ジャベリン (地対空ミサイル)

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ジャベリン
Javelin surface to air missile launcher.JPEG
イギリス陸軍の可搬式3連装発射機
種類 近距離防空ミサイル
製造国 イギリスの旗 イギリス
製造 タレス・グループ
性能諸元
ミサイル直径 0.076m
ミサイル全長 1.39m
ミサイル重量 24.3kg(システム全体)
弾頭 高性能炸薬(2.74kg)
信管 直撃および近接信管
射程 300-4,500m(対固定翼機)
300-5,500m(対回転翼機)
推進方式 固体ロケット・モーター
誘導方式 無線SACLOS
飛翔速度 マッハ1+
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ジャベリン英語: Javelin)は、イギリスが開発した近距離防空ミサイル。先行するブローパイプの改良型。

概要[編集]

ジャベリンは、イギリス第2世代の携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)として、1979年より開発された。第1世代のブローパイプは、オペレーターがジョイスティックによる手動操縦で目標まで誘導するという手動指令照準線一致誘導方式(CLOS)を採用しており、高速で機動する攻撃機に対しては、十分な有効性を確保することができなかった。このことから、より自動化された無線式半自動指令照準線一致誘導方式(SACLOS)を採用するように改良したのがジャベリンである。また、弾頭もやや大型化されているが、ミサイルの空力設計などは多くがブローパイプと同様であり、ミサイルの前方翼は折りたためないことから、発射チューブの前半分が太くなっている。

ジャベリンは、基本的には携行式の地対空ミサイルであり、専用の小型ランチャーもしくは肩撃ち方式により発射される。SACLOS方式の採用により、誘導にあたっては、フレアなどの誘導妨害には強いが、の影響を受けやすい。また、敵機の主な捜索方式は、目視およびテレビカメラによるものである。

イギリス陸軍では1984年より就役を開始し、アフガニスタン紛争でも少数がムジャーヒディーンに供与されて使用されたと言われている。しかし、無線SACLOS方式でも航空機の追尾が難しかったことから、レーザーSACLOS方式を採用したスターバースト・ミサイルに更新されて、1993年には退役した。

運用国[編集]

出典・脚注[編集]

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  • Jane's Land-Based Air Defence 2005-2006, ISBN 0-7106-2697-5
  • www.fas.org. “Javelin (HTML)” (英語). 2010年1月6日閲覧。