田元幸・岸本佐知子訳
- 『158ポンドの結婚』(The 158-Pound Marriage、1974年)斎藤数衛訳
- 『ガープの世界』(The World According to Garp、1978年)筒井正明訳
- 『ホテル・ニューハンプシャー』(The Hotel New Hampshire、1981年)中野圭二訳
- 『サイダーハウス・ルール』(The Cider House Rules、1985年)真野明裕訳
- 『オウエンのために祈りを』(A Prayer for Owen Meany、1989年)中野圭二訳
- 『サーカスの息子』(A Son of the Circus、1994年)岸本佐知子訳
- 『未亡人の一年』(A Widow for One Year、1998年)都甲幸治・中川千帆訳
- 『第四の手』(The Fourth Hand、2001年)小川高義訳
- 『また会う日まで』("Until I Find You"、2005年)小川高義訳
[編集] 映画化
- ガープの世界 (1982) 監督:ジョージ・ロイ・ヒル
- ホテル・ニューハンプシャー (1984) 監督:トニー・リチャードソン
- サイモン・バーチ (1998) 原作:『オウエンのために祈りを』(プロデューサーもつとめる) 監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
- サイダーハウス・ルール (1999 脚本も担当) 監督:ラッセ・ハルストレム
- ドア・イン・ザ・フロア(2004) 原作:『未亡人の一年』 監督:トッド・ウィリアムズ
[編集] 外部リンク
- JOHN IRVING HOMEPAGE -公式サイト(英語)
- ジョン・アーヴィングのホームページ「J.アーヴィングによると世界は。」 -日本語ファンサイト


