番狂わせ

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番狂わせ(ばんくるわせ)とは、勝負や試合などにおいてほぼ勝つと思われていたチームもしくは人が負け、ほぼ負けると思われていた(ノーマークだったもしくは捨て石だった)チーム、人が勝つことである。また、このような定義に当てはまらず、圧倒的な実力差で決着するとみられた勝負で接戦となる場合などにも使われることがある。

目次

[編集] 概要

しばしば、野球ボクシング公営競技競馬競輪競艇オートレース)、大相撲サッカーなどにおいて見られる出来事である。一回このようなことが起こると、順位争いや予想に大きな狂いが生じたり、強いチーム(人)がつぶされるためにあとあと弱いチーム(人)で接戦が行われたり、行く末が分からなくなることがよくある。またこのようなことにおいて少なからず罵声合戦や、暴動じみたことによくつながる元ともなる。

スポーツ以外でも芸能分野の賞レースの決勝大会などで有力選手の不調やノーマークの選手が本領発揮したことで起こることも多い。

起こりうる事象として、大相撲においては座布団が舞い、高校野球においてはそのまま勢いで優勝したり、公営競技においては勝馬投票券などの配当が非常に大きな金額になったりすることなどが挙げられる。

番狂わせが起こる要因として、

  • チーム(人)が油断していた。
  • もとから強かったにもかかわらずノーマークだった。
  • 強いチームの主力欠員。
  • 情報量不足(情報量収集量の多さ)。
  • 有力選手のコンディション不調。
  • 予期せぬ競走展開(競馬の場合は大逃げや落馬などの競走中止など)。

等が上げられる。

だが、番狂わせこそ真剣勝負の世界であり、醍醐味だとして楽しみ見る人もいる。

[編集] 英語における用法

英語において、日本語の「番狂わせ」に相当する、上位にランクされた他の競技者を打ち負かすことを意味する語として、upset と giant-killing がある。

Upset

本来の語源は定かではないが、通俗的には、1919年にサラトガ競馬場で行われたサンフォードメモリアルステークスにおいて、アメリカ競馬史上最強馬の一頭に数えられる競走馬マンノウォー(1917年生、21戦20勝)を唯一破った馬 Upset (1917年生)に由来すると考えられていた。ところが2002年、『ニューヨーク・タイムズ』 紙のオンライン版[1]データベース全文検索能力を調査していた辞書調査員 George Thompson は、"upset" の動詞名詞の用例をさかのぼって調べたところ、名詞の用例が1877年には存在していたことを突き止めた[2]。ただし、1919年のサラトガ競馬場での事件が upset の用法を広めることになったのは事実である。また、当然に、Upset の馬名の由来になっていた可能性も否定出来ないが、現在でもしばしば大きなスポーツイベントにおける最初の upset の使用として紹介される。

Giant-killing

直訳すれば 「巨人殺し」 で、日本語の 「大物食い」 に当たる。『旧約聖書』「サムエル記」の 「ダビデゴリアテ」 の説話や、『グリム童話』 の 「勇ましいちびの仕立て屋」 のバリエーションの一つで 『ジャックと豆の木』 と共通点の多い "Jack the Giant Killer" から来ている。日本でもサッカー界のスラング 「ジャイアント・キリング」 として使われている。

[編集] 過去に起きた主な番狂わせの例

[編集] サッカー

1966年7月19日、ミドルズブラで行われた1次リーグ第3戦で、イタリアが北朝鮮に0-1で敗れた。これによりイタリアは1次リーグ敗退が決まり、帰国後ローマの空港でファンから腐ったトマトの雨を浴びた。

[編集] 脚注

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[編集] 類似表現

  • 大物食い
  • 金星 - 相撲(相撲における番狂わせは金星を参照せよ)
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