ジュリオ・トノーニ

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ジュリオ・トノーニ(2005年)

ジュリオ・トノーニ(Giulio Tononi)はトレント出身のアメリカ合衆国精神科医神経科学者。研究の対象は意識睡眠

略歴[編集]

1985年、イタリアピサ大学精神医学の学位を取得。陸軍で軍医として働いたあと、睡眠の調節に関する研究で1989年に神経科学の学位を取得。その後 アメリカに渡り、1990年から2000年まで、ジェラルド・エーデルマンの設立した神経科学研究所で研究を行う。2008年現在ウィスコンシン大学マディソン校の精神医学科教授。

研究[編集]

トノーニは2004年意識の情報統合理論Information integration theory of consciousness, 略:IIT)を発表している[1]。情報統合理論では、物質としての脳からどのようにして主観的な意識経験(クオリア)が生じるのか、これを情報理論における情報量の観点から理論化している。アメリカの神経科学者クリストフ・コッホは、トノーニの情報統合理論に関して「意識についての、唯一の真に有望な基礎理論だ 」と2010年に述べている[2]

受賞[編集]

  • 2005年 NIH Director’s Pioneer Award[1]
  • 2004年 NARSAD Distinguished Investigator Award[2]

著作[編集]

以下トノーニの著作の一部

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論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Tononi, Giulio (2004). “An information integration theory of consciousness”. BMC Neuroscience 5 (42). http://www.biomedcentral.com/1471-2202/5/42/. 
  2. ^ Carl Zimmer (2010年9月20日). “Sizing Up Consciousness by Its Bits”. New York Times. 2012年5月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

サイト
ビデオ
  • "Consciousness and the Brain" - トノーニの講演ビデオ。意識の情報統合理論について説明している。全約一時間。公演日2007年5月21日。