ショウジョウヒワ

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ショウジョウヒワ
ショウジョウヒワ
ショウジョウヒワ(オス) Carduelis cucullata
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EN.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: アトリ科 Fringillidae
: ヒワ属 Carduelis
: ショウジョウヒワ C. cucullata
学名
Carduelis cucullata Swainson, 1820
和名
ショウジョウヒワ
英名
Red siskin

ショウジョウヒワ(猩々鶸、Carduelis cucullata)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目アトリ科ヒワ属に分類される鳥類。

分布[編集]

コロンビアノステ・デ・サンタンデル県)、ベネズエラ北部

形態[編集]

全長10cm。

オスの成鳥は頭部が黒、背中や肩羽が赤、腰がピンクがかったオレンジ色、尾羽基部(上尾筒、下尾筒)が赤みがかったオレンジ色の羽毛で覆われる。尾羽の色彩は黒い。雨覆は黒く、外縁(羽縁)は赤みがかったオレンジ色。風切羽は赤みがかったオレンジ色。メスの成鳥は全身が灰褐色の羽毛で覆われる。頭頂から後頸、肩羽に暗色斑が入り、胸部や腹部、腰は赤みがかったオレンジ色。

生態[編集]

標高280-1,300mにある森林や林縁、その周辺にある草原や牧草地に生息する。単独もしくはペアで生活する(以前は大規模な群れを形成して生活していた)。

食性は植物食で、種子果実などを食べる。

高木の樹上にお椀状の巣を作り、5-6月と11-12月に卵を産む。

人間との関係[編集]

カナリアとの属間交配により赤みの強いカナリアの作出やオレンジ色の系統の維持が試みられていたが、属が異なることから交配が難しいとされ、交配した個体も単に赤みを帯びる程度に過ぎない。しかしそうして得られた雑種は今日もペットショップの店頭においてよく見かけられる。

開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲により生息数は激減している。ベネズエラでは法的に保護の対象とされているが、密猟されることもある。また飼育下繁殖個体の再導入に対する感染症蔓延の懸念や、生息地の住民に対する保護の啓蒙活動による捕獲圧の増加などの問題がある。トリニダード・トバゴプエルトリコにも人為的に移入された個体群がいたが既に絶滅(前者は1960年、後者は1982年以降発見例がない)している。1981年における生息数は600-800羽と推定されているが、同時期に年に1,000羽の捕獲例があるため過小評価と考えられている。

ワシントン条約附属書I記載種なので取引には厳しい流通規制があるが、飼育下繁殖個体や雑種はその対象外であるため、欧米では累代飼育された個体や、ゴシキヒワやカナリアとの雑種がペットとして多数流通している。ただし日本では雑種個体を除き、ほとんど見かけることはない。またアメリカではそれら飼育下繁殖個体を再野生化に用いる動き[1]もある。

画像[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、100、255頁。
  • 『絶滅危惧動物百科6 サイ(スマトラサイ)―セジマミソサザイ』 財団法人自然環境研究センター監訳、朝倉書店2008年、62-63頁。

外部リンク[編集]