シルダリヤ川

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アラル海とアムダリヤ川(下)、シルダリヤ川(上)

シルダリヤ川(〜がわ、Syr Darya/Sīr-Daryā سیردریا)は、天山山脈の2箇所(キルギスと東部ウズベキスタン)に源を発し、南部カザフスタンを北西へ向かって流れ、アラル海に注ぐ。延長2,212 km。

[編集] 名称

「ダリヤー(ダルヤー)」 Daryā は、ペルシア語で「海、川」の意味なので、シル川スィル川と表記する場合も見られる。

ギリシア語文献ではヤクサルテス ὁ Ιαξάρτης / Jaxartes, Yaxartes の名前で記されている川で、10世紀頃のペルシア語の地理書ではフシュラト川 رود خشرت rūd-i Khushrat とも呼ばれており、アラビア語ではサイフーンسيحونSayḥūn と称されていた。

[編集] 概要

上流部のフェルガーナ地方ではフジャンド川とも呼ばれており、最上流部のナリン川はキルギスタン領内のイシク・クル(イシク湖)に近い天山山脈を水源とし、フェルガーナ中部でウズベキスタン領であるアンディジャーンの下流で合流する。

流域には、宇宙基地で知られるバイコヌールなどの工業都市が存在する。

中上流域には古代にソグド地方を形成したタシュケント(古名チャーチュ)など有力な都市が多く存在した。この地域をイスラームの征服以降、マーワラーアンナフルと称したが、その東辺はシルダリア川流域地域を指し、「トルキスタン」とはもともとこれよりも東のイスラーム化があまり進行していないテュルク系の人々の住む地域を指していた。

1960年代以降、旧ソ連の「自然改造計画」によりアムダリヤ川と共に灌漑が行なわれ、周辺地域では綿花の増産に成功した。しかし、両河川からの流入量が激減したアラル海は急速に縮小し、周辺地域の環境悪化を招いている。

[編集] 関連項目

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