ジャン・ジロー

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ジャン・ジロー
Jean Giraud
Moebius Lodz 2008.jpg
生誕 1938年5月8日
フランスの旗 フランス ノジャン=シュル=マルヌ
国籍 フランスの旗 フランス
職業 漫画家
代表作 Le Garage hermétique
受賞 ハーヴェイ賞(1988年、1989年、1991年)
アイズナー賞(1989年、1991年)
公式サイト 公式サイト
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ジャン・ジローJean Giraud1938年5月8日 - )は、フランス漫画家

ジローは彼自身の本名のみにとどまらず、メビウス (Moebius) というペンネームにおいても世界的な成功を収めており、更にジル (Gir) の名でもある程度の人気を得ている。

目次

[編集] 経歴

ジャン・アンリ・ガストン・ジローは、1938年パリ郊外のノジャン=シュル=マルヌで生まれた。16歳の時、ジローはArts Appliqués(応用美術)の独習を開始した。18歳の時に、ジローの漫画作品『Frank et Jeremie』が『Far West』誌に掲載された。1961年に、ジローは当時のヨーロッパを代表する漫画家であったジジェの許に弟子入りし、『Jerry Spring』の制作に加わった。

1962年にジローは原作者のジャン・ミシェル・シャルリエと共に、『Pilote』誌で『Fort Navajo』の連載を開始した。この作品は大きな成功を収め、1974年まで中断されることなく続いた。ジローとシャルリエにより『Fort Navajo』で登場したブルーベリー中尉はたちまち人気キャラクターとなり、ブルーベリー中尉が活躍するスピンオフ西部劇作品『Blueberry』はジローの生地フランスで最も知名度の高いジローの作品となった。フランスにおけるジローの名声は極めて高いものであり、彼を記念する郵便切手が発行されたほどであった。また、ジローは彼の本名とジル (Gir) という筆名で、オークレールやタルディなどの他の作家のために多数の原作を手掛けた。

ジローがSF作品と、ファンタジー作品のために用いているメビウス (Moebius) というペンネームは、1963年に生まれた。『Hara-Kiri』と題された風刺雑誌で、ジローはメビウス名義で1963年から1964年までに21作の漫画を執筆し、その後10年間メビウスの名は行方不明であった。1975年に、彼自身が創刊者の一人として名を連ねる『メタル・ユルラン』誌でジローはメビウスとして復帰し、1981年に『アンカル』 (L'Incal) シリーズを、映画監督としても著名なアレハンドロ・ホドロフスキーの原作で連載開始した。ジローのメビウス名義での代表作である『Le Garage hermétique』シリーズと、革命的な『アルザック』 (Arzach) シリーズも、『メタル・ユルラン』で連載された作品である。

ジローは多数のSF映画でストーリーボードやデザイン案を手掛けている。1982年に、ジローはルネ・ラルー監督による、ステファン・ウルの原作小説に基づくSFアニメーション映画『時の支配者』 (原題: Les Maîtres du temps) にメビウスとして参加。公式にクレジットされてはいないが、同年のリドリー・スコット監督によるSF映画『ブレードランナー』にも主要キャラクターの衣装デザイナーとして参加している。また、同作品の画期的な「混沌とした未来社会のイメージ」は、ジローの作品からインスパイアされたものであり、ジローが作りだした未来社会のイメージはこの映画を経由して、多くのサブカルチャーに影響を与えた。

1988年には、スタン・リーと共に、アメリカン・コミックのキャラクターであるシルバーサーファーが登場する上下編の特別作品を執筆した。映画『クリムゾン・タイド』の劇中では、デンゼル・ワシントン演じるロン・ハンター少佐により、ジローのサーファーはジャック・カービーによるサーファーとは別物であると、やや悪意を込めて言及される(この場面はクレジットに表記されていないクエンティン・タランティーノにより執筆された)。ジローは映画監督・宮崎駿の友人としても知られている。彼ら2人は、2004年12月から翌年3月まで、パリ造幣局で両者の作品の展示会を共同で開催した。

2007年の時点で、ジローはジャン・ヴァン・アムの原作による『La Version irlandaise』と題された『XIII』シリーズのエピソードを執筆中である。ジローによる『XIII』の新刊は、通常のヴァン・アム作、ウィリアム・ヴァンス画による『Le Dernier Round』と共に、2007年11月に発行が予定されている[要出典]

ジローと宮崎監督は互いのファンであり、長年の親交を保っている。宮崎監督はジローがメビウス名義で発表した『アルザック』から多大な影響を受けたと語っている。ジローは『風の谷のナウシカ』にちなんで、長女を Nausicaä と名付けている[1][2]。2004年にはパリで共同展示会を開催した。

菜食主義者であり、みんなで食事をするときも一人離れて食べていたという[3]

[編集] 主要作品

  • 『ブルーベリー』シリーズ Blueberry (1963年 - )
  • アルザックArzach (1976年、メビウス名義)
  • Le Garage Hermétique de Jerry Cornelius (1976年 - 1980年、メビウス名義)
  • アンカル』シリーズ L'Incal (1981年 - 1988年、メビウス名義)
  • Le Monde d'Edena (1985年 - 2001年、メビウス名義)
  • 『シルバーサーファー:パラブル』 Silver Surfer: Parable (1988年 - 1989年、メビウス名義)
  • B砂漠の40日間40 days dans le desert (1999年、メビウス名義)
  • Halo Graphic Novel (2006年)

[編集] 映画作品

  • エイリアン』(1979年、初期コンセプトおよびノストロモ号の宇宙服デザイン)
  • 時の支配者』(1982年、美術デザイン)
  • トロン』(1982年、舞台およびコスチュームデザイン)
  • Masters of the Universe (1987年、舞台およびキャラクターデザイン)
  • ウィロー』(1988年、クリーチャーデザインおよびストーリーボード)
  • アビス』(1989年)
  • リトル・ニモ』(1989年、脚本)
  • フィフス・エレメント』(1997年、デザイン)

[編集] ビデオゲーム

[編集] アニメーション

[編集] 参考文献

  1. ^ Bordenave, Julie, Miyazaki Moebius : coup d'envoi, AnimeLand.com, http://www.animeland.com/index.php?rub=articles&id=618 2008年5月18日閲覧。 
  2. ^ 三鷹の森ジブリ美術館, ed., 美術館日誌 2002年08月01日 (木), 徳間記念アニメーション文化財団, http://www.ghibli-museum.jp/diary/004624.html 2008年5月18日閲覧。 
  3. ^ 大塚康生『作画汗まみれ』

[編集] 関連項目

  • バンド・デシネ
  • 宮崎駿
  • 谷口ジロー - 谷口の漫画作品『イカル』では、ジローがメビウス名義で原作を務めた。名前が共にジローなのは偶然である。
  • 大友克洋 - その作風は、ジローから多大な影響を受けている。

[編集] 外部リンク

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