シマツナソ

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シマツナソ
W taiwantunaso5101.jpg
シマツナソの果実
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: アオイ目 Malvales
: シナノキ科 Tiliaceae Juss.
: ツナソ属 Corchorus L.
: シマツナソ C. olitorius
学名
Corchorus olitorius L.
和名
シマツナソ
英名
nalta jute
モロヘイヤ(茎葉、生)[1]
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 159 kJ (38 kcal)
6.3 g
食物繊維 5.9 g
0.5 g
飽和脂肪酸 0 g
一価不飽和脂肪酸 0 g
多価不飽和脂肪酸 0 g
4.8 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(105%)
840 μg
(93%)
10000 μg
チアミン(B1)
(16%)
0.18 mg
リボフラビン(B2)
(35%)
0.42 mg
ナイアシン(B3)
(7%)
1.1 mg
(37%)
1.83 mg
ビタミンB6
(27%)
0.35 mg
葉酸(B9)
(63%)
250 μg
ビタミンB12
(0%)
(0) μg
ビタミンC
(78%)
65 mg
ビタミンD
(0%)
(0) μg
ビタミンE
(47%)
7 mg
ビタミンK
(610%)
640 μg
ミネラル
カルシウム
(26%)
260 mg
鉄分
(8%)
1.0 mg
マグネシウム
(13%)
46 mg
リン
(16%)
110 mg
カリウム
(11%)
530 mg
ナトリウム
塩分の可能性あり)
(0%)
1 mg
亜鉛
(6%)
0.6 mg
他の成分
水分 86.1 g

成分名「塩分」を「ナトリウム」に修正したことに伴い、各記事のナトリウム量を確認中ですが、当記事のナトリウム量は未確認です。(詳細

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)
100g中の食物繊維[1]
項目 分量
炭水化物 6.3 g
食物繊維総量 5.9 g
水溶性食物繊維 1.3 g
不溶性食物繊維 4.6 g
モロヘイヤの煮込み

シマツナソ(縞綱麻、Corchorus olitorius)はシナノキ科の一年生草本。別名をタイワンツナソナガミツナソジュート。 近年は食材(葉菜)としても流通するようになり、モロヘイヤアラビア語: ملوخية‎‎ ; mulūkhīya[2]、「モロヘイヤ」の発音はエジプト方言による)の名でよく知られるところとなっている。

概要[編集]

北アフリカ原産の植物で、葉は青しそに似た形をしている。種小名 olitorius はラテン語で「野菜畑の」の意味。果実は円筒形でナガミツナソ(長実綱麻)の名はここからくる。日照時間が12時間以下になると開花結実する。

毒性[編集]

この果実は毒性があり、食用に適さない。種子には強心作用のあるステロイド類のストロファンチジン という強心配糖体を含み、摂取すると鬱血性心不全を起こし、死亡することもある[3]。平成8年10月ウシでの死亡例がある[4][5]。通常食用にする葉などには含まれない[6]

薬理作用[編集]

ACE阻害活性のある物質を含有しているため、高血圧の抑制に効果があるとする研究がある[7]

利用[編集]

繊維原料(ジュート)として[編集]

近縁のコウマ(黄麻)とともに「ジュート」(英語: jute)と通称され、繊維原料として利用される。 バングラデシュに於けるジュート生産の4分の1はシマツナソの作付けである。 春に播種し、2-3mに生長したところを刈り、茎を水で醗酵させて繊維を採取する。

食材(モロヘイヤ)として[編集]

若葉を食用とし、刻んだりゆでたりするとツルムラサキ同様、ムチンによる特有の粘りを呈する。 カルシウムカロテンビタミンBビタミンCカルシウム食物繊維などに富む緑黄色野菜の代表格で、抗酸化作用のあるクエルセチンも多く含む。全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」の異名を持つ。

インドや地中海沿岸では古くから食べられていたことが知られている。現在もエジプトなどで栽培が盛んである。 中東北アフリカでは、刻んで肉(羊肉鶏肉牛肉など)と煮込むことが多い。

日本に入ってきたのは1980年代で、飯森嘉助らが「全国モロヘイヤ普及協会」を設立し、普及に努めたところが大きい。現在は日本各地で栽培されるが、宮城県大郷町[8]などが産地として有名。お浸しスープ類、天ぷらなどにするほか、乾燥粉末をパンクッキーの生地に練り込んだりして用いることもある。

栽培[編集]

pH6.0 - 6.5の水はけの良い土地を好み、収穫期は7月から10月、家庭菜園でも容易に栽培が可能である。農家が圃場で大量に栽培する場合、うどんこ病[9]を発生することがある。

参考画像[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 五訂増補日本食品標準成分表
  2. ^ エジプトでは民間語源的に mulūkīya 「諸王のもの」という言葉( < mulūk 「諸王」 < malik 「王」)に結びつけられることが多いという。 モロヘイヤ事始
  3. ^ モロヘイヤの毒性について 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 安全性研究チーム
  4. ^ 牛のモロヘイヤ (Corchorus olitorius L.) 種子中毒 日本獣医師会雑誌 Vol.51 (1998) No.8 P407-410, JOI:JST.Journalarchive/jvma1951/51.407
  5. ^ 身近な食品中の植物性自然毒(モロヘイヤ) 東京都福祉保健局
  6. ^ HPLCによるモロヘイヤ及びその加工品中の強心作用成分の分析 食品衛生学雑誌 Vol.38 (1997) No.6 P412-417_1
  7. ^ 食品中の高血圧抑制物質について 日本食生活学会誌 Vol.10 (1999-2000) No.3 P20-25
  8. ^ モロヘイヤの栽培 大郷町
  9. ^ モロヘイヤに発生したうどんこ病菌 日本植物病理学会報 Vol.65 (1999) No.2 P204-206

出典[編集]

関連項目[編集]


外部リンク[編集]