ジプシー男爵

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ジプシー男爵』(ジプシーだんしゃく、Der Zigeunerbaron)は、ヨハン・シュトラウス2世オペレッタ。『こうもり』に次いで有名である。1885年10月24日、シュトラウスの60歳の誕生日の前日に、『こうもり』と同じくウィーンアン・デア・ウィーン劇場で初演された。

ハンガリー人の作家ヨーカイ・モール (Jókai Mórの短編小説『シャーッフィ』(Sáffi)を基に、ハンガリー人ジャーナリストのイグナーツ・シュニッツァー(Ignaz Schnitzer)が書き上げた台本には、ハンガリー情緒がふんだんに盛り込まれている。わずか6週間で書き上げたといわれる『こうもり』とは異なり、シュトラウスはこの作品を2年の歳月をかけて作曲した。初演は大成功を収め、以後ハンガリーを題材にしたオペレッタが数多く作曲され、人気を博していくことになる。序曲や第3幕で演奏される凱旋の入場行進曲、そして劇中で使われるワルツを用いて作曲された「宝(宝石)のワルツ(Schatz-Walzer)」などは、演奏会で単独でも演奏される。

関連項目[編集]

  • 2010年9月に宝塚歌劇団月組公演として、現代版ミュージカルとしてリメイクされる作品が上演された。タイトルは、同名の『ジプシー男爵』。脚本・演出は谷正純。主演は霧矢大夢