ジャネット・イエレン

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ジャネット・イエレン


第15代連邦準備制度議長
任期
2014年2月3日 – 2018年2月3日
前任者 ベン・バーナンキ

任期
2010年10月4日 – 2014年2月3日
前任者 ドナルド・コーン

任期
2004年6月14日 – 2010年10月4日
前任者 ロバート・T・パリー
後任者 ジョン・C・ウィリアムズ

任期
1997年2月13日 – 1999年8月
大統領 ビル・クリントン
前任者 ジョセフ・スティグリッツ
後任者 マーティン・N・ベイリー

任期
1994年8月12日 – 1997年2月17日
指名者 ビル・クリントン

出生 1946年8月13日(68歳)
ニューヨーク州ブルックリン
民族 ユダヤ人
配偶者 ジョージ・アカロフ
母校 イェール大学 (Ph.D.)
ブラウン大学 (A.B.)
Fed議長 ベン・バーナンキによって宣誓をさせられるイエレン, 2010年10月.

ジャネット・ルイス・イエレンJanet Louise Yellen1946年8月13日 - )は、ニューヨーク州ブルックリン生まれのアメリカ合衆国経済学者。第15代連邦準備制度理事会議長(在任:2014年 - )。FRB史上初の女性議長である[1]

ビル・クリントン政権の大統領経済諮問委員会委員長(在任:1997年 - 1999年)、サンフランシスコ連邦準備銀行総裁(在任:2004年 - 2010年)、連邦準備制度理事会の副議長(在任:2010年 - 2014年)を歴任した。夫は2001年ノーベル経済学賞を受賞したジョージ・アカロフである。

略歴[編集]

業績および賞[編集]

FRBでの実務[編集]

Data Source: FRED, Federal Reserve Economic Data, Federal Reserve Bank of St. Louis: St. Louis Monthly Reserves and Monetary Base; http://research.stlouisfed.org/fred2/series/AMBSL; accessed 2014-02-12."Federal Reserve Bank of St. Louis

イエレンは前副議長として、アメリカの2008年ごろ以降の経済危機に対して、マネタリーベースの大幅な増加による大規模な量的金融緩和政策に参画した(右図)。最終的にマネタリーベースは4兆ドルを超えた。この量的金融緩和政策はアメリカの経済を良好に回復させたとして高い評価が見受けられる。

バーナンキやイエレンが率いる米連邦準備理事会は長期にわたる金融緩和により、景気がある程度回復したと見ると、2013年末から月100億ドルずつの量的金融緩和の縮小を開始し、10カ月ほどで量的金融緩和によるマネタリーベースの増加は終了すると見られている。バーナンキの退任の後、イエレンが新議長になった後もイエレンはその方針を踏襲している(ベン・バーナンキの項などを参照)。

イエレン新議長は2014年5月8日行った上院予算委員会での証言で、適切なバランスシートの規模について政策の正常化が進行するまで決定を急がない考えを示し、危機前の水準に戻すには5-8年近く要する可能性があると指摘した[5]。その後、2014年5月19日、バーナンキは「利上げは経済が正常化に向かっていることを示すため、利上げの時期が来ることを望む」、「金融政策の正常化に伴い、バランスシートを正常化させる必要はない」との見解を示した[6]

2014年8月20日、米連邦準備理事会は、先月分の連邦公開市場委員会議事要旨を公開し、(将来予定される)最初の利上げ後も当面、保有証券の償還資金再投資を継続することに「ほとんどの」参加者が賛成していると公表した[7]

2014年8月22日、イエレンはアメリカの失業率が予想以上に速いペースで低下したことを指摘しつつも、失業率のみを指標として米労働市場の健全性を判断するには不十分と強調し、入手される指標や情報に基づき、(予想される将来の利上げなどの)政策を柔軟に決定することを再度主張した[8]

家族[編集]

著作[編集]

  • "The Fabulous Decade: macroeconomic Lessons from the 1990s" (with Alan Binder), The Century Foundation Press, New York, 2001 (邦訳はアラン・ブラインダー、ジャネット・イエレン著、山岡洋一訳『良い政策 悪い政策ーー1990年代アメリカの教訓』日経BP社、2002年)
  • "Trends in Income Inequality and Policy Responses," Looking Ahead, October 1997 and James Auerbach and Richard Belous, eds., "The Inequality Paradox: Growth of Income Disparity," National Policy Association, 1998
  • "The Continuing Importance of Trade Liberalization," Business Economics (1998).
  • "Monetary Policy: Goals and Strategy," Business Economics (July 1996).
  • "An Analysis of Out-of-Wedlock Childbearing in the United States," (with George Akerlof and Michael Katz). Quarterly Journal of Economics (May 1996).
  • "East Germany In From the Cold: The Economic Aftermath of Currency Union" (with George Akerlof, Andrew Rose, and Helga Hessenius), Brookings Papers on Economic Activity 1991:1.
  • "How Large are the Losses from Rule of Thumb Behavior in Models of the Business Cycle?" (with George Akerlof) in Willima Brainard, William Nordhaus, and Harold Watts, eds. Money, Macroeconomics and Economic Policy: Essays in Honor of James Tobin, Cambridge, Mass.: MIT Press (1991).

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ イエレン氏が2月1日に米FRB議長就任、3日に宣誓式ロイター 2014年1月31日 2014年2月2日閲覧)
  2. ^ Asahi Digital
  3. ^ 斉場保伸 (2014年1月7日). “FRB イエレン議長承認”. 東京新聞. http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014010702000249.html 2014年1月9日閲覧。 
  4. ^ Raff, D., and Summers, L. (1987), “Did Henry Ford pay efficiency wages?”, Journal of Labor Economics, Oct 1987
  5. ^ バランスシート、5-8年で危機前水準に=米FRB議長 Reuters 2014年5月9日
  6. ^ 米FRB、バランスシート縮小の必要なし=バーナンキ前議長 Reuters 2014年5月20日
  7. ^ UPDATE 4-労働市場は急速に回復、早期利上げには不十分 Reuters 2014年8月20日
  8. ^ 労働市場は依然回復途中、実用的な政策判断必要=イエレン議長 Reuters 2014年8月23日

関連項目[編集]