ショーン・フィギンズ

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ショーン・フィギンズ
Chone Figgins
ロサンゼルス・ドジャース #18
Chone Figgins on August 7, 2010.jpg
マリナーズ時代(2010年8月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州リアリー
生年月日 1978年1月22日(36歳)
身長
体重
5' 8" =約172.7 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 三塁手二塁手遊撃手外野手
プロ入り 1997年 MLBドラフト4巡目(全体132位)コロラド・ロッキーズから指名
初出場 2002年8月25日
年俸 $8,000,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デスモンド・デショーン・フィギンズ(Desmond DeChone Figgins, 1978年1月22日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州リアリー出身のプロ野球選手MLBロサンゼルス・ドジャース所属。Choneというスペリングは、ショーンと読む。Figginsに関しては、フィギンズという表記とフィギンスという表記に分かれるが、フィギンズと濁って表記される場合が多い。

右投両打のユーティリティープレイヤー。内野手登録にはなっているが、三塁手二塁手遊撃手の他、外野手としても出場している。2006年に至っては内野手よりも外野手として出場した試合数の方が多い。

経歴[編集]

ロッキーズ傘下時代[編集]

1997年に、ドラフト4巡目(全体132位)でコロラド・ロッキーズから指名を受けプロ入した。この年ルーキーリーグ54試合に出場し、リーグ最多の6三塁打、リーグ3位の30盗塁を記録した[2]

エンゼルス時代[編集]

2001年7月13日にキメラ・バーティーとのトレードでアナハイム・エンゼルスへ移籍し、プロ6年目となる2002年、3Aのソルトレイク・ビーズで125試合に出場し、打率.305、球団新記録となる18三塁打と39盗塁を記録した[3]

その後、8月25日にメジャーデビューを果たした。この年はメジャーで15試合に出場。ワールドシリーズでは代走として出場し、メジャー1年目でワールドチャンピオンの一員となった。2003年、3Aとメジャーの昇格と降格を繰り返し、メジャーで71試合に出場し、打率.296、13盗塁を記録し、3Aでは球団史上歴代2位となるシーズン15三塁打を記録した[4]

2004年初めて1年を通してプレーをした。5月14日のオリオールズ戦では6打数5安打6打点を記録し、2回には球団史上バック・ロジャース(1961年9月29日)以来となるメジャー初本塁打が満塁本塁打となった[5]。延長10回には決勝打を放ち、チームの勝利に貢献。8月10日にシーズン14三塁打目を放ち、球団シーズン最多三塁打を更新し[6]、この年リーグ2位の17三塁打を記録した。盗塁ではカール・クロフォードイチローに次ぐリーグ3位の34盗塁を記録した。レッドソックスとのディビジョンシリーズでは14打数で2安打の成績でチームも敗退した。

2005年はこの年のメジャー最多、球団史上ミッキー・リバース1975年に記録した70盗塁に次ぐ62盗塁を記録し[7]、球団史上初のシーズン100得点・50盗塁を達成した[8]。10月1日のレンジャーズ戦で2安打を放ち、ジョニー・レイスイッチヒッターとしての球団シーズン安打記録184(1988年)を更新し[9]、最終的に186まで記録を伸ばした[8]

2006年開幕前に3年総額1,050万ドルで契約延長した[8]。この年、タンパベイ・デビルレイズカール・クロフォードに次ぐリーグ2位の52盗塁を記録した。9月16日サイクル安打を、9月29日にランニングホームランを達成した。球団史上初めて同じ年にサイクル安打とランニングホームランを達成した[10]

右手の骨折により出遅れ[11]。、2007年シーズン初出場は4月30日。5月30日時点で打率は.133だったが[12][13]、それ以降の打率はメジャー1位となる.381を記録[13]。6月には115打数53安打でダリン・アースタッド2000年4月に記録した球団月間最多安打記録48本を更新した[14]。7月15日に自己最多タイの1試合3盗塁を決め、ゲーリー・ペティスの球団通算盗塁記録187を更新した[15]。最終的に自己最高、リーグ6位となる打率.330を記録。打率が上昇したのはゴロを打つバッティングに徹するようになり、快足が生きるようになったためである[16]

2009年オールスターに初めて選出され、リーグ最多の101四球を記録し、出塁率は自己最高の.395を記録した。11月6日にFAとなった。

マリナーズ時代[編集]

2009年12月8日にシアトル・マリナーズと4年総額3,600万ドル(5年目はオプション)の契約で合意[17]。1年目の2010年は主に2番セカンドでイチローと1・2番コンビを組み出塁率.340、42盗塁、リーグトップの17犠打など2番として堅実なパフォーマンスを示した。翌2011年は大スランプに陥り、打率は2割を切り長所の出塁率も2割5分を切るなど散々な成績を残してしまった。

2012年エリック・ウェッジ監督の提言により、イチローが3番に移動、代わりにフィギンズが1番に入った。前年までの大スランプから再起をかけたシーズンであったが、大スランプからの脱出できず、打率も1割台のままであった。1番打者としてイチローの代役をまるで務められず、批判を集める結果となってしまい、5月4日に監督のアナウンスにより控えに降格。その後は出場機会がほとんどなく、最終的に打率.181、出塁率.262で盗塁4(1盗塁死)という悲惨極まりない成績となってしまった。しかし契約は来年も残っており、フィギンズは心的疲労・ストレスから「マリナーズから脱出したい」と思うに至ってしまっている[18]。マリナーズに来てからのこれらの惨状の原因は一切不明であり、憶測のみが飛び交っている。オフの11月20日に40人枠から外され[19]、戦力外になった。来季の年俸800万ドル(約6億6000万円)の契約が残っており、フィギンズにはこの全額がマリナーズから支払われる[20]

