ジブラルタルトンネル

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ジブラルタルトンネルは、ジブラルタル海峡を横断する計画の鉄道トンネルである。アフリカヨーロッパを結ぶトンネルとして構想されている。

ジブラルタル海峡は最も狭い場所で水深900m、幅14km であり、またはトンネルによって両岸を結ぶ計画は1980年代から存在した。英仏海峡トンネルにおいて両政府が行ったのと同様に、スペインモロッコの両政府は海底トンネルの建設可能性を共同調査してきた。

現在の技術では全長約14km のトンネルから排気ガス換気できないため、化石燃料を動力とする自動車用トンネルの計画は放棄された。その後3年の鉄道トンネルの調査結果が2003年に発表された。プロジェクトはスペインとモロッコの公的企業により出資されることとなる。

ジブラルタル海峡の位置(地図)
ジブラルタル海峡の位置(地図)
ジブラルタル海峡

過去の計画[編集]

アメリカとイギリスのエンジニアのグループが橋の建設に関して調査を行ったことがある。この橋は吊り橋トラス橋の複合設計であり、主塔の高さは900m以上と既存の橋をはるかに凌ぐ大きさであった。しかし、900m という水深のため計画は廃案となった。また潮流が強く船舶通航も多いため、浮橋の利用は選択肢となりえなかった。

計画[編集]

2003年12月にスペインとモロッコは鉄道網連結のための海底トンネルの建設の調査に同意した。トンネル内の軌間標準軌(軌間1435mm)となる見込みであり、スペインで鉄道網の主要部を広軌から標準軌へ変換する予定の時期と合致している。

2006年末にスイスの建築設計会社である Lombardi Engineering Ltd, がトンネル建設を請け負い、2008年には先行調査が終了する見込みである。同社によれば、英仏海峡トンネル建設時との主な違いは、海峡の深さと地質の状態である。この地域の海底はドーバー海峡よりも不安定な地質で、アゾレス-ジブラルタル・トランスフォーム断層が海峡を割って通っており、大地震震源であることも知られている。

全長39km の単線トンネル2本からなり、両トンネルはサービストンネルにより接続される。建設には15年を要し、2025年の開通を見込む。建設費用は未発表だが、過去の予測では少なくとも50億ユーロを要するとしている。初年度には900万人の旅客が利用する予定である。

トンネルはタンジェ近郊のマラバタ岬(w:Cape Malabata)とジブラルタルから40km 西方のパロマ岬(Punta Paloma)を結ぶ予定である。この部分は300mの深さがある。当初の計画は最も狭い場所で海峡を通過するものだったが、900m もの水深のために廃案となった。300m であってもノルウェーで2008年2月23日に開通したEiksundトンネル(海面下264m)を凌ぎ、計画があるトンネルとしては世界で最も深くを通過する。