シャルル・エドゥアール・ギヨーム

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Charles Édouard Guillaume
シャルル・エドゥアール・ギヨーム
オートクローム技法による肖像写真(1918年)
生誕 (1861-02-15) 1861年2月15日
スイスの旗 スイス ヌーシャテル州
死没 1938年5月13日(1938-05-13)(77歳)
フランスの旗 フランス セーヴル
国籍 スイスの旗 スイス
研究機関 国際度量衡局
出身校 チューリッヒ工科大学
主な受賞歴 ノーベル物理学賞(1920)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:1920年
受賞部門:ノーベル物理学賞
受賞理由:インバー合金の発見とそれによる精密測定の開発

シャルル・エドゥアール・ギヨーム (Charles Edouard Guillaume、1861年2月15日 - 1938年6月13日[1])はフランス系スイス人の物理学者である。

経歴[編集]

ヌーシャテル州フルリエ出身。祖父はフランス革命時にロンドンに亡命し時計製造を始めた家系であるが、シャルルの父親の代にフルリエに移住した。

チューリッヒ工科大学で学位を得たあと、パリ国際度量衡局に職を得た。

1897年[2]室温付近の温度変化に対して体積膨張の小さい合金インバー1899年[3]時計のギョームテンプ、1913年[1][4]弾性係数変化の少ないエリンバーElinvar )を発明した。1920年に「インバー合金の発見とそれによる精密測定の開発」によりノーベル物理学賞を受賞した。

国際度量衡局の局長をつとめ、温度測定について研究し、ジュネーヴ大学ヌーシャテル大学パリ大学から名誉博士号を贈られた。

パリで死去した[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『時計年表』p.112。
  2. ^ 『時計史年表』p.38。
  3. ^ 『時計史年表』p.60。
  4. ^ 『時計史年表』p.40。

参考文献[編集]

  • 『時計年表』浅井 忠
  • 『時計史年表』河合企画室

外部リンク[編集]