マーリンズ傘下時代[編集]

2013年2月8日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだが[21][22]、そのおよそ1カ月後に解雇された[23][24]

ドジャース時代[編集]

2014年1月24日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[25]。3月17日にメジャー契約を結んだ。

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2002 ANA
LAA
15 12 12 6 2 1 0 0 3 1 2 1 0 0 0 0 0 5 1 .167 .167 .250 .417
2003 71 277 240 34 71 9 4 0 88 27 13 7 6 4 20 0 0 38 1 .296 .345 .367 .712
2004 148 638 577 83 171 22 17 5 242 60 34 13 10 2 49 0 0 94 6 .296 .350 .419 .769
2005 158 720 642 113 186 25 10 8 255 57 62 17 9 5 64 1 0 101 9 .290 .352 .397 .749
2006 155 683 604 93 161 23 8 9 227 62 52 16 5 7 65 1 2 100 6 .267 .336 .376 .712
2007 115 503 442 81 146 24 6 3 191 58 41 12 2 8 51 0 0 81 7 .330 .393 .432 .825
2008 116 520 453 72 125 14 1 1 144 22 34 13 2 0 62 3 3 80 7 .276 .367 .318 .685
2009 158 729 615 114 183 30 7 5 242 54 42 17 8 4 101 0 1 114 8 .298 .395 .393 .789
2010 SEA 161 702 602 62 156 21 2 1 184 54 42 15 17 6 74 0 3 114 19 .259 .340 .306 .646
2011 81 313 288 24 54 11 1 1 70 15 11 6 2 2 21 1 0 42 6 .188 .241 .243 .484
2012 66 194 166 18 30 5 2 2 45 11 4 1 7 2 19 0 0 48 3 .181 .262 .271 .533
通算:11年 1244 5284 4641 700 1285 185 58 35 1691 402 337 118 68 40 526 6 9 817 73 .277 .349 .364 .713
  • 2012年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • ANA(アナハイム・エンゼルス)は、2005年にLAA(ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)に球団名を変更

獲得タイトル・記録[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Chone Figgins Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年10月10日閲覧。
  2. ^ Chone Figgins 1997 Career Highlights” (英語). 2008年4月15日閲覧。
  3. ^ 2002 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月6日閲覧。
  4. ^ 2003 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月6日閲覧。
  5. ^ BALTIMORE (AP) (2004年5月14日). “Palmeiro moves into 12th on HR list” (英語). ESPN.com. 2009年12月10日閲覧。
  6. ^ ANAHEIM, Calif. (AP) (2004年8月10日). “Tejada goes 3-for-5, has 5 RBI” (英語). ESPN.com. 2009年12月10日閲覧。
  7. ^ Los Angeles Angels of Anaheim Top 10 Batting Leaders” (英語). Baseball-Reference.com. 2009年12月10日閲覧。
  8. ^ a b c Scarr, Mike (2006年1月14日). “Angels lock up Figgins, Rivera Players avoid arbitration by signing multiyear deals” (英語). MLB.com. 2009年12月10日閲覧。
  9. ^ ARLINGTON, Texas (AP) (2005年10月1日). “Angels win for 13th time in 15 games” (英語). ESPN.com. 2009年12月10日閲覧。
  10. ^ 2006 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月6日閲覧。
  11. ^ Spencer, Lyle (2007年4月29日). “Notes: Matthews awaits Figgins' return” (英語). MLB.com. 2009年12月10日閲覧。
  12. ^ Chone Figgins 2007 Batting Gamelogs - Baseball-Reference PI” (英語). 2008年2月5日閲覧。
  13. ^ a b 2007 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月6日閲覧。
  14. ^ BALTIMORE (AP) (2007年6月29日). “Huff hits for cycle, first Oriole since 1984; O's fall” (英語). ESPN.com. 2009年12月10日閲覧。
  15. ^ ANAHEIM, Calif. (AP) (2007年7月15日). “Teixeira's homer in 11th completes Rangers' rally vs. Angels” (英語). ESPN.com. 2009年12月10日閲覧。
  16. ^ 村上雅則友成那智 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、198頁。ISBN 978-4-331-51300-2
  17. ^ Associated Press (2009年12月8日). “Figgins, Mariners finalize deal” (英語). ESPN.com. 2009年12月10日閲覧。
  18. ^ http://www.mlbtraderumors.com/2012/10/figgins-wants-out-of-seattle.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
  19. ^ Seattle Mariners cuts ties with Chone Figgins ESPN
  20. ^ マリナーズ、不振続きのC.フィギンズをついに戦力外
  21. ^ Versatile veteran Figgins signs Minor League deal
  22. ^ Marlins Sign Chone Figgins
  23. ^ Marlins release Chone Figgins
  24. ^ [http://www.cbssports.com/mlb/blog/eye-on-baseball/21918423/marlins-release-chone-figgins Marlins release Chone Figgins -CBS]
  25. ^ Ken Gurnick (2014年1月24日). “Figgins' Minor League deal now official”. MLB.com. 2014年1月23日閲覧。

外部リンク[編集]