ジャン=フランソワ・パロ

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ジャン=フランソワ・パロ
(Jean-François Parot)
誕生 1946年6月27日(68歳)
フランスの旗 フランス パリ
職業 外交官、作家
言語 フランス語
国籍 フランスの旗 フランス
代表作 ニコラ警視の事件シリーズ
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ジャン=フランソワ・パロJean-François Parot1946年6月27日 - )は、フランス外交官、歴史ミステリー作家パリ生まれ。

経歴[編集]

子どもの頃、俳優のジャン・ギャバンと知り合いだったこと、母が映画監督マルセル・カルネの下で働いていたこと、祖父がアベル・ガンスが監督を務めた映画『ナポレオン』(1927年)の編集をした[1]ことなど、映画と密接に関わる家庭で育った。大学で歴史の学士と修士号を取得し、大学院人類学、特に古代エジプトミイラの生成技術、太平洋諸島に古くから伝わる神話18世紀のパリについて修めた。

"Structures sociales des quartiers de Grève, Saint-Avoye et Saint-Antoine, 1780-1785" という学術書を1974年にアシェットからマイクロフィルムで出版している。

セネガルサン=ルイで軍関係の仕事をしていた時、「たまたま」[1]領事の補佐となる。その後、1974年にキンシャサで副領事、1982年から1987年にはホーチミンアテネで総領事、ドーハハルツームジブチワガドゥグーソフィアなどで参事官チュニスで公使兼大使代理を歴任。また、経済・財政・産業省のアドバイザー、外務・ヨーロッパ問題省の人事局長代理、2002年から2006年には国防・退役軍人省の局長代理を務めた。2006年10月にギニアビサウの大使となり、外交における食料の役割を強調した[1]

執筆業[編集]

代表作は、18世紀のフランスの警察の警視「ニコラ・ル・フロック」シリーズ。アクションやミステリーを交えながらも史実に基づいた正確な描写が特徴である。

イタリア語スペイン語英語ロシア語などに翻訳され、フランス2で「王立警察 ニコラ・ル・フロック」としてテレビドラマ化された[2]

ニコラ・ル・フロックは、ブルターニュ半島ゲランド出身、侯爵の非嫡出子として生まれ、カノン・ル・フロックに育てられた。物語は1761年から始まり、パリ警察(現在のパリ警視庁)総監アントワーヌ・ド・サルティンヌ(実在した警察官、(en) )と共に仕事をする。ピエール・ブルドー捜査官らと協力しながら犯罪や複雑な恋愛を解決していく。フロックも含め登場人物の多くがグルメで、作中にも食べ物の描写が多くある。

著書[編集]

# 邦題 原題 刊行年
フランスの旗
刊行年月
日本の旗
訳者 出版社 日本の旗
1 ブラン・マントー通りの謎 L'Énigme des Blancs-Manteaux 2000年 2008年11月 吉田恒雄 ランダムハウス講談社文庫
2 鉛を呑まされた男 L'Homme au ventre de plomb 2000年 2009年8月
3 ロワイヤル通りの悪魔憑き Le Fantôme de la rue Royale 2001年 2010年2月
4 L'Affaire Nicolas Le Floch 2002年
5 Le Crime de l'hôtel Saint-Florentin 2004年
6 Le Sang des farines 2005年
7 Le Cadavre anglais 2007年
8 Le Noyé du grand canal 2009年
9 L'Honneur de Sartine 2010年

出典[編集]

  1. ^ a b c Gautheret, Jérôme (2009年7月14日). “Crimes et courtisans: portrait”. ルモンド: pp. 18 
  2. ^ Nicolas le Floch”. France 2. 2009年12月11日閲覧。

外部リンク[編集]