ジャック坂崎

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ジャック 坂崎(ジャック さかざき、1946年 - )は、熊本県出身のスポーツビジネスマネージャー。本名・坂崎和憲ジャック。「ジャック・K.坂崎」名義で著書がある。ジャパン・スポーツ・マーケティング株式会社顧問。カリフォルニア大学バークリー校卒業。

経歴・人物[編集]

米国で生まれた日系人の母と、熊本在住の父との間に生まれた日系3世。1957年10歳の時に家族とともにカリフォルニア州に移住し、アメリカンフットボール野球柔道など様々なスポーツに親しむ。カリフォルニア大学バークレー校卒業後に来日。74年、英字紙ジャパンタイムズに掲載されたスポーツマネージメント企業IMGジャパンの求人広告に応募し入社。テニス大会のマーケティングなどを担当する。プロテニス選手、ビョルン・ボルグヤマハとのスポンサー契約がこじれたことがきっかけとなりIMGを退社。

テレプランニングを経て、78年、株式会社ウエスト・ナリー・ジャパンを設立(87年、J.坂崎マーケティング株式会社に社名変更)。以後、サッカーのクラブ世界一決定戦トヨタカップ[1]NECフェデレーションカップTDK世界陸上などを企画・実現させる。サッカーW杯フランス大会アジア最終予選のテレビ放映権とマーケティングをすべて担当。長野五輪公式スポンサーIBMのマーケティングを担当。また、メジャーリーグの日本代表として、日米野球の開催やメジャーリーグの日本での公式戦開催にも携わった。

2006年、芸能人やスポーツ選手などが所属するプロフェッショナル・マネージメント株式会社と、ケビン山崎が経営するトレーニングジムであるトータル・ワークアウトをJ.坂崎マーケティングが吸収合併し、社名をジャパン・スポーツ・マーケティングに変更した。

著書[編集]

  • 「フェアプレイ ワールドカップを売った日系人」(日経BP社、1998年2月)
  • 「ワールドカップ 巨大ビジネスの裏側」(角川書店、2002年5月)

テレビ出演[編集]

  • スポーツジャーナル マーティーズBAR(BS日テレ、2009年7月12日)

ほか

脚注[編集]