シマリン

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シマリン
Cymarine.png
IUPAC命名法による物質名
(3S,5S,8R,10S,13R,14S,17R)-5,14-dihydroxy-3-((2R,4S,5S,6R)-5-hydroxy-4-methoxy-6-methyltetrahydro-2H-pyran-2-yloxy)-13-methyl-17-(5-oxo-2,5-dihydrofuran-3-yl)hexadecahydro-1H-cyclopenta[a]phenanthrene-10-carbaldehyde
臨床データ
法的規制
?
識別
CAS番号 508-77-0
ATCコード C01AC03
PubChem CID 441853
ChemSpider 390429
UNII UK3LS8435E チェック
ChEMBL CHEMBL1651908 チェック
別名 Cymarine; K-Strophanthin-α; NSC 7522; Strophantin K; WV 90043a; k-Strophanthin-α
化学的データ
化学式 C30H44O9 
分子量 548.665 g/mol

シマリンCymarinまたはcymarine)は、強心配糖体の一種。ラフマアメリカアサ (Apocynum cannabinumに含まれる。アメリカ州の先住民族繊維材料として活用し、中国ではハーブティに利用される[1]

毒性[編集]

ジギタリス配糖体に類似した作用を持つ[2]。ヒトに対しては心毒素として作用し、不整脈の原因となることがある[3]フクジュソウの根にも含まれ、半数致死量(LD50、ネコ静脈注射)は0.095mg/kgと高い毒性を示す[4]心臓病予防の民間療法として服用し、死亡した例がある[4]

分解[編集]

98.7mg/l(25℃)の割合で水に溶解し、加水分解によりストロファンチジンとD-シマロースに分解する。フクジュソウを調理した場合の残留率は、油炒めで37%、おひたしで8%であった[4]

脚注[編集]

  1. ^ Edible and Medicinal plants of the West, Gregory L. Tilford, ISBN 0-87842-359-1
  2. ^ 福寿草(spring adonis)の毒性医薬品情報21 2007/8/17
  3. ^ The Merck Index, 12th Edition, 2830
  4. ^ a b c 佐藤正幸・姉帯正樹「有毒植物フクジュソウ調理品中のシマリン残留量」 (pdf) 、『北海道立衛生研究所報』第61巻、北海道立衛生研究所2011年、 15-19頁。