ジャパンセブンズ選手権大会

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ジャパンセブンズ

なの花薬局ジャパンセブンズ2018
(2018年7月1日撮影)
開始年 1993
主催 日本ラグビーフットボール協会
加盟国 日本の旗 日本
公式サイト
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ジャパンセブンズ選手権大会(―せんしゅけんたいかい)は、日本ラグビーフットボール協会主催の7人制ラグビーの全国大会。後に「ジャパンセブンズ」として開催され、7人制版の日本選手権と言われていた。2018年7月1日開催の大会が最後となった[1][2]

歴史[編集]

1993年に第1回大会が開催。大学・社会人の強豪チームを集めて秩父宮ラグビー場で7人制日本一を決めていた。

1995年から1999年までは海外のチームを招待して「カンタベリー・ジャパンセブンズ国際大会」として行われていたが。2000年IRBセブンズワールドシリーズが始まると、国際大会の部が「ワールドセブンズTOKYO」として分離された。

また、1998年より行われてきた高校セブンズラグビーフットボール選手権大会が高校の部として2002年に統合。同時に女子の部も設立された。

しかし、2003年を最後に大会を縮小。女子は「Japan Women's Sevens」に統合され、高校の部のみ江戸川区陸上競技場で開催された。

2009年からは日本オリンピック委員会(JOC)より「JOCジュニアオリンピックカップ」の一つに認定され、大会の最優秀選手(MVP)には「JOCジュニアオリンピックカップ」が授与される。同年は葛飾区総合スポーツセンターで開催。

なお、2016年リオデジャネイロオリンピックで7人制ラグビーが加わることに伴い、一般の部を復活させることも検討している。2010年4月25日に秩父宮で「セブンズフェスティバル2010 in TOKYO」の名で全国大会開催が決定した[3][4]

2011年東日本大震災の影響もあり中止。

2012年には「東京セブンズ」が開催された。

2013年5月26日、7人制日本一を決める大会として森永製菓特別協賛の「ウィダージャパンセブンズ2013」が秩父宮で開催される[5]2014年は「ジャパンセブンズ2014」として開催[6]2015年は「inゼリー ジャパンセブンズ2015」として7月5日に開催時期を移す[7]

女子7人制は、「ウィメンズセブンズシリーズ」とたびたび開催時期が重なり、この大会では女子の部が非開催となることがあった。

2016年よりファーマホールディング(現メディカルシステムネットワーク)特別協賛の「なの花薬局ジャパンセブンズ」として開催[8]。2018年7月1日、秩父宮ラグビー場で開催された大会が最後となった[1][2]

大会方式[編集]

予選プールは3チーム1組の3プールに分けてラウンドロビン方式で行う。

決勝プールは予選各プール1位・2位・3位がそれぞれカップ・プレート・ボウルに進み、再びラウンドロビンで争う。カップ1位が大会の優勝となる。

歴代優勝チーム[編集]

第1回〜第11回[編集]

ジャパンセブンズ 備考
1 1993 明治大31-5本田技研鈴鹿
2 1994 サントリー49-7リコー
3 1995 フィジー47-26ニュージーランド 国際大会となる
4 1996 フィジー61-5ニュージーランド
国際 国内 備考
5 1997[9] フィジー54-19ニュージーランド 東芝府中54-19NEC 国際・国内を分割
6 1998 ニュージーランド24-7フィジー ケンブリッジ大33-7神戸製鋼
7 1999 ニュージーランド12-7フィジー 神戸製鋼45-0三洋電機
ジャパンセブンズ 備考
8 2000 サントリー40-14ヤマハ発動機 国際の部を分離
9 2001 サントリー41-19ワールド
社会人 大学 女子 高校 備考
10 2002 トヨタ自動車28-24サントリー 関東学院大24-19法政大 女子日本代表15-0日本体育大女子 中国17-12北信越
エクスパンション 女子 高校 備考
11 2003 トヨタ自動車35-24サニックス 女子日本代表 九州

第12回〜第18回[編集]

高校 備考
12 2004 近畿選抜 高校の部のみに縮小
13 2005 関東選抜
14 2006 近畿選抜
15 2007 近畿選抜
16 2008 九州選抜
17 2009 九州選抜 葛飾区総合スポーツセンターに移す
18 2010 関東選抜 江戸川区陸上競技場

2013年以降[編集]

男子 女子
優勝 結果 準優勝 優勝 結果 準優勝
2013 リコー 28-26 東芝 日本体育大女子 24-7 Rugirl-7
2014 リコー 33-26 帝京大学 Rugirl-7 15-5 日本体育大女子
2015 神戸製鋼 31-24 帝京大学 非開催[10]
2016 大東文化大学 33-28 帝京大学 Rugirl-7 29-21 TKM
2017 SDS[11] 28-19 トヨタ自動車 非開催
2018 SDS 33-10 東海大学 非開催

脚注[編集]

  1. ^ a b なの花薬局ジャパンセブンズ2018”. RUGBY JAPAN 365. 2022年12月23日閲覧。
  2. ^ a b 「なの花薬局ジャパンセブンズ2018」当日イベント情報”. 日本ラグビーフットボール協会. 2022年12月23日閲覧。
  3. ^ 7人制全国大会 4・25に開催決定 - スポーツニッポン 2010年3月25日
  4. ^ 「セブンズ フェスティバル 2010 in TOKYO」4月25日に開催 - 日本ラグビーフットボール協会 2010年4月19日
  5. ^ ウイダージャパンセブンズ2013 大会概要のお知らせ 日本ラグビーフットボール協会 2013年5月2日
  6. ^ 「ジャパンセブンズ2014」開催のお知らせ 日本ラグビーフットボール協会 2014年4月29日
  7. ^ 「inゼリー ジャパンセブンズ2015」を7月5日(日)に開催 - 日本ラグビーフットボール協会 2015年3月9日
  8. ^ なの花薬局ジャパンセブンズ 2016 協賛のお知らせ 株式会社メディカルシステムネットワーク 2016年6月27日
  9. ^ NIKE JAPAN SEVENS 1997 2022年2月1日
  10. ^ 代わりとして女子セブンズ日本選抜vs女子セブンズニュージーランド・オークランド州代表のエキシビジョンマッチが行われた。
  11. ^ SDS - Sevens Development Squad

関連項目[編集]

外部リンク[編集]